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日記:20240212〜東京のダンス3〜

 歌舞伎町周辺で昼のライブがあるときはいつも行くスパイシーカリーハウス・半月でお昼ごはん。お店に着いたら順番待ちで並んでいる2人組がいたけど、どうやら忘れ物したか何かでその場を去り、すぐに入店できた。
 今日の日替わりは山椒みそキーマ。いつものようにチキンカレーとのあいがけにキーマポテサラをつけて、ごはんLサイズ(300g)でいただく。あんまり山椒の風味は感じなかったけど、安定の美味しさ。そんなに辛くないのに、食べ終える頃には汗をかいてるスパイス感もこの店の魅力。今後も通おう。

 
 新宿BLAZEフィロソフィーのダンス東京女子流のツーマン『東京のダンス』第3弾を見る。
 まあまあの整理番号で、中央付近3列目あたりで見た。後で会場の記念写真を見たら、後ろまでパンパンに詰まっていて、あの位置で見られたのは僥倖だったなと実感。フィロちゃんを近くで見られる機会はこれからどんどん減っていくだろうから、見られる時には遠慮せず前に行くんだ。

 まず女子流が登場し、2曲でフィロのスにバトンタッチ。『ヒューリスティック・シティ』『テレフォニズム』とシティポップ色の強い曲を披露。女子流は曲名が分かんないけど、今回はブロックごとにお互い空気感の近い曲を並べ合う構成になっていた。

 次のブロックから部分的に相手の曲に参加する形でコラボ曲が登場。ダブライズみたい!と興奮してしまった。ヌュアンスが発明したこの形式、ちゃんと©️NUANCEマーク付きでアイドル界/音楽界に広まってほしい。

 女子流の新井さんが歌い出しだけ歌った『ファイナル・アンサー』で、コラボよりもまずこの曲をやったことにびっくりした。せっかく良い曲なのにライブであまりやらないの残念に感じていたところだったので嬉しい。
 続く『サンバーント・ロマンス』も久しぶり。この曲に限らずだけど、マリリちゃんのアダルトな色気がいつも以上に濃厚だった。とてもつい先日Zepp Haneda でヲタク大暴走していた人と同一人物とは思えない。

 前回、キネマ倶楽部の時に女子流の新井さんに求婚していたハルちゃんが、今回は同棲しようと言い寄っていた。自分の周りの反応を見る限り、フィロのスのファンは「おめでとー笑」みたいな感じで喜んでて、女子流ファンは「いや、それは…」と引き気味だったのがおかしかった。
 同棲申し込んでOKもらえた!不動産屋は目星つけてある!と言い張るハルちゃんに、マリリちゃんが「最近、同意があったかないかで犯罪になることも多いから。あの状況では『はい』と言うしかなかったみたいな」と返していたのが、MC大賞2024候補。おふざけしながらも、ちゃんとした倫理観を持ってて本当に偉い。

 MCといえば、何かの流れでフィロちゃんが「同じ気持ちで」と言ってたので、これは「おんなじキモチ」のコラボ予告か!と思ったら早とちりだった。でも『ヒマワリと星屑』『フォーカス』の全員コラボ、至福の時だったからOK。
 まさか女子流ちゃんまでフォーカス神輿すると思わなかった。女子流のファンの人たちは、ライブ中に「わっしょい!わっしょい!」とか言うの初めてじゃないだろうか。


 昼の部と夜の部の間に、いったんベローチェで休憩。チョコワッフルとルイボスティーをいただいてから、再度BLAZEに戻る。
 今度は200番近い整理番号だったので、通路を挟んだしもて側の柵前で見る。すぐ前に人がいなくて、ある程度見やすくてよかった。 

 夜の部はフィロのスが先行。『Rock★with you』でぶち上げてから『永遠オーバーヒート』!絶対やるだろうと思ってタオル持っていって正解。しっとりシティポップから始まった昼の部とはがらりと表情を変えてきた。
 女子流もわりとアップテンポな曲で、2曲目の『孤独の果て〜月が泣いている〜』では、ななこちゃんが途中から元気に飛び出してきて馬跳びを披露。かわいかった。
 『孤独の果て〜月が泣いている〜』が気になったのでサブスクで聴いてみたら、超初期の曲なんだ。13年前の音源で聴くと当たり前だけど歌声が幼くて、今のほうがずっと曲の奥行きが表現できてて魅力的に聴こえる。

 続いてのブロックでは『シスター』で一気に空気が変わる。先日のフリーライブで披露したダンスバージョンがまた見られて嬉しい。ハルちゃんのY字バランスも復活してたし。

 途中、サンプラーと脚立が運び込まれ、女子流が捌け際にMAINAMINDを紹介しながらサンプラーのボタンを押すと、雨音のSEが流れ出し、傘をさしたMAINAちゃんが現れるという演出に息を呑んだ。
 MAINAちゃん、加茂フェスの時のように観客に歌わせたり踊らせたりしながら、フロアを巻き込み堂々たるステージング。
 MCでかつて所属していたグループについて触れながら、「『東京のダンス』ってコラボ名、もともとは『大阪のダンス』やったのに!」って怒ってたの面白かった。
 ライブ写真の撮影が元しゅかしゅんのヨシモリユウナさんなのも胸が熱い。ヨシモリさん、元アイドルみたいな肩書きと関係なく、フォトグラファーとして活躍されていて素晴らしい。

 ふたたび東京のダンスに戻り、フィロのスの『シュークリーム・ファンク』から女子流の『ミルフィーユ』と、スイーツ楽曲で繋いだのがニヤリとさせられた。セトリ考えた人、してやったりだろうな。

 夜の部はゲストパートなどもあったので、全体的に駆け足な印象だったけど、最後は一人ずつしっかり時間を取ってコメント。緊張していたのか、コメントを噛んで「くださいまし」とか言ってしまったののちゃんに、女子流さんたちが萌えまくっていて微笑ましかった。たしか中江さんが「わたしと未夢で産んだ子かな」とか言ってたの笑った。

 和気藹々とした雰囲気の中で、最後にスピーチしたあんぬちゃんが、次は女子流さんたちと同じレベルでパフォーマンスできるように頑張ります、といった謙虚なコメントを残していたのがグッときた。
 これまでの『東京のダンス』は楽曲の方向性は似通っていつつも、パフォーマンスの自由度が違いすぎて、フィロのス最高〜としか思っていなかったけど、新体制になって同じ土俵でがっつり組み合うと、東京女子流の完成度の高さを改めて感じるライブでもあった。
 あんぬちゃんの言葉、ほんのり悔しさも滲んでいたように聞こえた。そのひたむきさが報われるよう応援していきたい。がんばりマウンテン!
 

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