見出し画像

ハセガワの 1/72 ザブングル その3 ~試作~

今回のお品:

ハセガワの 1/72 ザブングル 重武装バージョン


↑ からの続きです。
我ながら濃い。。。

コンセプト(再掲)

  • 股関節は自作。せっかくなので股関節とモモ部は重武装版と通常版を交換し、重武装版のほうをそのまま残して、通常版のパーツを加工することに(通常版のほうがモモ上部の蓋がないので都合がよい)。
    これは、ガンダムもザクもなんでもああいうアレンジにしてしまう風潮に一石を投じるものです。ボトムズのように元々そういうデザインならいいのですが。。

もはや腰回りはフンドシを囲むただの装甲版と化してますね😅
箱ものデザインのアレンジはこうしかないのかな。。
軸を腰と脚の境まで下げると引き出し関節で行けそうな気がしますが。。

HI-METAL R ザブングル(2017年)|マグナパレス7777 (note.com)
  • (股関節の改造に伴い)ブングルローバーのコックピットは活かすことができそう。といってもフレームの下に隠れちゃいますが😅

  • 腰回りのタイヤは上半身にマウント

  • 肩の付け根は補強が必要。真鍮線を背中に向かって通すだけでよさそう

  • 基本工作(パーティングラインと合わせ目消し、ヒケの処理、後ハメ加工)

  • 全塗装

完璧を目指しすぎず、ちゃんと完成させる!!
とはいえ、すでに大改造😅

股関節の試作

全景

こんな感じです。
細かいところはまだ調整中。ディテール等の飾り付けも未実施です。
向かって左側の右脚が試作品、
向かって右側の左脚は比較用の重武装版(素)です。

素立ち(プロポーションは変わらないよう調整)
直立
腰内部
腰内部を後ろから
腰の受け側
モモ部のアップ
モモ装甲を外した状態

脚の付け根をフンドシ部に後ハメ化したいところですが、強度確保と精度維持がかなり難しいので
この後、コックピットを切り離しました。エッチングのこぎりって便利😊
ついでにコックピットを腹部側に展開できるように。。。やめようそれは😅

コックピットを切り離し
コックピット取り付け状態

改造効果の検証

脚の前後方向の軸を腰部の外に出しているので
腰部の装甲をめくらなくても可動範囲を稼げる、
はずが、関節パーツがモモ上部と干渉して思ったより脚が上がらない。。
できるだけ関節パーツを削り込みました。

脚を上げた状態
素の状態(右側)では腰部の装甲がめくれている

ロール軸

脚の付け根に2軸しかないため、これだけではモモは任意の「方向」を指すことはできますが任意の「姿勢」は取れません。
脚の付け根とモモ部との接続には後ハメ用にポリキャップを仕込むので
そこでロールさせることにしました。
そのままでは関節パーツがモモ内側パーツと干渉してほとんど回らないため
モモ内側パーツを切り欠いてスペースを稼ぎました。

モモ内側パーツを切り欠いてスペース確保

ロール軸は以下のように他にも仕込めそうな場所はあるのですが、実機として見た場合に動力を仕込む隙間がなさそうなので、そこには入れません。

  • 脚の付け根をフンドシ部でなく腰上部からぶら下げる

  • 脚の付け根の2軸の間(模型ではオーソドックス)

ロール軸を仕込めそうな場所

構造

関節パーツは積層プラ板です。

関節パーツの構成
あ、最下部のパーツの向きが上下逆💦
ポリキャップ埋め込み用に切り欠き加工

脚の付け根は強度を稼ぐためにちょっと複雑な構造にしてます
(からくり箱か宮大工?みたい😅)。
とはいえ結局、他パーツとの干渉のためかなり削り込んだので、それなら金属線を通して単純貼り付けでもよかったかも。。

関節パーツ(接着前)
からくり箱 状態😅

工作

ポリキャップ

今回大スケールなので脚関節には5mm軸を使いますが、なかなか厄介。
5mmのポリキャップって無いもんですね。。
5mm用のポリキャップセットでも受け側の穴が5mmなだけで
付属する軸は3mmのものばかり。
ポリランナーも3mmのものばかりで軸として使えない、、

ポリランナーとして使えないか、「ポリエチレン丸棒」なるものを調達してみましたが、固すぎ。思ってたモノとは違うみたい😢

結局、軸は普通にプラ棒にして受け側にポリキャップを仕込みました。
5mm用のポリキャップを仕込むには8mm径の穴をあける必要があり、これもなかなか面倒。
径が大きくなってくると切削抵抗も馬鹿にならず力でゴリ押しもできない。
リーマーやらドリル刃やらの追加で出費がかさむ😢

ポリキャップ豆知識

ポリキャップ研究所 (fc2.com)によると
ガンプラ等のポリキャップは型番が決まっていて使い回しされているようですね。
任意のポリキャップを検索して部品請求カードがなくとも購入できるみたいですね。
ということは、ベストマッチなポリキャップが見つかって在庫があれば入手可能ということか🤩
手持ちのバンダイプラモを漁ってみる価値がありそう。

余談:

ガンプラ黎明期は
組立説明書から切り取って送る部品請求カードに
「こわした、なくした、不良、不足」といった選択肢があって
友達は「不良」とかで送ってましたね😑。。
そのうち「こわした、なくした」しかなくなって
不良品は現物を送ることが必須となりましたが。

旧1/60ガンダム(バンダイのロゴに注意)
部品請求カード

積層プラ板

精度を上げるために左右分のパーツをセットで作って一緒に削り込んだり
穴の位置合わせに注意を払ったりしても
微妙にズレる、、なかなか難しい。。

積層プラ板の削り込みにはゴッドハンドのけずる刃(ブレード)が便利
これについてはこの辺に。

やっぱり、MODEROIDもちょっと参考に

最初に書いたように「MODEROIDまではいいか。」と思ってましたが
「腰関節の試作」がほぼ出来た時点で
MODEROIDの写真と組立説明書を見てみたら。。
似たようなことやってますね、、

「どうしても気になる点」はどうなっている?

  • 股関節
    ガルビオンと同様の付き方ですね。やはりあの3軸方式が堅実なのか。
    でもやはり股関節の軸が腰内部にある限り、腰の装甲と干渉しますね。。
    モモ装甲はかなり大胆に切り欠いてますね。あそこまでやるか要検討。。

  • 腰内部
    ブングルローバーのコックピットを格納したのはいいけど、背中のモッコリが。。

  • 腰回りのタイヤの付き方
    ちゃんと上半身のアームにくっ付いてますね。変形仕様だからそうなるか。

次回予告

次回、戦闘メカ ザ ブ↑ングル
「ザブングルは色塗り前まで作ったよ」

さて!