旦那が自己破産するかもしれない話 2


2022年の夏の終わり頃

旦那は実家の飲食店で働いていた。

働いていた、というより実質的には経営をしていた。
義父も70代だし、もともと銭勘定が得意ではなさそうだったので
旦那がみていた。

長引くコロナの影響で売上は回復せず、
それまでの2年間での赤字も響き経営が苦しそうだった。


わたしは、育休中でそろそろ
育児給付金も1/2になる頃で、
家にお金を入れてくれない(入れることができない)旦那に
苛立っていた。

わたしは、職場復帰をしても
保育園のお迎えのことなどを考えると
今までのようにフルタイムでの復帰はむずかしく
時間短縮での復帰になる。 
もれなく、給与は産休育休前よりは下がる。

このままでは、
本当に生活していけない。

旦那の実家のお店なので
いままで、経営のことには口は出さなかった。

ドライかもしれないが
旦那サイドの家業なので、
わたしが口を出したところで
妹×2もいるし
変に介入したら、トラブルになる気がして大人しくしていた。

にしても、旦那が半年で家に入れたお金は8万円だ。

8万円だ。

月にしたら、13,333円  
 
0歳児のオムツ代とミルク代をなめるんじゃない。

ふざけんなよ あんな痛い目してこっちは産んだんだか テメェは稼げよ!と言いたかったけど耐えた。

わたしの育児給付金と貯金、
そして保険も解約して過ごした。

しかし、無理だ。
いよいよ無理だ。


一回、店の経営どうなってんのか突っ込んで聞こう。

それが去年の夏の終わり。

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