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厚切りタンを支える技術

※この記事はあくまで個人の意見です。楽しく食べるのが一番です。

焼肉の薄いお肉は見た目で焼き加減を判断できるけど、
厚いお肉は難しい。。。

焼けたと思ったら中が生だったり、
中まで火を入れようとすると外が焦げちゃったり。。

自分がよく聞かれる厚切りのお肉の焼き方について、
特に今回はタンに限定して、書きます。

なぜタンかというと厚切りタンを出すお店が増えているし、みんなタンが好きだと思うし、僕がタンを愛しているからです。愛です。

①切り込みが深く入っている厚切りタン
②切り込みが浅い(もしくはない)厚切りタン

今回は2パターンを炭火で焼くときのテクニックを紹介します。(ロースターではない
ロースターを省いたのはロースターと炭火の特性の違いを書くのが面倒に感じたからです。すみません。いつか書きます。。

その前に、まずは火力についてです。
厚切りの場合は中に火を入れるために長時間焼く必要があるので、自信がない場合は火力が弱い部分で焼くほうがいいと思います。炭火の場合は網に手をかざせばだいたい分かるのでまずは火力の強弱を把握しましょう。一般的にロースターの場合は、火が近い端の部分は火力強めで、真ん中は弱めですが一応手をかざしましょう。

①切り込みが深く入っている厚切りタン

こちらは火入れしやすいように、また食感のために切り込みを入れてくれています。深いほうが中まで火が入りやすく、見た目で判断しやすいです。ここではある程度見た目で判断しちゃって大丈夫です。しっかり中まで火が入っていることを確認してから食べちゃいましょう!以上!!

②切り込みが浅い(もしくはない)厚切りタン

切り込みが浅い場合は中の様子が分からなく、火入れにも時間がかかるため難易度高めです。
焼く前にまずはトングでタンを触ってみましょう。ある程度冷えて硬めな状態で出てくる場合はカチカチするような反発を感じられます。常温に近い場合はグニュグニュ感を感じられます。

次に、実際に網に乗せて焼いていきましょう。火力は弱めのところがいいと思います。
火力が強いと焦げてしまうので、10秒間隔で焼き目を確認しましょう。焼き目を確認するのは何度確認してもOKです。片面の表面に火が入ったらひっくり返して、もう片面も同じくらいの火入れになるくらいまで焼きましょう。

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ここから目指すのは、「カチカチ感グニュグニュ感→パツパツ感(跳ね返りと膨らみ)」です。トングが自分の手の延長だと感じるようになるまで両面焼きましょう。優秀な念能力者のみなさんなら伝わると思いますが、いわゆる「周」みたいなものです。

両面同じくらい火が入ってもまだパツパツ感はないと思います。ここから火力にもよりますが5秒に一度くらいのペースでひっくり返します。焦げの防止と火が入った下側を上に持ってきてお肉を休ませることによって中心部まで火を入れることが目的です。火力が強すぎてどうしても焦げそうな場合は一度引き上げてお皿で冷ますのも作戦の一つです。

そして、最終的な焼き加減です。言葉で伝えるのが難しいのですが、パツパツ感(跳ね返りと膨らみ)を感じましょう。グニュグニュ感が残っていないことを確認してください。トングで触ったり、お肉を軽く振ってみたりすると反発を感じられます。また、膨らみついてはタンの横側の方が盛り上がってきてパンプアップしてくるのも目視できると思います。

その状態になれば完成です!お疲れ様でした!

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※ここに書いたものはあくまでも一例です。肉質や火力、厚さによってさらに焼き方は変わります。経験を積んで一緒に火入れ力を高めていきましょう💪

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