オンラインでマジックショーするぞ5
~どうやってマネタイズする?~
まだお金はもらえないから寄付してね
もちろんいずれ有料の配信に切り替えてチケット制にしてゆくつもりでしたし実際に2020年8月よりそうしています。が最初の試用段階の配信でお金をいただくなんてできません。とはいえ先立つものも欲しいし。。。そこで僕はご覧になった方に「寄付」していただく形をとりました。
まず「ムッシュピエールのオンライントークイベント」と銘打ち、マジックを見せることが主体ではなく飽くまでおしゃべりしますというスタンスで日時を告知。視聴したいという方は実店舗であるBAR Magic Timeのホームページに名前とメールアドレスを記載してもらいました。そこにZOOMのミーティングURLを送り当日入ってもらう。配信後に視聴のお礼メールを送り、そこに寄付してくださいという記事を書いたページの案内を書く。1000円(手紙)、3000円(手紙とパンフレット)、5000円(手紙とパンフとバーの割引券)という寄付のパッケージを置いておきました。寄付の意思を表明してくださった方に自分の銀行口座をお伝えし振り込んでくださるのを待つ形をとりました。5月に3回(一日に2回で計6回)の無料トークイベントで60人以上の参加があり、10万円ほど集まりました。これはのちの機材購入に充てました。ありがたかったですね。もちろんこれからZOOMなどで配信を始めたい人はこの視聴し後に寄付してもらうという形をひっくり返して「寄付してもらったお金で機材をそろえて配信を届けるクラウドファンディング型」をとる方が良いと思います。なぜ私はクラウドファンディングをしなかったのかについては別の機会にお話ししましょう。
チケットは販売サイトを利用したほうが安心
さて、その後試行錯誤を繰り返しトークイベントはマジックショーになり無料ではなくチケット制になります。現在も一枠3,000円です。(1回だけ一枠1,000円で販売しましたが)寄付ではなく実際にお客様から料金をいただくのでネットを通じたお金のやり取りにトラブルがあってはいけません。安心のため物販のアプリを入れることになります。最大手のBASE を利用しました。初期費用0円でネット上にショップを作れます。SNSでショーの告知をし販売サイトへ促す。購入があれば自身に連絡が来るのでZOOMのURLを送ります。10月ごろにこれを STORES に変更します。これは販売手数料が少ないから。何を売るかによりますが私はそのように判断しました。どちらもよいサイトだと思います。もちろん自分で口座を伝えてお金のやり取りをするのもありかもしれませんし、お客様の中にはこの販売サイトの手数料を気にして直接私に支払ってくれる想定外に素敵なお客様も稀におりますが、一つ仕事を減らす意味でも販売サイトを利用するのは賢い選択だと思います。
※本当は自分の店のWEBサイトにウーコマースを入れることができれば自分がショップページを立ち上げたことになるので手数料なんて0円で運営できるのですが、、それはワードプレスを理解してホームページを一から作り直してって話になるので、当面は先の話。
現在私はSTORESにて当店のオンラインマジックショーのチケットやアーカイブの映像なども販売しております。例えば映像のみの販売なら Vimeo というのもあります。また、最近世間をにぎわしているSNS clubhouse のように「耳」を意識した音声サービスもあります。音声だけなら Voicy などもあります。が、映像やチケット、時にはお店で使える割引券そのものを買ってもらいたいということもあり、何でも売れるサイトを選んでもいます。オンライン上に自分の発信したい情報を販売する「店」のようなものを設置することは現在とても簡単にできます。スマホだけでできるよう設計されていたりもします。ぜひいくつかを試して、自分に合ったサービスを見つけたら、どんな形でもいいのでオンライン上で自分を買ってもらう体験をすることはこれからの時代とても大切ではないかと考えます。
値段はいくらがいい?
これはとても難しい問題なのですが、チケットをいくらに設定するかは自分で決めないといけません。私の場合、BAR Magic Time(実店舗)でのお一人様料金が「5,000円」です。最大90分で飲み放題です。これに比べ、オンラインでは実際の店舗と異なり運営費はほとんどありません。ZOOMの毎月の登録料2,000円くらいでしょうか?オンラインでは飲み物の提供もないので3,000円としました。オンラインのマジックに限らず自分の販売するもの、さらに言えば自分をいくらで売るのかはなかなか自分で判断できませんが、決まらない限り販売ができないので責任をもって決めましょう。
私はもう一つの感覚で「このオンラインマジックショーがいくらだったら、自分自身が『おぉ、これは安いかも』と考えるか」を基準にしました。昔とは言え、テレビで活躍した現役のプロマジシャンのマジックが45分ほどの(さらに直接おしゃべりできる時間もある)サービスが日本全国どこであっても自宅などで気軽に視聴できるサービス。3,000円ならば決して高くはないと考えたうえでの設定金額です。
広告は当然SNSで。
そして広告は、専ら自身のBAR Magic Timeのブログ記事および Twitter と Facebook と instagram といったSNSを利用しています。新しいSNSには注意を払っていますが、やはりこの3つが最も広く利用されているかと思いますので。
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