いわゆるお笑いファンになったおかげで感じることができた恩恵
劇場に通い詰めるようになり、本当に笑う機会が増えた。そりゃあそうか、だって笑いに行っているようなもんだし。
ただ、ライブシーンのお笑いを見るようになってからというもの、明らかに自分の価値観というか立ち振る舞いは確実に変わった、それもいい意味で変わりました。そう、お笑いライブに行くようになったおかげで笑いに詳しくなった以外の波及効果があるんです。
今日はそれをいくつか書いていきます。
①ネタの笑いどころに気付けるようになった。
自分の笑いのつぼの幅が広がった。
よく「笑いは裏切り」と言われていますが、次こう来るだろうなあという予想を裏切るような展開やボケによってウケを取るが、その裏切りを演出するためには前提となるフリが必ずあります。これにちゃんと気づくことができるようになったということです。
このフリに気付けるかどうかというところで自分の感じる面白さというのが大きく変わってきます。2020年のキングオブコントであったニッポンの社長の「ケンタウロス」のコントの感想が自分の周りで個人差があった時にこのことを痛感しました。
(HYのAM11:00ど真ん中世代の自分の同年代があれで笑わないとか勘鈍すぎだろとか当時思ってましたが)
笑いどころに気付ける、つまりボケの前振りに気付けるだけの洞察力、状況読解力が磨かれた気がします。そのおかげで自分が面白いと思えるネタの幅が確実に広がりました。特に落語などの伝統芸能にはすごい最初は抵抗がありましたが、今では落語の寄席にもたまに行くぐらいになれました。
日常生活でいうと友人や先輩、親が会話の中で仕掛けてくる小ボケにも気付けるようになったのです。ビジネスでいうと上の人の冗談にすかさず愛想笑いをすることができるようになるというある意味サラリーマンが身に着けるべき能力が身についたような気がします。
要するに笑いどころに気付くことができ、仕掛けの笑いを取りこぼすことがなくなったということです、もちろん笑うかどうかというところでは、ボケやネタのテイストが自分の好みに合うのかというのはつきものですけどね。
②お笑いライブに行ったというエピソードトークを話すことができる。
劇場に行ってお金払ってお笑いライブを見るという経験は実はレアな経験です。自分でチケットを取ってお笑いライブに行ったことがあるというだけでも多くの日本人が経験したことがないことなんです。周りが経験したことのないことを経験しているということは単純に話のタネになります。
「土日とか何してるの?」『お笑いライブ観に行ったりしています!』「え、なにそれ!観に行ったことがないけど実際どんな感じなの?」
という感じで、お笑いライブに行ったことがない人からすると興味を引ける経験です。この流れでお笑いライブの経験談を話すことになったら、
どこでやっているのか、だれが出ているのか、漫才なのかコントなのか、チケットどのくらいで買えるのか、お笑いの劇場ってどんな感じなのかというのを話していきますが、自分が周りに話してみて盛り上がった個所としては以下の3点でした。
①出演者(特にテレビに出ている人)
②お笑いの劇場(意外ときれいで照明や映像などの演出がこっている)
③お笑いライブに来てる人がどんな人か(熱狂的なファンもいるんですよ)
万が一、『お笑いライブに行っています』というのに対し、「あー私もお笑いの劇場いったことある!」と言われたら、お気に入りの芸人話などで盛り上がれるのでもらったもんです。
ただたまに、「えーお金払ってお笑い見るとか考えられんわ」とか「普段笑えていないの?笑」と言ってくる育ちの悪い人もいますが、
それに対しては、『いやそれがめっちゃいいんですよ!』と軽く返したり、
『そんなこと言ったら、キャバクラとかホストとかの夜のお店にはまる人たちは普段話を聞いてくれる人がいないからお金払って通ってるっていうのと同じですよ!』と笑い交じりに冗談交じりに返すと意外と向こうが一本取られた顔するので、行けると思ったら使ってください。(決して夜のお店のことを否定しているわけではありません。冗談で言っています。)
(ちなみに、「普段笑えていないの?笑」と言ってきた会社の先輩に対して、『面白いことがないんじゃなくて、僕の周りに面白い人がいないんですよ!』と言ったら、「ごめんなさい。。。」とすかさず謝ってきました。笑殺傷能力高すぎる返しなのでお勧めしません。笑)
③秋から年末に向けてほんとに生きてて楽しい
これは賞レースが好きな人に限った話かと思いますが、M-1・キングオブコント・The Wの決勝時期は秋から年末に固まっていて、本当に冬が来るのが楽しみになります。
特にキングオブコント・M-1の予選開幕して2回戦が終わったあたりは本当に激熱。
このあたりの時期になるとTwitter上では予選観覧車による感想および現場速報ツイートで溢れます。かくいう私もその一人です。
予選を観に行っていたら、おお!この芸人が行きそうだ!!自分の応援している芸人がいけるんじゃないのか!!とか思いながら、予選会場からの帰りの電車に乗っているあの感じはたまりません。観に行ってない予選の日でさえ、途中休憩時間や終演時間ぐらいに「M-1 準々」でエゴサを何回もして、その日誰がウケたか、目当ての芸人がどうだったかを確認したりなど、観に行っていないライブにも思いをはせることができます。予選の結果発表の日なんて、前日からどうだったかなどが気になり、大人になった今でも遠足気分を味わってるかのようでわくわく。こんなの自分だけだろうなあと思ったら、公式ページの結果発表ページはアクセス過多で開くまでに時間がかかることから察するに、自分以外にも同じ人がたくさんいるとわかります。笑
こういった賞レース期間には、セミプロと言えるほどお笑いに成熟した方々やホントに普段から劇場に通っている方々による、感想・解説・出場芸人に関する思い出ツイートが流れてきます。それらツイートがさらに自分の賞レース熱を掻き立てるので、ほんとにその人たちにはこれからも活躍してほしいです!!(自分勝手な願いですが)
いつか、賞レース期間の自分の過ごし方などをnoteで書けたらと思います。
以上、お笑いライブに通うようになってから、面白さを読み取るだけの洞察力・誰かに自分の非日常経験を話せるネタ・人生の楽しみが増えたという3つも笑い以外で手に入れることができたというラッキーなことをできています。
ただ、お笑いに詳しくなることでさも自分が面白くなったと錯覚する人がごく稀にいて、そういった人が俗にいう「お笑い評論家・審査員」になってたりします。
なってしまうとほんとに煙ったい存在になってしまうので皆さんご注意を。。。
過去にそれについて書いた記事をnoteに投稿しているのでよかったら見てください。
今回はこんなもんで終わりにします。
また気が向いたら更新します。キングオブコントの予選も開幕し、あと少ししたらTwitterエゴサ時期に入るから楽しみだ。
次は好きなライブや芸人などについて書こうかなと思います。
以上。