最近無視できない自分の性欲について

※この記事はゲイの生々しい感情や、性的な話を含みます。苦手な方はご注意ください。

最近、性欲が強い。
僕は食欲も睡眠欲ももともと強い方で、これらが満たされてないと生活に支障をきたすので、食事と睡眠への比重はかなり高かった。それが、今までないがしろにしてきた三大欲求のもう1つの比重がグングン高くなってきてしまった。

きっかけは、やはり自分がゲイであることをはっきり自覚したことだと思う。それまで性欲は異性に対して抱くものだと思い込んでいたため、自分がオナニーするときに発散する何かや、男性に対して湧き上がる何かが、性欲だと自覚していなかったのだ。

それからというものの、もう止まらない。好みのタイプの男性を見ると簡単にムラムラする。職場にも、よく言う「推し」というやつができた。つい彼を目で追ってしまう。(恋心みたいな綺麗な表現で表せるような感情ではなく、欲求の対象に近い)男の肌に触れたい、抱かれたい、キスがしたい。実際に、アプリを使って、男と会って何度かセックスもした。それでも、次々と性欲を向ける対象を求めてしまう。

正直、自分で自分に戸惑っているし、なんなら少し気持ち悪い。男に抱かれているとき、満たされていく気持ちとともに、自分への嫌悪感も同じくらい湧き上がる。僕は、性欲が抑えられない男という生き物を、どこかうっすらと軽蔑していた。自分も男なのに。セーブできない性欲によって、多くのパワハラ、セクハラ、犯罪などが起こっていると思うし、男だからわかるだろと、そういった行為や発言に同調を求めてくる姿勢も嫌いだった。

でも、所詮は僕も男だったのだ。いや、性別で括るのは良くない。性欲が抑えられない人間だった。でも、自分の性欲に対して嫌悪感を抱いている自分も、まだまだ未熟だという感情もある。性欲は別に持ってはいけない欲求ではない。それが正しくない形で人に向けられたり、振り回されている状態が危険なのだ。

正直、今の僕は性欲にぶん回されている。もともと、僕は欲望に忠実なのだと思う。眠いときは寝る、食べたいものは我慢せず食べる。同じ理論で、性欲に対しても向き合っている。ひとりで解消できているうちはいいけれど、性欲の発散は相手を伴うことが多い。本当に気をつけないといけない。こんなnoteを書くこと自体が恥ずかしいし、どう思われるかという不安もあるけれど、最近の自分に対して、書かずにはいられなかった。

とにかく、自分の欲をプラスの方向に昇華して、上手にコントロールできるようになりたいと思う、今日この頃だ。

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