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保険が保険として機能しているか


今回も介護の元同僚に向けて「お金の学び」を伝えるグループへの投稿を載せていきます😊



今回の話は長くなりますが、日本で生きていく為には知っておかなければならない『保険』の話です。


大手メディアで報道できない医療保険という嘘


この動画を参考にお話をしていきます。

【動画の概要】


[保険の定義]


・保険とは、『自分ではコントロールできない状況』に備えるために皆でお金を出し合う仕組み。

・その為、本来であれば「自分でコントロールできる部分」では、保険の掛け金に差が出るはず。


[日本の保険制度]


・例えば韓国では、健康において「自分でコントロールできる部分」ができていないと保険料が高くなる仕組み。

・ところが日本では皆が平等にお金を払う、共産主義的なシステムになっている。(一部例外あり)

・しかしこれではお金が足りない為、自己負担額として3割払った上で『税』によって医療保険が賄われている。

・このように、保険料を払った上でさらに『一部負担金』を払っている時点で『保険』ではない。(皆で助け合うことができていない)


[日本の保険制度のおかしな点]


・日本の保険制度のおかしなところは、病気になるような生活習慣をしている人も、そうでない人も「掛金が同じ」という共産主義的。

・お金の徴収方法では、段階的とは言え社会主義的。医師の報酬は治療した人が多いほど収入が高い自由主義的なシステムで回っている。

・つまり日本の医療保険は

「治療費を払うときは共産主義的」
「保険料を払うときは社会主義的」
「医者の世界は資本主義的」

という辻褄の合わないシステムで回っている、ということ。


[他国の医療制度と比較]


・全てが共産主義的な北欧の医療システムの場合、治療費はタダだが地域の病院に限定される。

・日本はフリーアクセスでどの病院でも一律。

・自由主義的な国だと、保険会社に保険料を払い、保険会社が指定する病院とドクターのところで治療を受ける。

契約金以上の治療をしてもらったら自費で払う。


[日本の医療保険制度は辻褄が合わない]


・日本のシステムは一見良さそうに見えるが、「自分で病気にならない努力」が入り込まない共産主義的なシステムであり、病気になればなるほど医者が儲かるようになっている。

・すると「病気を予防されていない方がいい」という現象を招き、ここの利害関係が一致しているのが今の日本の『国民皆保険制度』。

・共産主義的、社会主義的なシステムによって「払うお金が少なくて済む」と思い込まされているが、辻褄の合わない部分は税で出されている。

・例えば高額医療費制度では、国と地方自治体の保障によって安い治療費であるかのようにみえて、実際は『社会保障費(=税)』として(病気をしているかに関係なく)収入の約47%徴収されている。

・こうした現実を知った上で医療保険制度の是非を考えることが大切。

【この仕組みは介護保険制度でも見られる】


介護保険制度も同じ仕組みで成り立っています。

「自己負担額」という共産主義的側面。
「介護保険料」という社会主義的側面。
「介護保険事業者」による資本主義的側面。

そして「公費」という税による辻褄合わせ。


こうして並べてみれば、介護関連でも『実り』を手にしようとする構図が見えてきますね😨

【『介護職の賃上げ』とは何だったのか】


ここまで見えてくると、2022年に執り行われた『介護職の賃上げ(現:介護職員等ベースアップ等支援加算)』の正体もわかってきます。


「介護人材不足の原因の一つは『介護職の賃金の低さ』にあるので、『公費』の一部からまかなうことにする」

のが『介護職員等ベースアップ等支援加算』が設けられた建前です。


「公費からまかなう」ということは、国の収入源たる『税金』からまかなうと言っているのと同じです😦


すると「介護人材不足による社会課題を解決する為に増税が必要だ」という論調になれば異を唱えにくくなるため『増税の口実』を国に与えたことになります。

そして事実、「予算全体から見てお金が足りないので『防衛費』による増税」が議論されたのは記憶に新しいところでしょう😔


つまり介護職の「給料を上げろ😠」という思いは「予算を圧迫させる要因」となり、増税の口実に利用されたのではないか、という話なのです。

【まとめ】


今回は医療保険制度のおかしな点から、同じ仕組みで運営される介護保険制度を見てきました。


医療保険制度も介護保険制度も、必要な方には必要なシステムです。

しかしそれは「自分で病気や要支援・要介護状態にならない努力、あるいはなったなりの自立した生き方」が先にあってこその話です。


「好き放題飲み食いして、病気になったら安い治療費で治せばいいし、介護が必要になったら特養で暮らしていけばいい」

なんて甘い話ではないのです。


「そうなる前に」ガッツリ税金で徴収されているし、「そうなるように」社会システムが作られていますよ、という話です。


だから、介護・福祉職こそ「お金の学び」が必要で。

お金の知識を学んだ先にこそ真の意味で『福祉』がある、と再三お話ししているのです👨🏻‍🏫


ここまで読んでもらい、本当にありがとうございます🙇🏻‍♂️



「介護・福祉職こそお金の学びが必要」という点で介護ブログの方も書いていますので、併せてどうぞ☺️



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今回の記事に共感してもらえたり、興味を持ってもらえたなら、ぜひご覧ください☺️


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