ことわざから投稿するシリーズ③ 「雨降って地固まる」
諺 雨降って地固まる 以下意味の引用です。
「もめごとや苦難の後は、以前よりも結束が強まることの例え。」
よく聞く諺ではありますがこの言葉、額面通り100%そう上手く行くのかというと疑問符が残ります。
特に人間関係においてのトラブルや揉め事を遺恨なくキレイサッパリと解決し、以前より結束が強まる事など果たして出来るものなのでしょうか?
恐らくは「稀」かと。
顔と顔を会わせて直接的対話で相手の表情や心情を汲み取り妥協や譲歩の上、両者合意・納得、全ての問題解決が出来た上で始めての「地固まる」なのでしょう。
ここに至るまでが非常に難しい。そのまま雨に濡れた泥濘のように「固まれない」のです。
昨今のSNSの発達により、顔や相手の素性等々全く分からない者同士が簡単に繋がってしまう。
良い面もあり、悪い面もあるのですが。
見えない相手に対し一度心情的に雨が降ってしまうと、文章だけでは相手の真意や本意を汲み取る事は非常に難しく、又伝える事はそれ以上に及ばない。関係修復はまず不可能だと考えます。
結局そのまま遺恨を残しストレスや不快感だけを残しての物別れ…
勿論SNSユーザーの全ての人がそうとは申しません。
ただそうなる可能性は誰しもあると考えます。
この「note」もそうだと思います。文章越しの相手は「こういう事を考えている人だろう」「はず」或いは「そうあって欲しい」という希望的憶測な面も何処かであるのではないのかと。
私がSNSに求める物は「楽しく交流したい」「勉強したい」「修業したい」「感じ方を変えたい」「ポーズを組んだガンプラを観てもらいたい」等々です。
地固まるよりもそもそも相手の感情を曇らせたり雨を降らさないように顔の見えない、特にこのSNS上ではリアルの世界以上に細心の注意を払って自身の発する言葉に責任を持たなければならないと強く感じた今日この頃です。
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