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吾輩は人である

#数値規制

今話題になっているこの問題。もしかしたらすでに知っている人もいるかもしれません。

先日二階堂ふみさんが問題提起してくださいました。
ぜひインスタを見て欲しい。

現在提案されているケージの大きさ

高さは犬の体高×1.3倍
幅は犬の体高×1.1倍

試しにうちのせたじくんの体高を測ってみたら33cmでした。(体重は6.7kgほどあります)

高さ33×1.3=42.9cm
幅33×1.1=36.3cm

ケージの大きさは36.3×2+42.8=115.5cmサイズ
ということになります‥よね?

せたじと同じ大きさの子は120cmサイズの段ボールよりも狭いケージで一生を過ごすことになります。

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6月末に、私もメールを送りました。

内容は、いろんな情報を参考にしながら、こんなかんじにしました。(個人情報に関わることは伏せています)もしもメールやお葉書等を検討していただける方は適宜修正しながら使っていただければと思います。

メールの宛先はこちらをご覧ください。

環境省 総務課 動物愛護管理室
室長 長田 啓 様

問合せ分野「8.その他」

はじめまして、(氏名)〇〇と申します。
「犬猫適正飼養推進協議会」などのペット業界団体から
現状より酷い「数値規制」の思案が示されました。

ペット業界の利益至上主義で定められることのないよう、
適切に指導するための「国際的な動物福祉にかなった数値規制」を必ず導入してください。

ペットショップの繁殖用として強いられている犬や猫に、せめて良い環境を与えられる数値が
決まるよう、ご尽力ください。

僭越ながら、私は以下の通り要望いたします。
繁殖回数 二回
帝王切開 二回(獣医による手術)
ケージの大きさ 最低でも議連案(猫は上下運動が必要であり高さ170cm以上)
従業員数 5頭につき1名
ブリーダーの免許義務
抜き打ちの立ち入り検査
違反のブリーダーに対しての免許剥奪や
助言だけではなく継続指導、行政処分や見守り体制の強化なども検討していただきたいです。
飼育エリアの防犯カメラの設置や清掃、換気の徹底
1年毎の定期検診と病気や怪我をした場合の治療義務
適正な食事と運動(個体に合ったものを望みます)
引退後の安全な受け入れ先を確保

家庭で猫を飼育する中で、5頭に家族3名で四苦八苦しております。
病気の子がいれば尚更です。
何十頭も見られるはずがないのです。


日本はいつになれば正しい、人間らしい共存ができるようになるのでしょうか。


ご多忙だとは存じますが、ぜひともお取り計らいのほど、よろしくお願い申し上げます。

(氏名)〇〇

なぜこのような当たり前に思える環境の整備を私たちは必死になって要望しなければならないのでしょうか。

10年以上前、私が学生の頃にカリフォルニア州に観光に行った時、すでに店頭で会える動物はいませんでした。ペットショップは、動物のご飯や砂、キャリーや首輪など、用品を購入する場所であり、犬猫を売買する場所ではありませんでした。
そして今、カリフォルニアは保護された動物しか譲渡できなくなりました。

テレビでいつか見たような、ロサンゼルスの簡単に譲渡してしまうシステムも違うと思うけれど、今の日本のように愛玩動物として簡単に売買するような、人間の都合で振り回す現状は完全に間違いだと思っています。

そもそも私は、ブリーダーも生態販売も絶対反対派です。この理念は幼少期からずっと変わりません。繁殖なんてもう一斉にやめてほしい。それが本音です。でもこうやって動物の権利を守るために動く事が、一歩一歩進む事が、いつかより良い日本になると信じています。

今、麻酔なしの帝王切開、何度も繰り返される交配、人の都合による声帯カット、立ち上がれもしないケースの中で暮らす一生を生きる子がいる事に目をつぶれない。

この世の地獄で生活している子が、今、確かに存在します。


私たちは人です。


私たちは見るのが辛くても、人だから多くを知り、学び、受け止めて改善の声をあげることができるはずです。救う選択ができるはずです。間違えてはいけないのは、辛いのは見ている私たちではなく、地獄で生活している動物自身なのです。

動物にはまだたくさんの問題があります。私も今まで過ちを犯してしまっている事もあると思います。(野良猫に魚肉ソーセージをあげるとか。いや、あげたのは私じゃないけれど知らずに止めなかった)
私もまだまだわからない事、知らない事があると思います。きっと間違えている事もあるかもしれません。
でも、人は人である限り、諦めなければ過ちを学び、正す事ができるはずなのです。より良い共存の方法を模索できるはずです。だから、一緒に考えたい。より多くの人と。

何もできる事が見つからない、と思っている方にはぜひ家族、友人、恋人、会社の人、たくさんの人と共に動物の問題について話して欲しい。動物の権利を考えて欲しい。

そしてより多くの人が保護された動物を受け入れ、最期まで大切に丁寧に、共に生きることを選択して欲しいと思っています。


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