見出し画像

オリジナル・マジックを作るⅰ『ストーリー・クリエイション』

 自分だけの、『物語あるマジック』を作りたい!

 … でも作り方を知らない。だから、できない。

 物語のあるパフォーマンス = ストーリー・マジックを作るための公式がありますので、本日をそんなレッスンを。

 あなただけの物語、メッセージ、あなただけのマジック・ルーティンができたら、どんなに幸せですか?



ストーリー・マジック・クリエイション 3 Step


 ストーリー・マジックを作るための3つのステップは以下の通り。


① Climax 物語全体とクライマックスを『ひとこと』で表現する

② Start 物語の『始まり』を設定する

③ Story ロマンティックな『ストーリー・マジック』を構成する

 以上です。

⭐︎『スター・ゲイザー』を魔法の物語にする


 これを説明するのに、具体例があると分かりやすいので、僕自身が演じてきた、ストーリー・マジックとしての『スター・ゲイザー』を解説していきます。

 スターゲイザーとは、2本の輪ゴムをあやとりのように組み、星形を作る。マジックの最後、輪ゴムは本当に星のかたちで固まってしまう。というマジック。


 ※ これから解説するのは、主にクロースアップマジックのための、『ストーリー・クリエイション』となります。
 しかし、考えそのものは、ステージマジック(話すことなく、音楽に合わせて100〜500人程度に披露するマジック)のルーティン構成の思考法をベースにしていますので、およそ全てのマジック・作品の創作に応用ができるはずです。

① Climax 物語全体とクライマックスを『ひとこと』で表現する


 スター・ゲイザーのオチ・クライマックス(最大の見せ場)は、「輪ゴムが星のかたちで固まる」という不思議⭐︎です。

 ただの “ 手品 ” として演じるのなら、「ほら、輪ゴムが星になっちゃった!すごいでしょ!」ということになりますが、僕はこの現象に、

 『想いがかたちになる』

 という意味、メッセージを見出しました。


 「星と言えば、願うもの」…

 『願いや夢が叶う、おまじないの魔法』はどうだろう?


 こんなふうに、ひとことで、そのマジックの物語・ストーリー・ドラマを描きます。

 まずはざっくり、ぼんやりで、OKです。

ここから先は

1,939字 / 3画像
この記事のみ ¥ 1,200

Mattyの活動へのお礼、応援、支援はここからお願いします。