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クロースアップマジック・ミスディレクションの練習方法 ~ ハーフウェイ・シフト ~

「クラシック・フォース」
決まったら
そのままマジックを演じて、

決まらなかった時には、
全く違う
フォース不要の
マジックに切り替える


「うまくいかなかった時の
プラン・シナリオ」

も同時に用意しておくことで、
自由自在に実践的な
練習ができるんだ!


高校生の時にこのような
アイディアに気づいて、
とても楽にパフォーマンスできる
ようになったという話です。


そこで本日は、
クラシック・フォースだけでなく、
他のテクニックや、
ミスディレクション、
さらには
マジシャンとしての活動
これを応用すると…?

というテーマの記事です。



「クラシック・フォース」を練習するための考え方


 クラシック・フォースを活用して演じる「マジックA」
と、フリー・チョイス(フォース不要)で演じられる「マジックB」とを用意します。

 フォースが成功したら「マジックA」を。
 フォースが決まらなかったら、「マジックB」を、演じるように、自然に流れをシフトします。

 このように考えて、準備して、実践*に臨むと、「実力」が育まれるトレーニングとなります。

 ※ 実践:または実践的練習の意味 = 家の中、鏡の前で1人で行うものではなく、リアルな人間を相手に行うトレーニング

 クラシック・フォースのような、リアルな人間を相手にしなければ、力にならないテクニックやマジック・ルーティンの練習に関しては、鏡の前で一人、自己満足することでむしろ、悪い癖が定着してしまうことがあります。

 このような場合には、練習に費やした時間の分だけ、オタクくさいパフォーマンス体質になってしまいます。
 僕自身もこれを、学生時代のマジックサークルで、ビシバシ矯正してもらったように思います。

⒈ マジシャンの活動全般に応用する


 「クラシック・フォースなんてもう体得してる」とか、「そんなことは俺も分かってた!」という方がいるかもしれません。

 ここで大切なことご提案したかったことは、この考えを、「マジックやマジシャンの活動全般に置き換えてみよう!」ということです。

 つまり…

 「やってみたい」けどうまくいく確率が100じゃないものを、諦めるのではなく、「うまくいく流れA」と、もしうまくいかなかったとしても自然にシフトできる「もうひとつの流れB」を描いて、とにかく実践してみよう!


 ということになります。

 「できないからやらないでおこう!」と考えるのは誰でもできます。

 「できもしないけど、なんの戦略もなしに特攻しよう!」というのもちょっと愚かな考えです。

 「うまくいきそうだけど、失敗のリスクもある。じゃあ、その間をとってみよう!」という知的戦略です。

『挑戦したいこと』

 → シナリオA:うまくいった!!

 → シナリオB:うまくいかなかった場合に “自然にシフトできる” 別の道

ハーフウェイ・シフト

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