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ドリブル・フォース 「ストップ」のタイミング誘導

 デック1組が54枚だとすると、カードが落下しているところから、ほぼ完全に自由に、ストップをかけた(選んだ)印象を与えることができる、ドリブル・フォース

 実際にはフォースですが、観客の「ストップ」のタイミングを、ハンドリングとセリフのタイミング、構成によって、ある程度コントロール・誘導することが可能です。



〜 表記のルール 〜


セリフの連続性「→」で表しています。

◇ 一般の(日本人)観客に対しては、「カード」でなく「トランプ」と言うことを僕は心がけてきました。が、英語の文化もここ数年でかなり進んだと思いますので、「カード」と言っても問題ないのかもしれません。

0. 準備


 デックのトップフォースしたいカードがあり、デックは裏向きでドリブルするものとします。

⒈ 一度ドリブルを示す


 フォースする前に、次のように、一度ドリブルを示します。

 これによって、ドリブル・フォースへの流れがスムーズになります。

 「ドリブル中にストップをかける!」

 ということは、僕らにとっては “よくあること” ですが、一般の観客にとっては馴染みのないシチュエーションになります。

 したがって、事前にここで、「ドリブル」(カードをパラパラ落とす)という動作を示すことで、この次への流れ(観客の認識と行動)がスムーズになります。

 地味なことではありますが、この考え方は、ドリブル・フォースに限らず、観客をスムーズに誘導したい、あらゆるシチュエーションで大切になります。

 「〇〇さん(ストップをかけてもらいた観客)→」

 ドリブルを始める。観客にドリブルを示す

 ドリブルをし終え、パラパラパラッと音が終わったら、

 「→ トランプを落としていきますので →」

 と言う。

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