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水晶玉占いの方法や考え方について説明していきます。

 怪しい?占いといえば「水晶玉占い」という方もけっこう多いと思います。
 なかには「インチキ」だという考え方も多くあると思いますが、ここではとりあえず「ジプシー」の魔術から、水晶玉占いの方法をご紹介しながら「インチキ」だと思える部分の考え方も含め、ご紹介していこうと思います。


ジプシーの「水晶玉占い」基本の準備


 まず、薄暗い部屋、できればまわりに水晶玉に映りこむような雑多なものが無いか、少ない部屋を用意します。
 もし、そういった部屋ができない場合は、雑多なものを黒い布で隠したりして、できるだけ集中力が欠如するようなものが水晶玉に映らない環境を作ってください。

 水晶玉を置くテーブルもできれば黒で構成します。

 次に、ロウソクを1本用意します。
 (これは2本でも良いかもしれませんが、要はロウソクの明かりを利用し、水晶玉を覗きこんだ時に、自分や他のオブジェクトなどの姿が映りこまないようにするためです)。

 ロウソクは基本的に水晶玉より少し奥に置きます。
(・・・が、これもあくまで水晶玉にロウソク以外のものが反射して映らないようにするためです。なので、位置はその都度、調整してください)。

 なお、明かりはロウソクだけが好ましいですが、無理ならできるだけ薄暗くしてください。

 そして質問者がその場にいる場合には、その水晶玉の後ろのロウソクの奥に座らせます。

 あとは、その占い手次第なわけですが、補助的な道具を使う場合もあります。
 それはダウジングだったりタロットだったり・・・集中できるお香を焚くとか、とにかく占いに組み合わせるものを使うか使わないかは自由に行ってください。

 というのが基本的な準備です。
 続いては、水晶玉占いの方法というか、進行について書いていきます。

水晶玉占いの進行と考え方

 続いては水晶玉占いの進行とその考え方について書いていきます。
 これも当時のジプシーの情報をもとに説明していきます。
 
 の、前にここに関しては、少し補足をしていきます。
 まず、手練れのジプシーの魔術師ですら、実は水晶玉占いをホイホイとできるわけではないということを先に書いておきます。

 つまり、ガチでできる?方はただ単にフラっとやってきて現れた客をいきなり「水晶玉で占ってやろう」とはならないという事です。
 たとえ、評判を聞いて、やってきて、大金を積まれたとて、体調や精神状態によってできる時とできない時があるので、本物の方は軽々しく水晶玉占いを「受けない」ということです。

 それをご了承の上、次を読んでください。
 基本的に水晶玉占いは「相手の情報を得ない」で行います。
 水晶玉占いにおいて余分な情報は人間の「直感」をかき乱す要因の一つです。
 ただし、この方法だと「見えない」日は大変なわけです。
 上のほうに書きましたが、基本的に水晶玉占いガチの方は安易に占いを受けません。
 それは「見えない日」もあるからです。
 じゃあ仮に見えない時に占いをお願いされたらどうするのか?
 「受けない」という選択肢が基本ですが、魔術師とか占い師はそれが商売であって、見えないから受けない、受けてから見えませんでした・・・なんてやってたら商売上がったりなわけです。
 そこで、水晶玉で視えない時には、タロットやその他の占い、そしてコールドリーディングを行い、自分の経験に基づいて質問者に答えを返します。
 ちなみにこの部分が「インチキ」につながるわけです。
 前述したように、手練れの水晶玉占い師であっても自由に視ることはかなわないわけです。
 しかし、生活のためお金が欲しい。
 そうなると、質問者と雑談等しながらしれっと「コールドリーディング」を行い、質問者に都合の良さそうな答えを返していきます。
 また、意外と人は「パターン」が存在し、経験の多い占い師なら、その人の生活やしぐさ、しゃべり方などでその方が進む未来の選択肢を予測できるわけです。
 あとは話の持っていき方次第で、相手に「当たる」と思わせるだけですね。

 だいたい、魔術や占い師の大半は「商売」が中心となるわけです。
 
 ただ、本当にまともな人で水晶玉を使う占い師は、視えなかった場合はそれを正直にお話して、別の占いにスイッチしたりします。
 逆に、まともじゃない人は、最初から水晶玉占いをできるレベルではないのに、それをアピールし、雰囲気作りに活用、そしてコールドリーディングを駆使して、それとなく質問者が共感できそうな未来を提示したり、過去を言い当てて信用度を得たりします。
 なお、過去を言い当てるのは以外と簡単で、うまく誘導すれば人間は簡単に過去をしゃべってしまいます。

 ・・・・少し話はそれた気もしますが、これが基本的な水晶玉占いの流れと考え方です。
 しかし、水晶玉で視ることができる占い師はごく少数ですし、また、質問に対してダイレクトに答えを見ることができる方は本当に少ないです。

 ちなみにですが、途中で「共感できそうな未来を提示」と書きました。
 本当にそんな事が可能なのか?と疑問に思う人もいるかもしれません。
 ・・・・・できます。
 あくまで「共感できそうな未来」を提示するわけです。
 「当たる未来」じゃありません。
 質問者が共感してしまえば、提示された未来にカスる程度の物事が起きても「当たった」と誤認します。
 ついでですが、過去のほうが比較的簡単に当てられます。
 人間って、会話の中で結構「過去」を喋って、それに自分が気が付いてない・・・という事が多いわけです。

 また、詐欺的占い師は最初から「万人」を客にしようとは思っていません。
 陶酔しやすい人をターゲットにします。
 これは「商売」として考えたら当たり前なんですよね。
 商品の効能を疑う客にしつこく言いくるめるより、効果があると誤認?した人にさらに売り込むほうがお金も使ってくれるし、口コミも広がるわけです。
 それと似たようなものです。
 そんなに簡単にいくのか?と思う方もいるかと思いますが、人は「自分に都合の良い真実」を本当の真実と誤認するので、結構簡単なんですね。

水晶玉占いの練習について

 さて、上記では水晶玉占いの進行と考え方について書きましたが、全員が全員、詐欺というわけではないのであしからず。
 では、実際水晶玉占いをしてみたい!という方のため、練習の一例を書いておきます。
 まず練習するにあたり、水晶玉は必要ありません(笑)。
 というか、ガチで行う場合にも水晶玉は必要ありません。

 これは当時のジプシーの方もおっしゃってますが、別に水晶玉を使う必要はないのです。
 たとえば、滅茶苦茶磨かれた濃い色の物体(顔が反射してしっかり映るような光沢のある面)や、ガラス玉、水面(もしタンブラーとかなら、コップの縁ぎりぎりまで水を入れたもの)などでOKです。
 「え?」と思うかもしれませんが、十分可能です。
 
 次に周囲をできる限り黒く暗くし、水晶玉等を黒い布などの上に置いてください。
 黒で覆うのは、一つには「黒」のエネルギーの強さを得る・・・なんて考えもありますが、まわりを黒にすることにより、水晶玉に余計なものが反射して映らないようにするためです。

 要はできるだけ集中できる土台作りを行えってことです。
 集中力を高める場合、自分がリラックスできるお香などは効果絶大です。
 これに関しては占い用のお香などを売ってるところもありますが、そういった固定したものに頼らず、自分がリラックスできる香りならなんでもOKです。

 用意した水晶玉に他のオブジェクトが映りこまないようにする努力をしてください。
 ロウソクを立てて、ロウソクの光以外、視えないように工夫したり。
 ただし、ロウソクも用意せず、明かりもない真っ暗闇はNG。
 だって、水晶玉すら見えないじゃないですか(笑)。
 ※でも、まあ、暗闇で瞑想してビジョンを得る占いもあったりしますけどね。

 そして環境が整ったら、視たいものを決めて水晶玉を覗きこみますが、最初のうちはなにも決めずに覗いても問題ありません。
 慣れるまではなにも決めないほうが良い人もいます。
 
 ここで注意するべきは「凝視」しないこと。
 がんばって瞬きすら我慢して覗いてる人がいますが、ドライアイになるだけです(笑)。
 瞬きはしたい時にしてください。
 ただし!瞬きを意識しないようにすること。
 瞬きを意識すると、瞬きに思考が取られてうまく上達しません。
 とにかくリラックスして、思考が乱れないようにします。

 ゆっくり深呼吸してください。
 ゆっくり吸って、ゆっくり吐いて・・・・水晶玉の中に勝手に想像を置かないでください。
 頭をからっぽにして、自分の呼吸も瞬きも意識しない世界まで意識を集中させます。
 1回視るのにだいたい15分を目安とします。
 視える時は、5~10秒くらいでその兆候が表れます。
 逆に、視えない時に無駄に粘っても、必死に視ようとする思考に囚われますので注意。
 1回行うごとに多めに休憩をとってください。
 人間の集中力なんてそんな簡単に回復しません。
 ベストは気分が乗っている時に行うのがベストです。

どういった方が視えるのか?そしてどういった感じで視えるのか?

 まず、水晶玉占いは「誰でもできる」と言っておきます。
 結局、そういった行動を行うことで人間がもともと持っているというか備わる「能力」というものが作用するという考えです。
 ジプシーでは水晶玉占いは「練習すればだれでもできるもの」だという認識です。
 あとは「向いてるか、向いてないか」ぐらいの問題でしょう。
 向いてる人は最初の1回目の練習で「視る」ことがあります。
 いわゆる「ビギナーズラック」が起こります。
 ですが、ビギナーズラックであったとしても、視た際の精神の「感覚」を体感できることになります。

 ここの体感をするかしないかで「大きな差」が出るんです。
 一度体感すれば、その視える時の精神の状態というものを得ることができるので、上達が早くなります。
 
 続いて、どういった感じで視えるのか?ですが、これは視え方は人それぞれですが、多いのは「絵」として映ることです。
 モヤのようなものが出てきて、それが少しづつ形になり、「絵」が誕生する。
 ただし、視えるもののほどんどは「よくわからない」事が多いです。
 視たあとで質問を照らし合わせて「たぶんこういった意味かな?」と解釈するしかない事が多いわけです。
 たまに文字で視える人もいるようですけどね。

 注意点は心に大きな不安や問題をかかえている場合、質問内容がぜんぜん違っても、占い手のその心の「要素」に対しての答えが現れる場合があります。
 それを質問の内容に対する答えと勘違いすると、もうわけがわかりません。

 なお、そういった視え方が多いので、こちらとしてはチンプンカンプンだけど、相手に伝えると「あ!」となるケースも多いようです。

 最終的に「視ることができる」ようになると圧倒的に多いのは「動画」として視るケースです。
 
 なお、慣れてきた場合、視たいものだけを視るというものにチャレンジするようになってくると思いますが、その「視たいもの」だけを視る方法の1つを紹介しておきます。

 まず、視たいものだけを瞑想しながら、自分の心の意識の中に反映させます。
 ゆっくりと焦らず・・・・しっかり意識の奥まで浸透させたら、水晶玉を覗いてください。
 その時は、すべてを空っぽにします。
 表現は少し荒いですが「空っぽ」です。
 そうすると、最初に意識の奥に浸透させた「視たいもの」が視えます。

 とまあ、そういう方法でしている人もいますよっという話で。

 このあたりは、個人個人、やり方が出てくると思いますので、さまざまな方法を試してから、一番やりやすい方法を確立することをオススメします。

水晶玉占いにおける吉兆の判断

 水晶玉占いにおいて、ただ視えたもので判断するだけじゃない場合もあります。
 たとえば、ある質問を視ようと準備している時に邪魔が入る。
 それが何回もそのタイミングで起こる場合というのは、とっても良くない兆候だととらえます。
 また視ている最中に台座から水晶玉が落ちる、地震が起きて中断された、最悪の場合はヒビが入るなどなど。
 そういった場合はとっても良くない兆候ととらえます。

水晶玉の管理


 まあ、このあたりも人によって変わってきますが、ジプシー自体は水晶玉はあくまで「道具」としてしか考えてません。
 大切な「宝石」ではないのです。
 ですが「道具」としての敬意は払います。
 保管の際は黒い布に入れたり、かぶせたりして、水晶玉を休ませるような環境に保管します。
 また、定期的に月あかりに30分程度さらしたりします。
 太陽光はNGです。
 なお月あかりは、ガラス窓越しはNGとし、窓をあけて直接、月あかりを当てます。
 なお、黒い布は「絹」が重宝されます。
 ※でもそんな都合の良い袋はあまり売ってません。自分で作るなどしたほうが良いかもしれませんね~。

・・・・・とまあ、走り書き程度でしたが、水晶玉占いについてジプシーの当時の考え方を中心に紹介しました。

 ただ、書いたとおり、水晶玉である必要はなく、ひどい表現するとキズのないアクリル玉でも十分なわけです。
 「視る」時の感覚とコツは、水晶玉でもガラス玉でも大差がないんです。

 ただ、私個人の意見としてはガラス玉より水晶玉のほうが視やすい気がします。
 とはいえ水晶玉は高額なので、今から挑戦してみようと思う方はガラス玉からチャレンジしてみてもよいのではないでしょうか?

※↓(; ・`д・´)これで154万ぐらいします。6cmぐらいです。これでも安いほうですね。

 練習用ならガラス玉か溶錬水晶で十分です( ゚Д゚)↓

 こっちのほうがちょっと台座とかオシャレかな?↓

※ガラス玉も安い溶錬水晶もあんまり値段に大差なかったです。
(ただ、あまり傷が多いものは集中力の邪魔になりますので、慣れるまでは避けたほうがいいかも?)。
 
 ということで、まずは無理せず安いものからチャレンジしましょう♪

 でも最初から高いものを買いたい方は、最終的に部屋のオブジェになることを想定して、台座もオシャレなものを選びましょう( ゚Д゚)。
 (これ、よくあるパターン)。

最後に


 占いを占いだけだととらえてる人が多く、そのためインチキが減りません。
 占い師や魔術師ってもともとは「相談を受けてアドバイス」する職業だったんですよ?
 ※まあ、一部悪い奴らも歴史上、当然いましたが・・・。

 占いで言い当てることが商売ではなく、相手の悩みにおける心の負担をできるだけ解決したり、解決へ向けてのアドバイスを長年得た知識などから行うのが正しいんです。
 「占い」という行動は、その際の補助的な「ツール」であることが必要なんですね。
 それが認識間違いで「当たる占い」を探すことが大前提になってしまっているのが現代です。
 「当たる占い師」を探すのではなく、「心の負担を軽くしてくれる相談ができる相手」を探すことが重要なんです。
 ただ、問題なのが、現代においてその「心の負担を軽くする」行為が得意な人が多いのは詐欺側なんですね。
 最初、軽くしといて解決へ向けて手伝ってあげて、最後に全部回収するとか・・・。
 難儀な世の中になりましたね~(/ω\)。

そして余談(最後にはどこにいった(; ・`д・´)9)
 この占いは基本的な考え方なので、ロウソクの火でもキャンプファイヤーの火でも可能です。
 炎のゆらめきの中に視たいものを視るという考え方です。
 (集中しすぎて、自分が燃えてしまわないように気を付けてください。集中するあまり、近づきすぎて髪が燃えるとかあるんです( ゚Д゚))。

 ↑こんな黒い玉でも水晶玉占いは可能です。

 雰囲気作りに↓(/ω\)


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