学生時代

何から書いていこうと思いつつ、始めてみる事にした。

特に将来の夢がない学生時代だった。
「普通」に小中高と「皆で」公立に行って
その先はわからないけど「普通」に結婚して「普通」に子供を産んで、「普通」に家庭を築いていくのだろうと。

現実はハチャメチャに掛け離れる事となる(笑)


小学校は親の転勤により3つ経験。
うちひとつは学級崩壊気味。
放課後もそこそこ悪いことをしていた。
好きな先生は6年生の時の先生のみ。
他は担任だった名前もほぼ覚えていない。
ちなみに私は元々昔の記憶が薄い。
心に残る出来事が少なかった事と、自分なりの自己防衛もあるのかな、と今になって思う。

中学から転勤による転居がなくなり定住。
友達には恵まれるものの、学年的にやはり教師には恵まれない代。
この時代には思いきり贔屓を露骨にする教師も普通にいた。他校にはまだ物差しで靴下の丈を校門で測っているなんて噂もあった。

すさまじく典型的パターンだが…
中2で初めて眉を剃り、夏休みでブリーチデビュー。もちろんどっちも校則違反。
親はこれに対し特に怒ってきたりとかはなかった。
ただ学習面はうるさかった(私が全くしなくなった)。
ついに行きたくもない近所の個人塾に行かされる。
教室内が何の匂いかわからないが凄まじい臭さ。
いつもその塾の臭いが服に着くのが嫌だった。
行くだけできちんと勉強した記憶はない。

ちなみに休み明けにはきちんと
黒染めをした。この儀式は高校卒業まで続いた(笑)

希望の公立高は、私と他1人は落ちると思う
と、先生達から言われていた。
たまたま、私は受かった。

なぜそこに行きたかったか。
「中学の大半の子がそこに行くから」。
それ以外何もなかった。
受験勉強もフリだけして特にしなかった。
本当にたまたま受かったんだと思う。

高校生時代は、相変わらず私たちの代は評判の悪い先生が集まる代だったが、やっぱり友達には恵まれた。

1年の一学期の終わり頃にバイトを始め、それが本当にハチャメチャに楽しかった。
初めての「家」と「学校」以外での自分の「居場所」。

私は勉強も運動も全くできない為、学校へは友達に会いに行く場所なだけだった。
尊敬できる先生にあまり出会えなかった。
あと実家は当時自覚がなかったが既に居心地がいい場所ではなかったんだと思う。
それは後々残していこうと思う。

留年ギリギリで卒業できた。
ここから先は皆、それぞれ自分の希望で行きたい場所を探し、進んでいくのだ。

私は、なにもなかった。
やりたい事、興味があること、したい事。本当に何もないのだ。
親がうるさくなければ続いていたバイト先でフリーターでも良かったが、それは親からしたらありえない事だったようで、選択肢に入れてくれてさえなかった。

(別に行きたいわけではないが)ただ大学は行っといた方がいいのかなとうっすら思っていた事、両親とも大卒ではないからか、大学への進学を強く進めてきた事。しかし勉強も運動もできない私はどうなったか。

親や塾の先生の勧めで、なんと実質入試がない大学(!)へ入ったのだ。

作文(論文のようなものではない、本当に作文)と、面談のみ。確かこれもギリギリで決めたんだった気がする。

偏差値はお察し…


ここで元旦那と同じ学部に入り、わりとすぐ付き合った。


学生時代がたったこれだけの文字数でしか言い表せない。私には「中身」がなかった。
「普通」「皆と一緒」が安心だった。あとは親が指示してくることにある程度は逆らえず意見も言えなかった。

ずっとずっと、流れに流されるだけの人生だった。

ここまで楽しかった記憶は中高の休み時間や放課後友達と遊ぶことと、バイトのみ。


こんな中身のない人間が大人になると、大変な事になるのです…

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