TOEICオンラインIPテストで800点を取るために実践したこと
はじめに
色々あって、本当に色々あって公開テストでもIPテストでもいいのでTOEICのL&Rでスコア800点を取得する必要があった。
公開テストで2時間以上うんちを我慢するのは無理だと悟ったぼくは、試験時間が1時間のオンラインに対策を全振りし、結果的にオンラインで800点台を取ることができた。ここには備忘録も兼ねて取得するまでに実践したことを書いていく。
オンラインIPテストとは、ざっくり言うとPCや iPadで受験可能なTOEICテストで、問題数を絞って試験時間を短縮した代わりに受験者のレベルによって後半の問題が変化する仕様になっている。
TOEICの勉強を始める前のぼくスペック
前回スコア:なし(TOEICのスコア持ってませェん!!で就活を乗り切った)
リーディング:大学受験までに習う基本的な文法と単語はほぼ理解できる。長文も頑張ればひと通り読めるが、読むのは遅い。
リスニング:ゴミ。マジで何を言っているのかわからない。短い会話であればごくたまに聞き取れる。
使用した教材
金フレ(TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ)
単語帳で調べたらこれが出てきたのでとりあえず買った。例文や解説、類義語が程よく載っており、速攻で単語を覚えたい人向けの情報量なのが良い。
本に記載されているアプリをダウンロードすれば音声も聴けるっぽい。
スタディサプリ TOEIC対策コース
スマホに生活を支配されていたため、「ソシャゲやる時間で勉強すればええやん!」と思って導入した。お陰でアイドルマスターシャイニーカラーズのグレードが5→3まで下がった。
通勤中や昼休みはアプリでサクッと、夜や休日のまとまった時間はブラウザでがっつり勉強でき、社畜の生活スタイルに合わせて勉強時間を確保できたので大変重宝した。
「連続学習記録」というカウントが存在し、学習を忘れていると「記録途切れちゃいますよ〜^ ^」みたいな通知で煽ってくるのもドM向けで◎。
月額3,000〜4,000円くらいなので、資金を投下できるのであればオススメ。
Haru English(YouTuber)
TOEICの勉強法や練習問題を投稿してるチャンネル。なんとなく動画を見る時間はほぼこのチャンネルの動画を見るようにした。投稿動画のほとんどがTOEIC関連の動画なので垂れ流ししても問題ない。
顔がいい。
対策
(LR共通)TOEIC頻出の単語を覚える
主に金フレを使用して、TOEIC特有の単語を覚えまくった。暗記方法はHaru Englishの動画を参考にした。
左ページに文章の穴埋め、右ページに単語の解説が載っているので、右ページを隠し穴埋め問題を解く。1秒で答えが浮かばなかったものはチェック欄にチェックを入れていく。これを1冊ぶんやる(1周目)。
1周目でチェックを入れた箇所だけ、1周目と同様に穴埋め問題を解いていく(2周目)。
2周目でチェックを入れた箇所だけ穴埋め問題を解いていく(3周目)。
※1周目は出来なかったが2周目で出来た単語は、3周目ではやらなくて良い。3を、チェックを入れる単語がなくなるまで繰り返す。
1に戻る(もう1度全単語の穴埋め問題をやる)。
最初は1冊終えるのに時間がかかるが、単語を覚えていく(=チェックのついた単語が少なくなる)と1冊のサイクルがどんどん速くなる。
単語の暗記に関しては毎日30分以上、継続して取り組むようにした。これをちゃんとやらないと選択肢の単語がわからなかったり、問題文にわからない単語が出てフリーズしたりと本番で命取りになる。
金フレの単語が定着してきたら、スタディサプリ内の単語帳を使用して音声込みで覚えた(リスニングで聞き取る必要があるので音声も必須)。
また、試験では本文中の単語が選択肢では別の単語に言い換えられているパターンが多いので、類義語を金フレに書き込んだりもした。
(LR共通)TOEIC特有のシチュエーションに慣れる
金フレの例文やスタディサプリの例題を解いて、TOEIC特有のシチュエーションに慣れる(パーティを開く、プリンターが壊れる、〇〇の〆切を延ばす、変なツアーに参加するなど)。会社の業績は好調だし社員はキラキラしてるしボランティアや寄付がバンバン行われている。正直くそつまらん……
問題を解きまくって、「またこのパターンかよ……」と思えるようになってくればOK。シチュエーションをイメージしやすくなり会話や文書がスッと入ってくる。
(LR共通)誤答の選択肢がなぜ誤答なのか復習する
問題の復習を行う際は、正答の理由だけでなくTOEICの誤答の選択肢がなぜ誤答なのかを解説を読むなどして学んだ。誤答は大体下記のようにパターン化できるので、どのパターンなのか考えてみる。
文章の構造上明らかに違うもの
文法的には正しいが、支離滅裂な会話や文章になってしまうもの(そもそも文章に全く書いてない、会話で全く触れてない)
文法的に正しく支離滅裂でもないが、会話や文章の流れから矛盾が生じるもの
正答っぽいけど何か違和感のあるもの(文章をよ〜く読まないと矛盾に気づけないムカつくやつ)
1問にかける時間は多少長くなるが、これをしっかりとやっておくと意地悪な問題に引っ掛かかりにくくなる(まず語学の試験のくせに意地悪な問題を出すな)。
(L)スタディサプリのリスニングメニューを順番にやっていく
マジで、マジでスタディサプリのパート1〜4の対策講義と演習問題をただただ順番に解いていく(+たまに復習で解き直す)だけでリスニングを400点台に持っていける。
スタディサプリの1単元の流れは
問題
講義動画
(スタディサプリ内で正答率の低かった問題を中心に動画で解説してくれる)単語、イディオムチェック
ディクテーション
(聞こえてきた英文をそのまま文章に書き起こすトレーニング)本文チェック
シャドーイング
(聞こえてきた英文を自分自身で発声して追いかけるトレーニング)
である。
4と5のディクテーション、シャドーイングが正直面倒だが、これらをしっかり取り組むことでリスニング力がどんどん向上する。
講義動画もリスニングのテクニックや単語、文法を解説してくれるので飛ばさず見たほうがいい。
(L)先読みのトレーニングをする
※先読み:パート3、パート4において、リスニング音声が流れる前に問題文や選択肢を予め読んでおくこと
あくまで体感だが、問題文や選択肢を先に読んでから音声を聴くのと、音声を聴き終わった後に問題文や選択肢を読むのとでは、音声の解像度が全然違う。「会社の会議なんだな」とか、「何かトラブルがあったんだな」とか、シチュエーションをある程度わかった上で音声を聴いた方が絶対良い。
問題文だけ読む派、問題文も選択肢も読む派などやり方が複数あり、自分に合った先読み方法を模索するのが良いとされている。
ただしオンラインIPにおいては、現在の問題が終わるまで次の問題文を先に表示させることができないため、冒頭のディレクションが流れている間(約3秒)しか先読みのチャンスがない。自分は3秒で1問目、2問目の問題文だけ読むようにしていた。ゴミ!!!!!!!!
(R)パート5、6(たまに7)の単語穴埋め問題を平均15秒くらいで解けるようになる
長文読解に思ったよりも時間がかかってしまうタイプだったので、いっそ穴埋め問題はさっさと終わらせて長文読解にたっぷり時間をかけることができるよう、穴埋め問題を速く解くトレーニングをした。
やり方は、時間を測ってスタディサプリのパート5の問題を解き、15秒で解けなかった問題と間違えた問題の復習をするだけ。集中力をキープするトレーニングも兼ねて1セット30問解いた。
(R)文章で使われる接続詞やよく使われるフレーズを覚える
パート7の長文読解では英語を訳しながら読むのに時間がかかっており、最後のほうの問題は適当に解いてしまうことが多かった。そこで、問題を解きながら文章展開のキーワードとなるようなフレーズとその役割をノートにまとめていった。
例えば、
although
→メインの文(ほぼほぼポジティブな文)に、althoughから始まるサブの文(ほぼほぼネガティブな文)を付けるIn addition,〜〜
→前の文章に情報を追加しているI would appreciate it if〜〜
→依頼内容が書かれている
などである(微妙に意味が違ってたらすいません)。
こういったフレーズが文章に出てきたらいちいち訳さずに「あっ次は〇〇な文章が続くんだな」と思って読むようにしたら、長文読解が多少速く読めるようになり、長文全体の流れも掴みやすくなった。
おわり
上記の方法を実践してギリギリ800台に乗った。総勉強時間は60時間くらい。ここまでやってしまったからには900台を安定して叩き出せる域まで到達したい。
900取るには多分TOEIC対策の勉強をするのではなくて、オンライン英会話やったり英語の記事や書物を読んだりした方が近道なのかなぁ……
クゥーーン……
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