JCS使用デッキ、爆走レシリザの解説及びレシリザミラーで勝つ方法の検討について

こんにちは。

JCSが終わり、今シーズンのポケモンカード大型イベントも一区切りしました。大会に参加された方、ジャッジや運営の方々本当にお疲れさまでした。

私は先日のJCSにて6勝3敗で、第一の目標としていたday2進出には届きませんでした。

しかし、大会成績134位でCSPを60ポイント頂き、CSPポイントランキングをJCS終了時に46位タイでとどまることができたのでWCS2019のday1出場権利を得ることができました。この結果は自分を支えてくれた人たちあっての結果だと思います。本当にありがとうございます。

意気込みについてはまた別の記事でいろいろ書きたいと思いますが、とにかく、自分が2年前のWCSで成し遂げられなかったものの為、ポケモンカードの競技を楽しむ女性プレイヤーの今後の為、日本代表そして女性代表の一人として頑張っていく所存ですのでよろしくお願いします。


さて、今回はJCSで使用したレシラム&リザードンデッキのレシピとそのざっくりとした解説、そしてレシラム&リザードンデッキを使うと最も悩むミラーマッチについてどんな策を講じることができるかを検討する内容を書きたいと思います。

今回のレシリザは練習時間の確保が出来ず、練習ができなかった人と全く同じ構築を共有し、その方も私と同じ6勝3敗でした。私もこのデッキを組んだのは大会前々日の夜でした。その後、前日の昼間に知り合いと練習をして調整、60枚構築が固まったのが前日の夜だったので、この型のレシリザを組み上げてからの練習回数は少なめです。

回しやすく、プレイミスが発生しにくい。やりたいことがやりやすいデッキになったと思います。

レシピのままでも結構強いと思いますが、完成度としてはまだまだ低いと思うので現環境のひとつのアプローチとして参考にし、さらに強いデッキを生むためのエッセンスとして以下、読んで頂けたらと思います。

使用したレシピ

実際使用したレシピはこちらになります。

ざっくり言うと、強力な特性を持つGXポケモンを使って強力なGXポケモンを素早く立てましょう!ってデッキです。

プレシャスボールの登場によりデデンネGXやカプ・テテフGXはとても使いやすいカードとなりました。先攻ならば1ターン目にカキ、後攻ならば溶接工もしくはカキ。この動きの成功率が今までのレシリザデッキと比べて格段に上がりました。

以下、メタを見て採用したカードの解説です。

ウソッキー

対ゾロアーク系のデッキに対して出すと120と150でレシリザが倒されることが無いので強いです。また、カラマネロデッキやピカゼク、カメックスデッキなどベンチにポケモンを並べ展開するデッキにも役立ちます。

Uターンボード

このカードはこのデッキを組もうと思ったきっかけを作ってくれたプレイヤーが入れていたものを参考にしました。場に出ていたらトラッシュにいくことはないので1枚。

マーシャドー(やぶれかぶれ&リセットホール)

やぶれかぶれは言わずもがな。進化デッキを相手にするときは後攻1ターン目や先攻2ターン目に使うと相手の手が止まることがあります。ブルーの探索型のデッキにも有効?です。

リセットホールは無人発電所を出された時に使いたいカードです。無人発電所が入っていそうなデッキには予めネストボールやハイパーでリセットホールマーシャドーをベンチに出しておくと良いかもしれません。

デデンネGX3枚

サポートカードだけではドローが不安なので序盤・中盤・終盤にそれぞれ1回ずつ使用するため3枚採用。プレシャスボールで容易に使用できるようになりました。プレシャスボールというカードがリリースされたおかげで採用枚数を増やしたカードです。きぜつしたらサイドカードを2枚取られてしまうGXのポケモンをベンチに並べるなんて…と思うかもしれませんが、デデンネGX(カプ・テテフGXも)の恩恵で従来のレシリザの型より容易に盤面が完成できるようになったので採用しないなんて選択肢はないと思いました。

ミュウツー&ミュウGX

炎タイプのメインアタッカーと弱点を分散させるために、サブアッタッカーとして1枚採用。ヒードランGXとレシラム&リザードンGXの技を器用に使い分けることができるのも強みです。今大会で私はカメックス&カメックスGXデッキと3回マッチングし、2度勝利できたのはこのカードのおかげです。(1回負けたのはこのカードがサイドに落ちていたことが大きな原因だと思っています)ただ、超タイプの非GXアタッカー(ギラティナ、パンプジン、ダストダス等)を採用しているデッキが環境にそこそこいるので採用枚数は検討すべきカードに思いました。

私の当日のマッチング

1回戦:ピカゼク○

2回戦:カメックス○(ウソッキーをベンチに出してカメックスを1匹だけに絞ることができたのが勝負を分けたか)

3回戦:カメックス×(ミュウツー&ミュウGXがサイド落ち)

4回戦:ルガゾロ○(負けた直後に私よりもCSPの高いプレーヤーとのマッチングでとても緊張しました。ウソッキーを出して、ベンチを5匹出さないように注意しながら定跡通りのプレイをして勝利)

5回戦:カメックス○

6回戦:ルガゾロ○

7回戦:ルガゾロ○

8回戦:ジラーチサンダーピカゼク×(ミュウツー&ミュウGXスタート。手札がうまく噛み合わず、ボルケニオンを場に出すことがなかなかできませんでした。最後は1手差で負け)

9回戦:たけるとうきリザードン&ドラゴンZレックウザ×(ヒトカゲを進化されないように破れかぶれやグズマを使って重点的に倒していき、ヒトカゲが場にいなくなったところで勝ちを確信していました。が、レックウザにドラゴンZがついて、きぜつすることなんてないと思っていたミュウツー&ミュウGXが一瞬できぜつ。相手の策に完敗でした。)

同じデッキを使った人の当日のマッチング

1回戦:ヤドン&コダック後○

2回戦:レシラム&リザードン後×

3回戦:ズガドーンGXアーゴヨン後×(こっちはミュウツー&ミュウGXスタートで相手のアーゴヨンのワザでたおされてしまったそうです。)

4回戦:マニューラGXトランス先○

5回戦:クワガノンバレット後○

6回戦:マニューラGXトランス後○

7回戦:レシラム&リザードン先○

8回戦:サンダースGXとハンデスをするデッキ後○

9回戦:レシラム&リザードン後×

このデッキを使用し、大会を終えて感じたこと

レシラム&リザードンとのミラーマッチで後攻になり、相手が先攻でカキをつかってエネルギーをつけてしまうと大体勝てない。

ミュウツー&ミュウGXによる弱点分散やプレシャスボールの登場により、素早く容易に盤面を整えることができるようになったのでスピードでタイプ相性の有利不利を覆すこと従来より容易になった。

超タイプの非GXアタッカーを採用したデッキもそこそこいるのでミュウツー&ミュウGXの存在が裏目ってしまうこともある。

この気づきの中でも、特に同種のミラーマッチで一歩出遅れ、相手に先にダブルブレイズを使われて、サイドを3枚とられたときの巻き返しについてはかなり重要な課題であると考えます。以下では、ミラーマッチで出遅れたときにどのように返していくかを考えてみようと思います。下記にまとめたものは検討案であり、勝利が担保された方法ではないことをご承知ください。

レシリザミラーで勝つために本気を出して考えてみた・・・

<プレイング>

カプ・テテフGXやヒードランGXのワザを使い、2ヒットで倒していく。その間にリセットスタンプ等を使いハンデスをおこない、相手の2体目のレシラム&リザードンGXの準備が整わないようにしていきましょう。

<対策カードを入れる>

ククイ博士

プレシャスボールのおかげでカプ・テテフGXが使いやすくなり、それに伴いサポートカードもサーチしやすくなりました。こだわり鉢巻+ククイ博士でフレアストライクのダメージが280になります。あらかじめ場にエネルギーがついているアタッカーを準備できていなければなりませんし、倒さなければならないタッグGXがバトル場に出ていなければならないという条件が重ならないと使えません。

戒めのほこら

足りないダメージをスタジアムで補完するプランです。自分のGXポケモンにもダメージが入るのでミラーマッチでは逆に相手に利用されてしまう恐れもあります。ミラーの劣勢を覆すカードとして使うなら返しに相手に利用されないようにハンデス等相手の手を止めたり、相手の盤面をよく見てスタジアムを場に出すか出さないか判断したいところです。

ウツロイドGX

特性を使ってどくのダメージで足りないダメージを補うプランです。プレシャスボールがあるため必要な時に容易にサーチして場に出すことができます。溶接工やグズマを使いながらダメージの補完ができる点も強みです。

ミュウツー&ミュウGXの特性を使って、リザードンGXのワザを使う

ミュウツー&ミュウGXの特性を使ってファミリーポケカのリザードンGX、SM3のリザードンGXのワザを使っていくプラン。4エネでフレアドライブGX300ダメージを相手に与えることができます。JCSのデッキを組むにあたってこのタイプのデッキについて私も検討しました。このプランのデッキを組むならミュウツー&ミュウGXを2枚以上採用する必要があるように感じました。また、ミラーマッチ以外にもタッグGX同士の殴り合いなら強いです。


以上、JCSで使用したデッキと、レシリザミラーマッチについて検討してみたことをざっくりとまとめてみました。

拙い文章で分かりにくい部分もあったかもしれませんが、今後のデッキ構築やプレイングの参考にお役立てできたら幸いです。

国内大会が一区切りついて、これからは8月のWCSに向けて少しずつ練習に励んでいきます。WCSに向けた自主大会も日本各地で行われるそうなので、練習のため、余裕があれば日本各地を飛び廻るかもしれません。その際は、各地のみなさんよろしくお願いします。

ここまで読んでいただきありがとうございました。また、ちょっとした試みとして投げ銭箱をこの記事に設置してみました。投げ銭していただいたお金はWCSの軍資金として活用させていただきます。また、投げ銭していただいた方には、ちょったしたお礼としてJCSで使用候補だったけど使用をあきらめたカメックス&カメックスGXのデッキレシピも公開いたします。完成度は低いですがそこそこ強いのでカメックスデッキを組んでみたいと思っているかたの参考になれたら幸いです。

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記事を読んで頂きありがとうございました。WCS出場に向けて日々頑張っておりますが、大会参加には高額な渡航費、資金がかかる為、もしも今後の私の今後の活躍を応援をして頂ける方がいらっしゃいましたら、サポートという形でお力添えして頂けると大変励みになります。よろしくお願いいたします。