見出し画像

ポケモンカードゲームCL京都ベスト16レシリザブースターデッキ採用カード解説

はじめまして。このたび初めて記事を書かせて頂きます、こリと申します。

先日行われたポケモンカードゲーム、チャンピオンズリーグ2019京都(以下、CL京都)で予選9回戦目、配信卓に座り、特性持ちのイーブイが場に出ているにもかかわらずブルーの探索を使おうとしたあの女です。(その様子が気になる方は動画サイトで探してみてください。)

あの対戦の後、予選最終戦はガブリアス&ギラティナGXとカラマネロのデッキになんとか勝利して、決勝トーナメントへ進出。決勝トーナメント1回戦で負けてベスト16でした。

今回大会で私が使用したデッキはTwitterのフォロワーである、うーるさんがnoteに投稿していたデッキからカードを3枚さし替えたものです。

基になったデッキの記事はこちらになります。

この記事では、私がさし替えたカードや使用感などを中心にお話したいと思います。

以下、本題です。

リンクのレシピをそのまま使用して感じたこと

まず、問題に感じた点を箇条書きで書きます。

・ククイ博士を必要なタイミングで使いにくい

・ギラティナの特性+技2回でレシリザがきぜつする

・ミラーマッチの際、自身のレシリザに30ダメージ与えられると厳しい

・最初の7枚でたねポケモンがいないことが結構あり、マリガン分で相手に余分にカードを引かせてしまうことがある

・対戦スタート時にバトル場にイーブイが出ていることが理想だけど、そうならないのでブルーの探索でネストボールやポケモンれかえをサーチしなければならないことがある

次に、使っていてよかった点です。

・本来1回の対戦で相手がサイドをとったタイミングで2回使用するためのリセットスタンプ3枚ですが、相手にマリガン分多く引かせてしまったとき、先攻をとれば、そのマリガン分をリセットするためにも使用することができる

・火打石、巨大なカマド、ダート自転車で山札を容易に圧縮することができる

・カスタムキャッチャーが相手のリセットスタンプやジャッジマン等によるハンデスをケアするためにも使える

・ブースターGXのヒートステージ、ぐれんの炎共に強い。この子を野放しにしてレシリザGXを2枚とって終わりにするプランを取りにくいぐらい強い

・メタカードが入ってなくシンプルなので毎試合安定した立ち回りができる

以上の点と公式サイトに掲載されたシティリーグ優勝デッキのレシリザブースターを参考に最終的に構築はこのようになりました。

新たに入れた3枚のカードについて

きずぐすり:レシリザGXのきぜつまでに必要な攻撃確定数をずらしたり、きぜつのために要求するカードを増やしたりするために採用しました。おおきなマラサダとの違いは場のどこにいても使えること、10ダメージだけ回復量が多いことです。これによりミラーマッチで30与えられたときにケアできます。マラサダの場合、20回復しても拘りはちまきフレアストライクで気絶してしまいます。きずぐすりなら拘りはちまきとククイ博士も必要になります。状態異常を回復できないデメリットもありますがそこは2枚のポケモンいれかえでなんとかなると思いました。まんたんのくすりのようにせっかくつけたエネルギーをトラッシュしてしまうこともありません。モーモーミルクのようにコイントスで回復量が変化することもありません。回復できないリスクを抱えながら60回復したい場面も思いつきませんでした。30回復で十分。

実際、大会できずぐすりは勝敗を決定させる活躍を見せました。

ミラーマッチで30与えられた時のケア、ギラティナカラマネロの攻撃の確定数ずらし、ガブギラGXのちょくげきだんのケアなどなど。

エネルギースピナー:4枚目の火打石。後攻をとった時、2枚トラッシュすることなくエネルギーを3枚手札に加えることができて使い勝手がよかったです。

3枚目のイーブイ:初動のスタートを安定させるため。ダート自転車より役に立ちそうだと思っていれました。イーブイを入れてたねポケモンの数を6枚にした場合、初手7枚の手札にたねポケモンがいる確率は54.1%、5枚にした場合は47.5%です。(計算違っていたら指摘お願いします)気休めかもしれませんがマリガンの回数が増えて相手に余分にカードを引かせる回数は多少減るかなと思いました。イーブイをバトル場に出してスタートさせるという理想的なスタートも多少やりやすくなった気がします。

実際、CL京都で初手7枚の手札にたねポケモンがいなかった回数は11戦中合計で9回です。お互いにたねポケモンがいなくて引き直したこともあったので実際、余分に引かせてしまったのは5回でした。

検討したけど採用しなかったカード

さし替えたカードの他にいくつか採用を悩んだカードがありました。最終的に相談に乗ってくれた知り合いと話し合って採用を見送ったカードをいくつか紹介します。

ブースター:対フーパには強い。けどそれ以外に強い部分がない。という知り合いの見解もあり、採用を見送りました。

ボルケニオン:対フーパで入れるならほかのデッキに対して出しても役に立つこちらのほうが優先度は高かったです。しかし、本来のデッキコンセプトを歪めてしまうのでこちらも見送りました。このカードを1枚入れたところでフーパを一撃で倒すことができませんし…。

無人発電所:一番採用を悩んだカードでした。相手の動きを止めるか、自分の展開に重点を置くか。相手の番に相手がこのスタジアムを張り替えることができなければ有利に展開できるデッキが結構あります。例えばゾロアークペルシアンとか、ジラーチサンダーのカプコケコGXの奇襲も止めることができます。最終的に、自分の展開に重点を置いたので採用を見送りました。

感想とか

コンセプトがわかりやすいので使っていて楽しく、無理なく10回戦まで戦うことができました。10戦中、フーパとのマッチングが無かったのも運が良かったかもしれません。9回戦目の事故を除いたら、引きも強くて、所謂、「持っている日」だったかもしれません。レシリザGXのデッキはサブアタッカーにボルケニオンが入っていたり、ムウマージとリセットスタンプを絡めたり、マーシャドーやカプテテフGXなどの強力な特性を駆使して闘ったり、いろいろな型があります。大体の型は試したのですが、他の記事なども見て今一度レシリザデッキの理解を深めていけたらと思いました。

最後に

今回私がCL京都で使用したデッキは、本来大会本番で使おうとした候補のデッキとのマッチング相性をみるための練習用デッキとして、コピーしたところからはじまります。大会本番2日前に参加した練習会で、本来使おうと思っていたデッキでは勝ちきることが難しいことがわかりました。

そこで、じゃあどのデッキなら勝てるだろうと考えたときこのデッキなら…練習の時でも勝率が良かったし、10戦無理なく戦うことができると判断したためこのデッキを選びました。

自分一人だけで大会に向けてやっていたらこのデッキを使おうとは思わず、大会当日、本来使おうと思っていたデッキでボロボロに負けていたかもしれません。

自分がここまで勝つことができたのも、うーるさん、そして大会直前に練習会を開いてくれたまえじまさんやその練習会に参加していたメンバー、普段からポケモンカードを一緒にやってくれる人たちや、困ったときに相談に乗ってくれたしょうさんのおかげであります。本当にありがとうございました。

最後になりますが、自分が記事を書くことによって、女性のポケモンカード競技者が確かに存在しているということをたくさんの人に知ってもらえたらいいなと思ったので、今後も成績関係なく、積極的に記事を書いていきたいと思います。また、このように思った経緯については、後日、記事として投稿する予定ですのでよろしくお願いいたします。

(ちなみに、本来大会で使おうとしていたデッキはジガルデデッキです。理由はエネルギーを貼ってポケモンを並べて殴るといった単純で使いやすいからなど、いろいろありますが、一番はマッギョのカードを活躍させたかったからです。)

終。

記事を読んで頂きありがとうございました。WCS出場に向けて日々頑張っておりますが、大会参加には高額な渡航費、資金がかかる為、もしも今後の私の今後の活躍を応援をして頂ける方がいらっしゃいましたら、サポートという形でお力添えして頂けると大変励みになります。よろしくお願いいたします。