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出かけてきたよ㉗(伊勢)

(昨年夏の思い出を綴っています)
昨年に続き、里帰り中に伊勢に出かけた。

道路が混んでいるところがあった。
そういえば、「お盆」の初日だったっけ。
でもそれは一瞬のこと。ほどなく椿大神社に到着。

境内は、清い聖域。
いつまでもいたくなるような気持になる。

この神社の背後の山が、今回も気になる。
登拝できるのかなと調べてみたが、この近隣に一泊は必須のようだ。
いつかお山からお招きがあったら、ぜひゆっくりうかがいたい。

伊勢神宮外宮へ。
相変わらず、たくさんの方々をお招きされている。
お気に入りの勾玉池周辺で、ゆっくりとした時間を過ごす。

おかげ横丁で美味しい甘酒をいただいた後
伊勢神宮内宮からほど近い、猿田彦神社へ。
同じ猿田彦神を祀っていても、椿大神社とまた違った雰囲気がある。
私見だが、椿大は背後のお山と磐座からのエネルギーも
満ちているからなのかもしれない。

ふと、境内奥に行きたくなった。
清々しい風に導かれるようにして進むと、稲穂が見えてくる。
ここはどこだろうと思っていると、看板を見つけた。
「御神田」
神様の田んぼが、こんなところに。
優しく、かすかに揺れる稲穂の姿に安らいだ。

内宮にご挨拶した後、私は行きたいところがあった。
それは、家族が大好きな「お福餅」をお土産に買うこと。

おかげ横丁の方向へ、急ぐ。
「お福餅」が売っている場所は、あるお土産屋さんの一角。
そこに近づくと、昨年も応対してくれたお店の人がいらした。
私の姿を見た途端、前と同じことをお話されようとした。
「うちの「お福餅」は、あの「赤〇」とパッケージと中身が・・・」
そうなのだ、このお福餅、「赤〇」とよく似ている。
だからパチモンだと思われてしまうらしい。
決してパチモンではないと、
この方は今日も、出会うお客皆に、同じことを説明されているのだ。

「赤〇」は美味しい。
そして望めば、大阪などでも手に入れることができる。
ここでは、伊勢でしか手に入らない「お福餅」を求めたかった。
時間がなかったので、お店の人を遮るように言った。
「はい、存じ上げております。赤〇さんも美味しいですが、
私の家族は皆、お福餅さんのやわらかな甘さが好きなんですよ。
3箱いただけますか。」
お店の人はキョトン、とされた。
でもすぐに気を取り直し、おぼつかない手で袋に箱を入れてくれた。

このお福餅へ、思いがあるのだろう。
「これからもぜひ、ご贔屓にしてください。
うちのは手作りで、ほんとに美味しいですから」
と多めのお釣りを返してくれた。
「またぜひ、よろしくお願いします!!」
抱きつかんばかりの親しみを込めて、袋を渡してくれた。

私の家族が大好きな、「石神さん」に到着。
理由は、「明るいから」
確かに、日に焼けたスポーツ好きの女性のような、
さわやかなエネルギーが境内に満ちている。

その後、無事帰宅。
一日を振り返りながら、早速皆でお福餅をいただく。
あの方のおっしゃった通り。
お福餅は、とても美味しかった。
あっという間に、3箱空。
うーん、次回は4箱にしよう。
足りるかな?!



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