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2021年11月現在においてメモリ容量はどの程度あればいいのか?

おはようございます。またはこんにちは。もしくはこんばんわ。マゲっちSCと申します。11月も中旬となりましたね。スポーツの世界ではまもなく今年のリーグ戦が終盤を迎えます。私はサッカー好きなのでよくDAZNでJリーグ中継を見ます。愛媛FCがJ2所属なのとJ3にFC今治がいますので見るのは主にJ2とJ3です。まだまだ残留争いが熾烈を極めていて正式に毛挺するのはおそらく最終節でしょうね。愛媛FCがJ2残留することを願うばかりです。

さて、前回のブログではWindows11を導入することによる恩恵をご紹介しました。ストレージへインストールされたり保存されるデータが暗号化されてより安全にデータを扱うことができるようになったり、ダイレクトストレージという技術によって主にゲームの読み込み速度が上がったり(ゲーム側が対応する必要があります)、HDRに対応したり(HDR表示可能なモニターが必要です)などがあります。またブログを更新したあと動画サイトでゲーミングモニターの紹介動画を探しましたが、何名かの方はHDR対応であることを紹介するものがありました。現在のゲームはモノによっては普通にフルHDで充分楽しめます。そこにHDRの機能が対応することによって暗所の表現がよりリアルに見やすくなるわけですね。もしモニターを買い換えようと考えていらっしゃる方がいらっしゃれば、今後のことも考えてHDRにも対応したモニターを購入されるといいと思います。今後Windows12などが出てきたとしてもHDR対応はおそらく続くと思われますし無駄にはならないと思います。

intel第12世代CPU発表とメモリの重要性

つい先日intel製CPUの第12世代が発表され現在発売されています。Corei9~Corei3までが新たにラインナップされました。今回はメモリのお話になりますので今回は詳しくお話しませんが、新CPU発表と同時に対応マザーボードと新世代メモリのDDR5も発売されています。intel第12世代のCPUでもDDR4のメモリを使用することはできます。よくPCを新調する際にCPUやGPUにこだわったりストレージの容量を可能な限り多くするということを行うと思いますが、私はそこにメインメモリの見直しも含めてほしいと思っています。PCを新しくするとCPUやGPUも当然新しくなりますし、ストレージ容量も基本的には以前使用していたものよりも大容量になるのはまぁ頷けると思います。しかし、皆さんはメインメモリの増設に関してはそこまで重要視されていらっしゃらないと思います(もしされている方がいらっしゃったら申し訳ありません)。というのも、CPUやGPUの処理速度が上がったからと言ってそれだけでPCの性能が上がるわけではないからです。

メモリはコンピュータの作業台とも言われます。PCでもゲーム機でもそれは同じです。作業台は広ければそれだけ様々なものを上に置くことができます。つまり作業効率が良くなります。メモリの機能を軽くおさらいするとCPUが計算した結果やストレージから読み込んだ内容を一時的に記憶しておく場所です。しかしメモリ領域は広ければいいというわけではありません。よく皆さんもメモリの容量を増やせば処理速度が上がるというお話を聞くことがあると思います。それは半分正解ですが半分間違いです。メモリの容量を増やすことでコンピュータの作業効率はたしかに上がりますがそれが必ずしもスピードアップになるわけではありません。強いて言えばシステムの安定性が増すという言い方になるでしょう。例えばあるPCのメインメモリが4GBだったとして、それを一旦取り外し新たに8GBのメモリに付け替えたとします。次にもう1台4GBのメモリが入っているPCを用意します。メモリの種類やメーカーは1台目と同じものであるとします。そこにまったく同じ4GBのメモリをもう一枚用意してそれを追加で増設したとします。つまり4GBのメモリが2枚ささっている状態です。さて皆さんに問題です。まったく同じメーカーの8GBメモリ1枚を使った場合と4GBのメモリを2枚使用した場合、どちらのメモリの働きのほうが優秀でしょうか?

デュアルチャネルとはなにか?

この見出しを見るにあたって勘のいい方はもうお気づきでしょう。正解は同じメーカーの4GBメモリを2枚使ったほうがより優秀なはたらきをします。それはメモリとそれをさすことができるマザーボードに対してデュアルチャネルという機能がついているからです。デュアルチャネルとはまったく同じメモリを2枚用意してそれを対応したマザーボードのソケットに差し込むことでデータの転送速度を早める技術です。中には3枚のメモリを使ったトリプルチャネルというものもあります。容量は同じ8GBですがデータの転送速度は4GB×2枚の方が上になります。よくPCショップなどでメモリ2枚セットになっているものが売られていますが、それはこのデュアルチャネルを狙ったセットになっているわけです。自作PCやBTO-PCの世界ではメモリをデュアルチャネルで動作させることによってCPUやGPUが計算した内容を素早く受け取ったり、CPUやGPUがメモリから計算するデータを取り出す際に素早くCPUに受け渡すことができるようにするのが普通です。ストレージからの読み込みに関してもメモリ側が早く動作することで読み込み速度が上がる可能性があります。ビジネス系ソフトではあまり恩恵があるとはいい難いのですが、これが動画編集ソフトやフォトレタッチ系ソフト、ゲームソフトなどの重たい処理を行うものになると恩恵を受けられる形になります。例えば動画編集ソフトであればエンコードがソフトウェアによるものでもハードウェアによるものでもノイマン型コンピュータの仕様上データを一時的にメモリに置くことになります。そのときにメモリへのデータ転送速度が速ければエンコードの時間を短縮することが可能になります。フォトレタッチ系のソフトでもメモリ転送速度が上がることによって画像の加工速度が上がったり画像の読み込みや保存の速度が上がるはずです(体感できるかどうかはわかりませんが)。またゲームでも平均fpsがあまり落ちなくなるため対戦時に相手より優位に立ち回ることができる可能性があります。

メモリリークとはなにか?

さて、メモリへのデータ転送速度が同一メモリを複数枚増設することによってデュアルチャネルという機能により引き上げられることとその恩恵についてはなんとなくご理解いただけけたかと思います。しかし、メモリの本文はデータ転送速度はもちろんのことですが、どれだけの容量が必要か?というところです。Windows10のシステム要件を見るとメモリの容量は64ビット版で2GBとなっていますが、これはあくまでもWindows10発売直後の必要最低限のメモリという意味です。現在のバージョンは最新が21H1ですので、バージョンアップで追加された機能が新たにメモリへ記憶されているはずです。またPCはOSを起動させた上で様々な応用ソフト(アプリケーション)を使用します。つまりメモリの上にはWindows10の必要最低限の機能と応用ソフトの必要最低限の機能があり、更にはスタートアップとしてOS起動時に同時に立ち上がる規模の小さいアプリ、各種ドライバや壁紙の画像ファイルがメモリ内に記憶されます。さらに応用ソフトで使用するデータ(文書ファイルや画像ファイル、動画ファイルなど)もメモリ内に記憶されますし編集して追加されたデータも記憶されます。またPCを起動させれば情報検索のために当然ウェブブラウザも起動させると思います。昨今のウェブブラウザは利便性向上のためタブブラウザになっていますが、このタブ1つとってもそれなりの容量です。というのも最近のウェブページは画像や動画が当たり前に、しかもふんだんに使用されており、ウェブページ1つだけでも結構な容量であることが多いのですが、それを場合によっては8~10個ほど平均して使用するはずです。

そして厄介なことにメモリの内部にあるデータはそう簡単に削除することができません。ストレージ内にあるデータはファイル単位で管理されているため不要なファイルをマウス操作で簡単に削除することができます。ですがメモリ内のデータはファイル単位ではありません。メモリの中は電荷のあるなしでデータを管理しています。簡単に言うと電球が点灯(電荷あり)していればそこにデータが入っており、電球が点灯していなければ(電荷なし)データが入っていないという形で管理しています。そしてこの電球のスイッチですがもう数時間利用していないデータであっても一度メモリ内に読み込んでしまうとずっと点灯していることがあります。数時間利用していないということはもうほぼ使用されることがないデータということになりますが、それがずっと居座っているというわけです。この状態をメモリリークと呼びます。例えばワープロソフトを起動させてそこで文書と画像を組み合わせて簡単なパンフレットを作成したとします。文書ファイルとしてそのパンフレットをストレージに保存したあとワープロソフトを終了したとします。するとメモリからはワープロソフトそのもののデータは消えます(ワープロソフトが使っていたメモリが開放される)が、文書データと画像データはメモリ内に残っている可能性があるというわけですね。次に休憩がてら3DのCGが動作するゲームを立ち上げて少し遊んだとします。そのときにメモリの中には前述したOSやデバイスドライバ、もしウェブブラウザを立ち上げているならウェブブラウザそのもののデータと表示されているウェブページのタブの数、そしてスタートアップで立ち上がっている軽微なアプリにゲームソフトがメモリの中にありますが、さらに使用して終わった文書データや画像データ、またウェブページで数時間前にアクセスした広告の画像や動画のデータが残っていることがあります。これではいくらメモリを増設したところでいずれ頭打ちになりメモリが破綻してしまいます。

ガベージコレクションとはなにか?

そこで登場するのがガベージコレクションです。簡単に言うとガベージ(ゴミ)をコレクション(集める)機能です。先ほどの状況ではPCを使い続ければ使い続けるほどメモリに様々なデータが蓄積していきやがてメモリの空き容量がなくなってシステムが破綻してしまいます。そうなると目に見えてPCの動作が遅くなります。解決策としてはPCを再起動して一度メモリ内部をリフレッシュする必要があるわけですが、数時間おきにPCを再起動していては作業の効率が非常に悪くなるのは想像に難くありませんね。ガベージコレクションはある一定のタイミングでPCを再起動することなく、使用していないデータをメモリ内から削除してくれる機能です。しかし、ガベージコレクションもメモリ内にある不要なデータすべてを削除できるわけではありません。モノによっては取り去ることができずに残ってしまうことがあります。なので私はメモリ解放専用のユーティリティソフトをインストールしており、メモリの使用状況を見て必要な場合に手動でメモリの情報をリフレッシュするようにしています。

2021年現在で必要なメモリ容量はどのくらいか?

ではやっとですが本題です。2021年11月時点で必要なメモリのサイズは大体どの程度あればいいのか?ということですが、これに関しては用途に関係なく最低16GBです。前述した通りメモリには実に様々なデータが記憶されることになるわけですが、現在のWindows10バージョン21H1の場合を例にあげるとOSと各種ドライバにスタートアップのアプリ、壁紙に設定している画像に追加して起動させるであろうウェブブラウザと8~10個程度のタブ。さらに場合によってはメールソフトも起動するかと思います。64ビットOSの場合この時点でだいたい4~6GB程度のメモリをすでに消費しています。特に最近では2画面や3画面など複数のモニターを使用する環境にいる方もいらっしゃるでしょう。私も2画面で作業していますが、その段階ですでに16GB中約5GBのメモリを消費しています。ラジオ代わりに流しているストリーミング放送もありますので放っておくとさらにメモリの使用容量は増えていき、気づくと約8GBほど消費していることもあります。私の場合はメールソフトは使用していませんが、その代わりにこの上にゲームソフトを1本追加する場合があります。メモリの容量を見るとだいたいゲームを立ち上げた時点で10GB~12GB程度消費していますね。ゲームタイトルによって必須メモリ容量は違いますし、ゲームの状況によってどの程度メモリを使用するかも微妙に変わってきます。ちなみに2021年時点でのゲームソフトを起動させる推奨のメモリ容量はだいたい8GBとなっていることが多いようです。

ですが、ゲームソフトの仕様が8GBとなっているからそれを鵜呑みにして8GBで運用すると複数モニターを使用するなどした場合にメモリ容量が足りなくなるという事態が発生する場合があります。ゲームなどのソフトの仕様はあくまでもOSやデバイスドライバ、壁紙の画像にスタートアップのアプリなどに追加してソフト単体を立ち上げた場合に必要となる、もしくは推奨されるメモリ容量です。その他のソフトを同時に立ち上げることは想定にはないはずです。例えば自分のゲームプレイを生配信しようとした場合は配信用のソフトを記憶するために使うメモリ容量が必要です。マイクを使って実況する場合はマイクを使って音声をPCへ入力するためその音声が入るメモリ容量が必要になります。更に今流行のVTuberのアバターを使用する場合はそのアバターのデータを記憶する容量が必要となります。Vtuberの3Dアバターを使用してゲーム実況生配信を行う場合はだいたい32GBほど必要でしょう。ビジネス目的であったとしても使用する文書データは文字なので容量がしれていますが、画像ファイルを使用してパンフレットを作成する場合でも複数枚の画像を組み合わせることがほとんどでしょう。そう考えると画像ファイルだけでも結構な容量になる場合があります。表計算ソフトでグラフを作る場合でも最近では3Dでのグラフを作成することもあるかもしれません。その場合でも様々なデータがメモリに記憶されることを考えると最低でも16GBは必須だと言えますね。

仮想メモリとはなにか?

最後に仮想メモリについてお話させていただきます。仮想メモリとはその名の通り仮想のメモリです。と、これではまったく説明になっていませんね。簡単に言うとメモリが何らかの原因で容量が足りなくなってしまった場合にストレージの空き容量を仮のメモリとして使用する技術のことです。仮想メモリは実は苦肉の策とも言えるものであるので基本的にはこれに頼らないようにするのが一般的です。しかしメインメモリの容量をケチってしまったがために仮想メモリを使用することになる場合がほとんどですね。そしてこの仮想メモリの方式の一つがページングと呼ばれるものです。ページングが起きると体感的にPCの動作が遅くなったことがわかります。というのもストレージ(HDDやSSD)に対してアクセスし、空き容量を探したあとメインメモリに記憶させることができなかったデータを記憶するからです。仮想メモリなので記録するわけではありませんが、それでもデータ転送速度はメモリより遅いため目に見えてPCの動作が遅くなったのがわかるというわけです。また、ページングが起きるということはストレージに対して負荷がかかっているわけですから、HDDやSSDの寿命を著しく縮める原因になります。HDDでは空いている場所を探すために何度も回転しているディスクに対してアームを伸ばす必要があり、空きが見つかればそれをCPUへ知らせる必要があります。SSDではディスクを回転させる必要はありませんが、フラッシュメモリはデータを書き込む回数が限られています。保存しなくてもデータを記憶するだけで記憶素子が酸化していき、割と早く寿命を迎える原因となります。ストレージに負荷をできるだけかけないようにするためにもメインメモリの容量は多めに見積もっておいたほうがいいのです。Windows10は8GBメモリがあれば充分だと言われていたのは一昔前で、現在では最低16GB、Windows11も視野にいれるのであれば32GBは必須と言えるでしょう。

まとめ

以上のことからメモリの容量は最低16GBであり、データ転送速度はそれなりに速いものが必須ということになります。私が使っている環境ではメインメモリの容量は16GB、メモリのデータ転送速度は2133MHzです。データ転送速度はビジネス向けのPCを購入する際には特に気にする必要はありませんが、自作PCを組む場合はほとんどの場合ゲームや動画編集用途に使用するはずですのでデータ転送速度も気にしたほうがいいでしょう。とはいえ自作PCやBTOのPCに行く方はそれなりにPCパーツに関心があり勉強されている方が多いはずです。私はFF14と鉄拳7をプレイしており、その裏側でウェブブラウザを立ち上げてゲームしながら情報収集をしたりストリーミングの生配信を見ていますが、メモリの転送速度に関しては特に不満はありません。2021年11月時点ではFF14の最新ベンチマークもそこそこいい成績を出してくれていますし、鉄拳7でもオンライン対戦で相手の回線状況によって少しカクつく場合を除けばまったく問題なく動作しています。私のPCスペックは以下のとおりです。4年前に組み立てた自作PCですのでもう旧世代機ですね。メモリ容量の大切さがご理解いただけましたら幸いです。では次回のブログネタですが、冒頭でも申し上げた通りintelから第12世代のCPUが登場しました。Windows11とも密接な関係のあると言われている新CPUですがどこがどうすごいのかはなかなかわかりづらいのではないでしょうか?ご興味がありましたらまたお立ち寄りください。それでは失礼いたします。

CPU:intel Corei7-7700K 4.2GHz
メモリ:16GB(2133Mhz)
ストレージ:SATA3-SSD 240GB×2(RAID0GPUGTX1070
光学ドライブ:DVDマルチドライブ
USB:2.0×6 3.0×8 3.1×2
LAN:ギガビットイーサ(1GbpsOSWindows10 Pro バージョン21H1

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