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ケーブルの世代とはなにか?(後編)

おはようございます。またはこんにちは。もしくはこんばんわ。マゲっちSCと申します。7月10日の朝を迎えました。九州では相変わらず梅雨末期の大雨が続いており避難指示も出ていますね。先日は静岡や広島でも大雨で町中の道路や住宅の1Fが場所によっては冠水してしまっています。皆さんも大雨のときは最新の情報を入手して、避難可能なタイミング(レベル3~4の間)でまずは避難所へ向かってください。レベル5になるともうすでに災害が起きている可能性が高く、もう逃げられなくなっていることもあります。その場合は外へ逃げるのではなく高い建物へ逃げるか、崖が近い場合は崖からできるだけ離れた部屋へ逃げるようにしてください。建物としては木造よりも鉄筋の建物へ逃げることをおすすめします。

それでは今回のブログですが、前回はUSBケーブルについてお話しました。改めてみるとUSB1つとっても伝送速度や給電に差があることがおわかりいただけたかと思います。今回はモニターとコンピュータをつなぐためのケーブルのお話です。実はこちらも種類と世代があり、世代が古い場合は映像や音声は出ても想定したリフレッシュレートが出ません。ビジネス目的であれば特にリフレッシュレートは気にしなくてもいいのですが、ゲームの場合はリフレッシュレートが遅いとキャラクターの動きがカクついて表示されたり対戦時(オンライン含む)に不利になることがあります。

では詳しく見ていきましょう。現在の環境ではもうDVIケーブルは廃れてしまい、D-sub15ピンのケーブル、DPケーブル、そしてHDMIケーブルが主流となっています。D-sub15ピンとは主にノートPCについている外部出力端子のことです。VGAとも呼ばれたりしますね。もしノートPCをお使いであれば、右側か左側のどちらかのサイドか、または後ろに青く塗られた台形の形をした端子があると思います。穴がいくつか空いていますがだいたい15個空いているものがほとんどでしょう。そこに同じく青いD-sub15ピン対応のケーブルを差し込み、モニター側にも同じような形状の端子があるので、そこにもう片方のケーブルを差し込みます。そしてノートPC側で出力設定を行うとモニターに映像を出すことができるようになります。D-sub15ピンの端子のあるモニターは細菌ではゲーム用途ではない普通のモニター(最大60Hz対応のもの)についていることが多いですが、購入する予定のモニターのメーカーサイトで実際に確認するか、家電量販店やPC専門店で購入予定の場合は実物を見て確認することをおすすめします。D-subはピンの数がいくつかありますがほとんどの製品は15ピンです。そして伝送できるのは映像のみで音声を伝送することはできません。15ピン以外では9ピンもあるようですが私は見たことはありません。

続いてHDMIケーブルです。ノートPCの場合は搭載されているものといないものがありますので、事前に確認が必要ですがデスクトップ型のPCの場合はほぼ実装されています(一応確認することをおすすめします)。ゲーム機にも搭載されており、据え置き型のタイプではPS3以降のPSシリーズには標準搭載されています。携帯型でもNintendo-Switchに搭載されていて、ゲーム機本体の画面を使うよりも高精細な映像を楽しむことができます。そして、VGA(D-sub)との違いですがケーブル1本で映像はもちろん音声や制御信号も伝送可能です。今回は制御信号については省きますが今までは映像と音声は別々のケーブルで接続することが当たり前であり、音声は音声用のケーブルを別途スピーカーにつなぐ必要がありました。ビデオ用のコンポジットケーブルは映像と音声のケーブルがまとまったものがほとんどですが映像用の端子は黄色、音声用の端子は白と赤になっていますよね。PCの場合も以前はVGAで映像をモニターに伝送し、音声はスピーカーにオーディオケーブル(黄緑色のピン)で別途伝送する必要がありました。ですがHDMIケーブルを使用すれば1本で映像も音声も伝送できるというわけです。

主にHDMIはテレビとDVDプレイヤーやブルーレイプレイヤー、ゲーム機を接続するために用いられていましたが、その有用性が認められ現在ではデスクトップPCにほぼ搭載されています。しかし、HDMIケーブルには世代があり、冒頭で申し上げたとおりフレームレートがきちんと出ない場合があります。古いものはHDMI1.0/1.1になり、最新のものはHDMI2.1になります。フルHDの144HzであればHDMI1.0/1.1で問題はないのですが、WQHD(2K)や4K以上の解像度が必要であれば価格は高いですが、HDMI2.1に対応したケーブルを買っておくと取り回しがしやすいでしょう。5.1chサラウンドにも対応しています。しかしながら当然コンピュータ側やモニター側が未対応の場合はケーブルだけが対応していてもいけません。例えば8Kで60Hzの映像を楽しみたい場合、出力するコンピュータや入力するモニターが4Kで30Hzまでしか対応していなければ8Kで60Hz映像は見られないことになります。ここでは詳しくは解説しませんので興味のある方はご自身で調べてみてくださいね。

続いてディスプレイケーブル(DPケーブル)です。こちらもHDMIケーブルと同じく基本的に映像と音声と制御信号を1本のケーブルで伝送できます(音声伝送はおまけの機能で機器によっては非対応のものあり)。HDMIケーブルとの違いは映像や音声・制御信号の伝送速度で、HDMIケーブルよりも速度が出ます。一般的な用途であればHDMIケーブルで充分ですが、ゲーミングPCやPS5でオンライン対戦を楽しみたい場合はDPケーブルのほうがおすすめです。そしてこちらも世代があります。DPケーブルも古い世代では1.0。最新の世代は2.0になります。やはりこちらも最新の2.0対応のケーブルを購入しておけば、今後新しい機器が出ても取り回しが効きますね。最近のPCゲーム事情としてはフルHDで144Hz以上のリフレッシュレートが出れば充分ですがゲームのジャンルによっては映像がきれいな方がよかったり、リフレッシュレートが高いほうがよかったりする場合があるので、こちらも必要に応じて使い分ければいいのですが、よくわからない場合はとりあえず最新の2.0対応ケーブルを購入しておけばよいでしょう。

最後に電源ケーブルに関してお話します。特にノートPCに関してですが、同じメーカーのノートPCであっても、古いノートPCで使っていた電源ケーブルを使用するのはおすすめできません。ノートPCの電源ケーブルは途中に変換アダプタが入ってるものがほとんどだと思いますが、対応したノートPCではないものに接続すると、変換アダプタかノートPC本体の電源装置の故障の原因になりますし、それが原因で故障した場合保証の対象外になる可能性があります。また電気はきちんと使用方法を守らないと火災を起こす可能性があります。実際に電気系のケーブルをさし間違えて発火することは家電では普通にありますのでお気をつけください。デスクトップPCやゲーム機に関しても電源ケーブルはその製品についてくるものを使うようにしてください。可能性は低いと思うのですが、場合によって故障したり発火した場合に保証対象外になる可能性が考えられます。Wi-FiルータやUSBハブなども同じです。電気は非常に危険なものですので気をつけるようにしましょう。

さて、今回のブログで一通りケーブル類のお話は終わりにしたいと思います。自作PCを組み立てる上ではさらにSATAケーブルなども存在しているのですが、メーカー製のPCやゲーム機を利用するのであればあまり関係のないケーブルになりますので今回は割愛します。だいたいはLANケーブル、USBケーブル、モニターへ接続するケーブル、スピーカーへ接続するケーブルに電源ケーブルを使うことが多いと思います。スピーカーへ接続するためのケーブルに関してもHDMIケーブルやDPケーブルがありますので今回は割愛しました。次回のブログネタですが、最近Windows11が発表されて話題になっていますね。というわけでOSのサポートについてお話させていただきます。ご興味がありましたらまたお立ち寄りください。それでは失礼いたします。

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