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ベビーカーでスーパーの特別ご招待会へ エレベーターに乗れない…

子育て回想備忘録34
スーパーのお客様特別ご招待会は、お金のない若い世帯にはありがたい売り出しです。
(いやいや、今もありがたい。先週も利用させてもらって家計が助かりました。)
この日は、とてもお得な商品があったり、洋服や下着、靴が2割引になったり、日用品も1割引2割引になります。
特別ご招待会は、お父さんのお仕事がある平日に行われて、小さい子どもがいるとそれはたいへん。
私の忘れられない特別ご招待会。
それは次男1歳、長男3歳の時。
次男をベビーカーに乗せて、長男と歩いて、その日はでかけました。
家族の下着を買いたい私は、衣料用品売り場がある2階に行きたいのですが、ベビーカーの次男と歩きの長男を連れて、階段、エスカレーターは無理、エレベーターを使うことにしました。
そこには人がいっぱい!で並ぶことにしました。
ずいぶん並んで、さて、次は乗れるだろう!と思ったとき、後ろからどんどん人が押してきて乗れずじまい…
よし、出だしが悪かったな!次は、利き手の右手でベビーカーを押して、左手で長男と手をつなごう!
右手でベビーカーの操作を確認!
左手で長男の手をギュッと握って、完璧!
扉が開いて、よし!
すると、私のいた側からベビーカーを押したお母さんが降りてきて、降りるのを待っていると、反対側からあれよあれよと、後の身軽な人たちがエレベーターに乗ってしまい、また乗れず…
3歳の長男が、
「ママ、僕たちが1番前に並んでるのにどうしてみんなぬかすの?順番守らないとだめだよ!」
と…
「そうだね。お兄ちゃんはえらいね。お兄ちゃんは順番守ろうね。」
長男は3歳にして、大人の駄目なところを目撃してしまいました。まいったな…

次はようやくエレベーターに乗ることが出来ました。

「今度は誰もぬかしてこなかったね。みんなえらかったね!」
と、長男の声がエレベーターの静けさに響きました。

最近は、そうでもなくなりましたが当時の特別ご招待会はお正月のデパートの福袋の争奪戦のような感じで、皆さん必死でした。

この日のあと、デパートにお買い物に行った時、ベビーカー優先のエレベーターがあってとても助かりました。

でも、そもそも、ベビーカーや車椅子の人をぬかして我先とエレベーターに乗り込んだり、建物に入るなんて、悲しいこと、順番をぬかして優先にとは思わないけれど、移動に時間がかかることに理解を示したいものです。

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