第一話が凄いマンガをまとめてみた
最近『ランウェイで笑って』を読んでみたのですが第一話が予想外の展開で衝撃を受けたので色々な漫画の素晴らしい第一話をまとめていきます。
まずは、
『ランウェイで笑って』
この漫画の第1巻の表紙をご覧ください。
そして1話の見開きカラー
高校の進路表にスーパーモデルと書き、パリコレを夢見る少女・千雪。 しかし、彼女には身長が足りずオーディションにも落選続き。夢を諦めかけていた。
母子家庭で裕福ではない少年・育人。彼の夢はファッションデザイナー。 しかし、家庭の為、夢を諦め就職しようとしていた。
そんな彼の夢を知った千雪は彼に夢を諦めるなと説得する。なぜ、そんなことを言ったのか、千雪は育人を自分に重ねていた。不可能を可能にしたい。夢を諦めたくない。
千雪は育人の作った服でオーディション会場に行く途中でファッション誌の一般人ピンナップに掲載される。
その一枚の写真を有名モデルがSNSで褒めたところドンドン拡散されていき・・・
千雪の運命は変わっていく。
これは藤戸千雪がトップモデルに至るまでの物語
そして
都村育人がトップデザイナーに至るまでの物語
この漫画、主人公だと思わせてた人物は主人公ではない！をやった漫画なんです。
主人公は育人ですが安心してください。 千雪はヒロインというよりはもう一人の主人公なので出番は沢山あります！
表紙もカラーも完全に千雪がメイン主人公みたいな感じですもん。やられましたね。
『ONE PIECE』
累計発行部数日本一!!週刊少年ジャンプの大看板の『ONE PIECE』です。
この漫画の凄い所を説明する前によくある漫画の第一話を説明します。
よくある漫画の第一話は主人公がある目的のために行動していたところ、その目的の手掛かりになるモノと出会い一気に加速していく
もしくは、単純に主人公に目的が無かったのが目的ができてそれに向かって歩み出すパターンです。
先ほど紹介した『ランウェイで笑って』は前者のパターンです。
『ONE PIECE』はどちらかと言うと前者ですが他の漫画と違うとこは第一話が丸ごとルフィの過去編になっているんです。
正確には最後の数ページで時間が飛んでるという作りなんですけど、これは凄いなと。しかもルフィが全く活躍していないのです。
『ONE PIECE』の第一話はルフィがとにかくシャンクスの足を引っ張ります。
『ハイキュー‼︎』も同じ感じの第一話です。そちらも是非読んでみて下さい。
『NARUTO』
『NARUTO』の第一話は『からくりサーカス』のパクリとも言われているのでたぶん『からくりサーカス』も似たような評価になると思います。
※私は『からくりサーカス』を読んだことがありません。
『NARUTO』の第一話はとにかく起承転結が完璧です。
分身の術ができずナルトがイルカ先生と仲が悪くなる。
イルカ先生がいない隙にナルトが悪い奴に唆されて禁術が書いてある巻物を盗む。
悪い奴にナルトが襲われる。
イルカ先生がナルトに化けて悪い奴と戦うも負ける。
イルカ先生を助ける為に禁術・多重影分身の術を使い悪い奴を倒す。
泣けるシーンやインパクト抜群の見開きシーンもあり、王道で完璧な第一話でした。
『DEATH NOTE』
顔を浮かべながらその人物の名前を書くと名前を書かれた人物が死ぬノート「デスノート」を手に入れた
天才高校生・夜神月が悪人を捌いていく話です。
『DEATH NOTE』の第一話では夜神月がノートを拾い、試しに人の名前をノートに書き精神的ダメージを負うもそれを乗り越えて犯罪者を大量に殺しまくるとノートの本来の持ち主・死神リュークが現れる。
そして同時期に夜神月の殺人は「キラ」と呼ばれる人物の殺人としてFBIと名探偵・L(エル)が捜査を開始していた…という話です。
何が凄いのか説明しますとですね、まず第一話でノートの基本的なルールを説明し披露。そして主人公の目的を提示し、最後にライバルキャラが登場。
言葉で説明するとこれだけなんですが、あまり伝わってないと思うので読んでください。
『Dr.STONE』
謎の光によって全人類が石化。3700年後の文明が崩壊した世界で科学大好き少年の「千空」と誰よりも仲間思いで体力のある「大樹」が石化の謎を解き、文明を復活させるという話です。
この漫画の第一話の凄いとこは最初の数ページでいきなり全人類が石化するインパクト！
その後二人の少年が復活するのですが二人の関係性もしっかり描き、漫画の導入で大切な主人公たちの目的も明確にする。 さすが！ジャンプでアメフト漫画をヒットさせただけのことはあります。 漫画を作るのが上手いです。
以上で今回の記事は終わります。他の記事も是非、読んでみてください！
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