映画とわたし。
私は映画が苦手だ。
自分でも一体なぜ、、、と思うほどに苦手で、正直苦痛を感じる程だ。。
たまに観るのはディズニーかジブリくらい。それも何度も同じ作品を観る。
どうしてこんなに苦手なんだろう。理由を考えてみる。
一番に出てくるのは、感情移入しすぎるから。共感なんてレベルではない。もはや同化してしまうくらいに、心も体も持っていかれる。だから、展開や結末が分かっている作品は何度も観るけれど、新しい作品に手を出すのはコンディションがよほど良い時だ。年に数回レベルだ。
大きい音や暴力的なシーンもだめ。血なんてちょっと出ただけで目をそらしてしまう。
そう考えると、映画を避けるのはある意味、防衛本能のようにも感じる。
長時間であることも理由の一つだ。時間に縛られるのはとても苦手。
だから、誰かと観るのは苦痛でしかない、、と、言い切ってしまいたいくらいにはしんどい。もちろん例外もあるけれど。。
映画が好きな人はたくさんいるし、心が動くストーリーに触れることはとても幸せなことだと思う。私も本や漫画は大好きだ。
ただ、どうしても映画は苦手だ。
それもまた、今の自分の位置のひとつなんだなとも思う。
ちなみになんでこんなことを書いているかと言えば、夫にお題を出してもらったからで、彼は映画が大好きだ。
一緒に観に行ったりはしないし、家でも一人で見ているし、感想を言われてもふーんで終わるけれど。それなりに一緒に過ごしている。
映画が大の苦手な私と、映画が大好きな夫。
映画好きの彼に合わせようと、背伸びする自分はもういない。
いつかまた一緒に映画館に行けたらいいな、、、なんて少しも思わないし、そう思える今の自分が好きだ。
そんな私たちの距離感もまた、ありがたいなぁと思う。