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午前4:18に許された思考

本日の起床時間、午前4:18。
目を覚まして一番初めに思った事、リビングの床は硬い。カーペットは心もとない。

4時間半、私にしては短めの睡眠。
起きてすぐに空腹による胃痛を感じたので、朝ごはんを作る。
昨日の夜中に食べたチーズリゾットは一体どこに行ったのか、いつもなら寝る直前に何か食べると痛みがマシになるのに!と、キリキリと痛む胃に不満を感じながらも、台所の窓を開け鳥の鳴き声と少し暑くなってきた外の空気を運ぶ風の音を聞きながら食パンにマーガリンを塗っていく。それからハム、からし、チーズの順番で乗せて、トースターに入れて焼きあがるのを待つ。

起きたばかりなのにもう寝たいと願う体を窓に預け、外を見る。
この時期のこの時間帯はまだ暗い。
特にすることもなく、胃だけが元気にキリキリと騒いでいる。
パンが焼けるまでの時間や、カップラーメンが出来上がるまでの時間をぼーっとすることでしか過ごせない人間にこの時間わどうすることも出来ずに、ただ外を見るばかり。
ぼーっとしていると余計なことばかり考えてしまう。


最近、つくづく人が好きだなぁと感じる。
人の感性が好きだなぁと。

この世には
道端で咲いている花、広い道路にまたがる歩道橋それらを綺麗だと思える人がいて、何でもない日常を愛おしく思える人がいて、そんな日々が恨めしい程嫌いな人がいて。
よく忘れてしまうけど、自分以外の人間にも思考や感情がある。
そういうことを眠れない夜に考えて、起きた時には忘れて過ごしている。
それを忘れないでいられたらもう少し生きやすくなるはずなのに。


そんな意味のないことを考えているうちにパンが焼き上がった。


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