見出し画像

ユーチューバーの皆さん、宣伝会議賞を素人の私が受賞した理由 ひろゆきさんを目指すのではなく、ひろゆきさんをこえる気持ちの人しか、追いつけない。

宣伝会議賞とは、コピーライターの登竜門と言われています。
糸井重里氏、林真理子氏、仲畑貴志氏というコピーライターの
有名な方たちも、無名の頃、この賞を受賞されて、そこから
コピーライタへの道が開かれていきました。
マスコミ業界志望の学生なども、この賞を受賞すると発想力の
証明になるとかで、プロの広告マンだけでなく、一流大学生も
本気で応募してくる賞です。私は素人なので、カルチャーセンターの
広告講座の先生、電通クリエイターの先生に、講座の最後に
「皆さんもせっかく少し勉強したのだから、この賞に応募
してくださいね」と言われて、最初言われたままに、応募したら
一次審査で全部落ちて、(4次審査まであります)、なんだか
一次審査で全滅したのが悔しくて、一本だけでも一次審査
を通りたいと思って、独学で一年広告本だけで勉強して
2年目は少し作戦をたてて、応募しました。一次審査だけ
通りたくて。でも、結果、4次審査を通過して、まさかの
応募数〇万通の中、ベスト8に入って、自分が一番驚きました。

どうして、素人の私のコピーが選ばれたのでしょうか、
聞くと、審査員の先生はこう答えた、

「そこに誰も、気がつかなかったから」
つまり、私の視点が他の人と、かぶらなかった。
ということだ。

私は、一度目の応募で一次審査で全部おちたあと、
やっとこの賞の応募者が、プロの広告マンたち
とにかく、自分より、すごく頭のいい人達が応募者だと
わかった。

じゃあ、その人達と同じことを目指しても、勝てないと
思った。

富士山でいうと頂上が、誰でもそのコピーを知っている
超一流のコピーライターの方たち。
それを目指して、皆、努力して登っていく。

私は一番下から登らなければならない。
でも、皆その頂上を目指していたら、頂上は
人がいっぱいになって、後から来た人は
落とされる。

それなら、他の山を登った方がいい。
皆が目指す山には、登らない。

自分で、別のどんな山を登るか考えた。

だから、受賞式で同じ賞をとった、大手広告代理店の
若いコピーライターの人と雑談して、あまりに私が
コピーを知らなくて、驚かれた。

だって、たとえば、糸井さんのコピーが100点で
皆その100点の作り方を目ざしたら、糸井さんと
同じようなコピーを作る人が増える。

たとえば、その糸井さん風のコピーを作る人と
私二人の勝負なら、その人の勝ち。
だって、その人の方がはるかにコピーが
上手だから。

でも、この賞の応募は、糸井さん風のコピーを作る人が
山ほどいる。そこで、自分のコピーを一番うまい
と言ってもらうには、すごい努力しても確率が
低くなる。

でも、糸井さんと全然違うコピーだったら、
下手でも、もしかしたら1000人に一人
このコピーが好きだという人がいるかも
しれない。
博打だけど、その方が確率高くない?と思った。

でも、審査員の先生のいう言葉を聞いて
やっぱり、東京だなと思ったことがある。

地方や大阪では、大勢の人の感覚と違うことは、
言いにくいところがある。

お好み焼きは嫌いと言えるか?
タイガースを嫌いと言えるか?

でも、東京は、人と違うことが
いいことだという。
そこに一番、驚きました。



ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?