【エッセイ】正義感って難しい
正義。
それは、誰かのために、自分の信念のために、正しいことをする心/行為である。
辞典からではない、私の解釈だ。
特に最近は、正義を実行する人が多いように感じている。
でも。
1度立ち止まって考えてみてほしい。
それって本当に正義感で動いてるのかなってこと。
芸能人の不倫や、侮蔑やいじめ。
外国人からの嫌がらせ。
SNSではそんな話題が飛び交っている。
正義の反対は悪じゃなくて、もう1つの正義なんて言うが、そんな言い合いばかりが目に入ってくる。
そんな私も昔から正義感が強めで、間違ったことは正さねばという気持ちで、たくさんの人とバトルを繰り広げてきた。
誰かのためにと思ってとったその行動が、善となる時もあれば余計なお世話になることもあった。
ただ、そういった自分と近しい立場の人のためならまだしも、全く関係のない芸能人や外国人の話題にまで怒りを感じる日々が増えた。
SNSでそういう投稿を見るたびに「カオスだな」なんて思っていた私。
でも、とある人が言っていた言葉が、すごく腑に落ちた。
「それって嫌な投稿を自分で探してるんだよ」
・・・その通りだった。
明るい話題や幸せな投稿もたくさんあるのに、私はわざわざ怒りの投稿や愚痴の呟きを見ようとしてたんだ。
すごくハッとさせられた。
自分自身の正義感で動いていたつもりが、そういう話題を探しては自分のストレス発散の道具に使っていたことにやっと気付けた。
もちろん人間だから、嫌なことだってある。
でもそういう時だからこそ、誰かが楽しんでいる投稿や動画を見ようと思えた。
正義感は、大切な誰かのために使えばいいんだ。
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