カスタマージャーニーのモデルは2つではなく3つだと思ったら8個になってた話
こんばんはマフィンです。先週は更新せずに二週間空いてしまいました。習慣とはなかなか身につかないものですね。最低週一回は更新していきたいと思っています
表題の前に今日知った豆知識を、みなさんメンマって何からできてるか知ってますか?私は海藻かなと思っていたんですが、竹の子でした。
その語源も面白いのですが、メンマという名前がついたのは第二次世界大戦後のことでそれまではシナチクと呼ばれていたそうです。シナチクとは「支那竹」と書きます。支那は中国の別称です。メンマは中国出身なんですね。
そしてメンマの原料の竹の子は麻竹(マチク)という種類で台湾から輸入されるようになり、ラーメンで用いられたシナチクは「ラーメンの上のマチク」からメンマという名前になったそうです。名前にラーメン要素があるなんてちょっと感動してしまいますね笑
さて本題に戻りまして、今回お話したいのはカスタマージャーニーのモデルについてです。
そもそもカスタマージャーニーとは
商品やサービスの販売促進において、その商品・サービスを購入または利用する人物像(ペルソナ)を設定し、その行動、思考、感情を分析し、認知から検討、購入・利用へ至るシナリオを時系列で捉える考え方である。カスタマージャーニーを設計するためのツールをカスタマージャーニーマップと言う。(wikipedia)
ビジネスを行う際に顧客がどのようにして自社の製品やサービスを利用するのかを考えていくときに使う考え方です。
カスタマージャーニーとはモデルと言われる、基本的な消費行動のテンプレートがあり、2種類あったものが近年3種類が考えられているそうです。
1.AIDMA
Attention(認知) Interest(興味)Desire(望み)Memory(記憶)Action(購入)の頭文字からとったもの、1920年にサミュエルローランドさんが提唱したものです。今でも用いられることはあるモデルで、テレビや新聞などのマスにむけた広告による購買効果です。
2.AISAS
Attention(認知) Interest(興味)Search(調査)Action(購入)Share(共有)の頭文字から撮ったもので2005年、日本広告業界の重鎮電通が提唱したものです。インターネットを使った購買があることから、購入が最後の行動ではない点、購入前に調査が入る点が特徴です
*AISASの派生には 3.AISCEAS(Attention,Interest,Search,Comparision,Examination,Action,Share)という調査に対して比較と検討を加えたものや SNSに着目した4.SIPS(Sympathize:共感,Identify:確認,Participation:参加,Share:共有)というモデルもあります
5.VISAS
結構新しいもので2010年にITビジネスアナリストの大元氏が提唱
Viral(口コミ),Influence(影響),Sympathy(共感),Action(購入),Share(共有)
AISASと異なり、口コミという消費者による気付きが発端になっているのが特徴です。企業の提供する情報がないまま購入に至っています
6.DECAX
きましたデキャックス!!、以前お仕事で名前だけチラッと聞いただけのモデルが調べると出てきました。
Discovery(発見),Engage(関係),Check(確認),Action(購入),Experience(体験と共有)
他のモデルと比較すると語呂がいい(笑)このモデルは
Discovery...顧客に有益な情報を発見してあげる
Engage....企業の提供する情報を調べるうちに恋が芽生える
Check...企業の商品を確認して
Action.....購入
Experience.....商品の体験を共有する
です。DECAXはSIPSに近くて、消費者が自立して情報収集を行っている現代ならではのモデルと言えるでしょう
7.Dual AISAS
他のモデルが現代に増え続ける中古株のAISASも進化をしていました。2015年株式会社アタラが提唱したこのモデル
デュアルというのは以前のAISASモデルと新AISASモデルの組み合わせであることを意味します
新AISASはActive(起動),Interest(関心),Share(共有),Accept(許容),Spread(拡散)の頭文字を撮ったもの
旧AISASが商品を重視する顧客だったのに対して新AISASはコミュニケーションを重視する顧客のモデルになっています。
8.ULSSAS
最後はこの記事を書くきっかけになったウルッサスモデル。
これはUGC(:USER GENERATED CONTENTS),Like(イイね),Search1(SNSで調査),Search2(ウェブで調査),Action(購入),Spread(拡散)の頭文字をとったもので、ユーザの作り出したコンテンツを元に他者がイイねを送り、SNSで他の情報を検索して、購入に至るというもので、イイねから拡散が繰り返し起こるというのが特徴ですね。
さて、以上8つのカスタマージャーニーを記述していきましたが、これらは時系列的にこの2010年頃をきっかけに増えています。スマホが生活に入ったことで購買の仕方も人によって異なるのでモデルも増加しているのでしょう。(調査段階でまだまだありました!すごい!)
マス時代の購入のきっかけは企業による広告で商品を知ること出会ったことから、現代では他のユーザの口コミやユーザが広告になるような記事を作ってくれてそれが消費者の注意を引くというモデルが増えています。企業は消費者の有益だと思える情報を知って的確に提供する必要が出てきているということですね。
これからのカスタマージャーニーは機械学習による回帰分析で分類したクラスターが元になってまだまだ増えていくでしょう。数字を元にクラスターを説明できるのがデータアナリスト・サイエンティストです。ああかっこいい!道は険しいですが、私も新しいモデルを見つけれるように頑張ります!!
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