『ラーニングストーリー』ってなあに?(マフィス北参道)
こんにちは!マフィス北参道の矢原です。
マフィス北参道では、昨年度より『ラーニングストーリー』を導入しておりますが、『ラーニングストーリー』がどういうものか皆さまにお聞き馴染みはございますか?
■ 『ラーニングストーリー』とは?
写真を交えて子どもの日々の成長を「観察・記録」する技法のひとつです。
保育者や保護者が子どもの興味や関心、気持ちに目を向けて「子どもを肯定的に捉えその子の個性や可能性を大切に育む」ことを目的としており、幼児教育先進国であるニュージーランドが発祥と言われています。
これまで、子どもの年齢や発達段階に沿って「できる・できない」や「早い・遅い」をジャッジしたり、設定した目標を達成することに重きをおいてしまうことも多くありました。これに対して『ラーニングストーリー』は、子ども自身が持っている学ぶ力と可能性への信頼を基盤としているので、子どもの「できないこと」や「マイナス面」に着目するのではなく、興味を持っていること、夢中になっていること、チャレンジしていること、気持ちを表現していること、役割を果していること等に着目し、子どもの「こうしたい!」という気持ちを理解し、その可能性を伸ばしていこうとするのが、この『ラーニングストーリー』です。
■ 保育者の役割
子どもが関心や興味を持ちそれに熱中すると、つぎはより難しい課題に自らチャレンジするようになります。そしてチャレンジをする中でときに大人に助けを得たりと、人とのコミュニケーションを通して物事に対しての責任を担うようになっていきます。
この一連の流れこそが、その子にとってのひとつの「ラーニング・ストーリー(学びの物語)」なのです。
そんな多様で豊かな子どもの姿を撮影し、文章を結びつけてポートフォリオのようなものを保育者は作成します。作成をするときに気を付けている点がいくつかありますが、例えば文章はすべて「ひらがな」で記入するようにしています。マフィスでは2歳児クラスまでしかないので在園中に文章を読めるようになることは難しいですが、文字が読めるようになったときに保護者とお子さまで一緒に読み返せるように、あえてひらがなで記入するようにしています。
■ マフィスで作成する『ラーニングストーリー』
こちらは実際に昨年度作成したものになります!
3ヶ月分を一枚にまとめ、厳選した写真とそれに対する吹き出し(まだ言葉が出ないお子さまには、心のつぶやきを読み取ります。)と、メッセージを記入しています。
■ 保護者の方からの声
実際に『ラーニングストーリー』を導入して保護者の皆さまからどのような声があったか、一例をご紹介させていただきます!
何かができるようになったタイミングを後になって振り返っても明確な時期を思い出すことが難しいけど、ラーニングストーリーにはそれが記録されているから振り返りが簡単にできる!
同じくらいの月齢の子と比べて自分の子どもはまだこれができない.... と悲観的になってしまうことがあったけど、ラーニングストーリーを園で取り入れてくれてから、「できる」「できない」という思考から解放されるようになった。
紙で渡してくれるので、家族間での共有が簡単にできるのとファイリングもしやすく、あとで見返しやすい!
子どもが大きくなったとき(言葉が話せるようになったタイミング)に子どもと一緒に振り返るのがいまから楽しみで待ち遠しい!・・・等
いかがでしたか?
今年度からは、3ヶ月分を一枚にまとめるのではなく、毎月一枚ずつ作成予定なので、よりお子さまのことを記録することができるようになります。『マフィスラーニングストーリー』は子育て支援の新しいカタチです。ぜひ一緒に、お子様の成長を楽しみましょう!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
矢原
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?