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エヴァンゲリオンはメキシコでも話題だった

最近ようやくニートを脱した。
メキシコへの移動で貯金を切り崩したので、あと数ヶ月後にはゲームオーバーになりかねない残高を目の当たりにしたことでいよいよ仕事に火がついた。

それと、プラヤデルカルメンが想像以上に快適で、ちゃんと稼いでたっぷり遊びたくなってきたのも大きな理由だ。

小さなラスベガス

きっかけは先週の金曜日にある。その日私たちは初めてプラヤの夜の街を散策した。
Facebookで告知されていたソーシャルパーティとやらに情報収集がてら顔を出してみたのだ。

その日、夜は昼よりも圧倒的に盛り上がりを見せることを知った。ネオンと店それぞれで流れている爆音の音楽が、街全体をナイトクラブの様相に仕立て上げていた。

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プラヤの本領は夜にあった。

コロナどこいった?という雰囲気だ。

ここにいる人たちはそれぞれ音楽を楽しんで踊ったり、飲んだり、本当に自由を満喫している。小規模なラスベガスに来た気分になった。

アジア人は全然見かけないので、やはり私たちはモロッコ同様目立っているのだと思うのだが、誰も露骨に気にかけない。すごく紳士的な空気を感じた。
ちなみに、現在アメリカでアジア人のヘイトが過激化しているが、ここプラヤではその問題から派生した危険性等も全く感じない。少し安心している。

アニメの話題で盛り上がる

さて、私たちが訪れたソーシャルパーティはあいにく客入りが少なかったのだが、おかげで主催者とその友人たちとゆっくり話す機会に恵まれた。

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彼らのスペイン語訛りの英語と、私たち日本語訛りの英語でなんとかコミュニケーションを取りつつ楽しい夜を過ごしたのだが、そこで驚いたことが、日本のアニメの浸透力である。

彼らは今の日本よりも少し昔のアニメにハマっていた。

・ドラゴンボール
・らんま1/2
・セーラームーン
・ポケモン

などである。

「日本といえば」という話題でメキシコ人から上記のアニメのタイトルを言われた時には「日本のアニメ文化ってすごい」とひしひしと感じた。

彼らが知っていたアニメで、もうひとつ驚いたのが「新世紀エヴァンゲリオン」だ。
今、日本ではエンディングムービー公開中で、みんな見に行っているよ!!!!と熱を込めて言わずにはいられなかった。

ところがどっこい、メキシコ人も映画の公開を知ってるではないか!

ここからは、この映画でエヴァが本当に終わると思うか?という話題で盛り上がる。
えーーーーー、メキシコ人と話しているのに、日本と全く同じ話題ができるって、庵野さん、あなたすごいものを作り出したよ本当に。と心の中で感嘆した。

昔、日本政府がアニメ文化を世界にアピールするという話をしていた際には少し小馬鹿にしていた。どちらかといえばアングラに分類される文化なのに、それを堂々と日本の文化としてアピールするなんて。と。

私は昔から姉の影響で漫画・アニメが大好きで、コスプレもBLもしっかりと自分の人生に刻み込んできた人間だが、だからこそ「アニメ」ではなく、「古き良き日本」を世界にはアピールしてほしいと感じていた人間だった。

でも今、アニメが世界に浸透していることに感謝している。
メキシコ人が私たち日本人に好意的な理由に少なからず寄与していることを肌で感じたからだ。

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ここメキシコは日本に対して非常に好意的だ。
国交が400年以上続いているらしい、日本人なのに知らないことだらけだ。

海外に出てようやく、自国に対しての興味が湧いてきている。もっと自分の国のことを話せるようになりたい。知りたいと思ってくれる人に説明できるようになりたい、という意欲が出ている。

ということで今、日本の神道や伝統などいろいろと勉強中だ。気付きがあったらぜひnoteにまとめたい。

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