見出し画像

モロッコでたこ焼き屋さんを発見

先日メディナを探検していたら、なんとたこ焼き屋さんらしきものを発見。

画像1

確実にたこ焼き屋さんである。
モロッコでここまでしっかりした日本的なものを見るのは初めてだ。
提灯とか、日本から買い付けたのだろうか?

その日は営業していなかったので、そのまま写真だけ撮って帰宅。
調べてみたところ、どうやら過去にエッサウィラに滞在していた日本人が現地の方にたこ焼きの焼き方を伝授して、現地の方がそのレシピを引き継ぎ営業しているのだとか。

たこ焼き屋さんの暖簾はあれど、日本以外ではタコ自体を食べる習慣がない。
メニューにはタコ意外にも日本人から見ると奇想天外な具がラインナップされている。

画像2

メニューラインナップ ※左上端から
・蟹焼き
・イカ焼き
・エビ焼き
・タコ焼き
・コウイカ焼き
・ロブスター焼き
・ウツボ焼き
・鮭焼き
・伊勢海老焼き
・マテガイ焼き

もはやウツボ焼きは、ウツボ自体を食べる習慣がないので全く味の想定ができない。
先人の観光客の皆さまのブログを拝見するに、選択肢がイカ焼きのみの場合が多いようだ。

一度は味わってみたいと思い、2日連続で訪ねるもいずれも閉店している。
よもやコロナで閉業してしまったのだろうか、と不安になりつつ日を置いて伺ったところ、無事営業していた。

画像3

店内は撮影禁止だったが、大阪の屋台でよく見るたこ焼きの鉄板がしっかりと設置されており、たこ焼きの形状をしたものが出来上がっていた。

6個で45DH(540円)。

中の具はやはり選べるわけではなく、「今日はイカだよ」と本日の具材を教えてくれるシステム。
ということでたこ焼き改め、イカ焼きを食す。

想像していたよりもしっかりたこ焼きである、美味しい!

ソースはさっぱり系。
出汁は鰹節なんてない中でどうやっているのか不思議だが、ちゃんと海鮮の出汁の香りがする。
そして生地がしっかりトロトロ、海外でこのクオリティは大満足である。

モロッコは世界屈指のタコ輸出国だが、地元民はタコを食べる文化がない。
そのモロッコにたこ焼き屋を開業した日本人の方に頭が上がらない。
具材はタコでなくとも、日本のソウルフードをここまで再現度高く根付いていることに感動した。

営業日、営業時間についてはコロナの状況もあり不定期のようだが、ぜひエッサウィラにきた際はチャレンジしてみてほしい。

画像4

<たこ焼き屋さんinエッサウィラ>
・場所
https://goo.gl/maps/8A7cM3QjRhnDUq5V7
※Googleマップ上で「ドーナツ屋」と検索すると場所が出てきます

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?