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57日目@4000日後に借金を完済する男

ケータイのアラームに起こされる前に目が覚めた。

カーテンから光が差し込んでいる。

朝なのか。

なんだか何日間か眠っていたのかと思うほどに意識が遠くから戻ってきたような感覚だ。

ケータイを見ると、朝の6時を示していた。

12時間以上寝ていたようだ。


そうだ。あのクソほどに負けた土日は夢ではなかったのか。

夢であるわけがない。そんな都合の良い話は無い。

現実は淡々と粛々と刻々と過ぎていくだけなのだから。

どれだけ不幸なことに見舞われようとも。

あと2万円しか無いんだが、今日もいつも通りに電車に乗り会社に向かい仕事をこなさなければいけない。

だから、今日もいつも通り何食わぬ顔で、ほぼ文無しに近いのに、そんなことを表に出さずに、会社に行く準備をしよう。

どうすればいいかは、考えずに無心で仕事をしよう。

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物語ですが、実体験をもとにしたストーリーになるため生々しいかもしれないです。

とある男が借金をしてから完済するまでを追った物語です。1日分ずつ更新していきます。

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