見出し画像

日本はキャッシュレス比率はほんとうに低いのか?

国が推進しているキャッシュレス還元事業(キャッシュレスで決済すると2%か5%が還元されるやつ)も6月末で終了するわけですが、そもそもこの事業が開始された背景には、日本が他先進国と比較して相対的にキャッシュレス比率が低いという状況がありました。
【各国の大体のキャッシュレス比率】
日本:20%弱
韓国:96%
イギリス:70%弱
カナダ:55%くらい
アメリカ:45%くらい
インド:35%くらい

みなさんも耳にしたことがあると思います。
『日本は現金主義』
何気ない感じで使われていますが、ここで疑問が生まれます。

なぜ、日本は現金主義というように言われているのか?

なぜキャッシュレス率が低いのか?

今回はこのテーマについて迫っていければと思います。

では、早速キャッシュレス決済が広まっていない理由について考えていきたいと思うのですが、”キャッシュレス決済”ってなんでしたっけ?
クレジットカード、デビットカード、電子マネー、QRコード決済、スマホ決済など。。。いろんな種類がありますよね。

言葉の意味から考えていくと、Cash-lessなので、現金でやり取りしないってことなのですが、ここでいう現金とは物理的な現金という意味だと僕は考えています。

そう考えてみると、銀行振り込みだって実は立派なキャッシュレス決済な気がしますね。たいていの方は銀行振り込みで給与の付与が行われていると思いますが、そこはキャッシュレスですね。そこから皆さんがその給与を使うときはどうするのでしょうか。

みなさんの支出の内訳で見ていきましょう。

毎月かかるものといえば、家賃もしくは住宅ローンですね。
これはほぼ銀行振込か銀行口座からの引き落とし。最近はクレジットカードで払えるところも増えていますね。

次に、光熱費。これも同じでしょうか。ほとんどの方が銀行からの引き落としかクレジットカードでしょう。一部コンビニとかの払込用紙の人もいるでしょう。払込用紙も最近はバーコードをスマホでスキャンして払えたりしますからね。

あとはケータイ代とか、インターネット代とかの通信費。これも同上でしょう。

そんなところですかね。毎月の固定費は。

おっと?

固定費は、ほとんど銀行引き落としかクレジットカードなんですね。つまりキャッシュレス決済が使われているんですね!!

なんと!!

驚きですねー!

一般的といってもなんの統計的根拠はないですが、家賃は収入の30%くらいが妥当と言われていて、光熱費、通信費で若干上乗せされるので、収入のおおよそ35%くらいがこれに該当するとしたら。。。

キャッシュレス比率は35%以上はありそうじゃないですか!!


えぇ、そうです。屁理屈です。
分かってるんです。自分でも。

でも、20%満たないと言われてるキャッシュレス比率っていうのが、なんかあんまりピンとこなかったので、こんな屁理屈を申し上げました。
どうかお許しください。水責めだけはやめてください。

まあ、たしかに日本は現金主義と言われてます。

事実、現金の価値は不変だし。
そして、日本は現金主義な故に、鶏と卵的な話だけど、現金を持ってても安全だし、ATMもそこら中にあって現金が無くなってもいつでも引き落とせるし、しかもATMは安全なところにあるし。
海外なんてATMは道端の壁に駅の券売機みたいな感じで埋め込んであるのですが、夜は人通りも少ない道沿いだとめちゃくちゃ怖いです。そんなところでお金下ろしたくないです。
それに日本の現金は綺麗だし、くしゃくしゃじゃないから、ジャムることもないし。

などなど

現金は使われるべくして使われているんですね。きっと。

だから、みなさんも実利がないとキャッシュレス決済を使おうとは思わない。不便じゃないから。別に困ってないから。

それよりもいわゆるスマホ決済への会員登録とか口座の紐付けをするのが面倒だし、なんか怖い!みたいな。


6月末でキャッシュレス還元事業は終了を迎え、キャッシュレス決済を使う実利は少なくなります。
それでも使い続ける人がどれだけいるのか?(反語)


悩ましいですね。
もはや、そこまで急いでキャッシュレス推進しな,,,,おっと、誰か来たようだ。この話はまた機会があったらしよう。

では。

おしまい。


すこしでも参考になれたら、サポートもしくはハートボタンのタップをお願いします! またよろしければフォローをして頂けるとありがたいです。