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頭の中でぐるぐるして離れない台詞
先々月にNetflixで観た映画についての感想というか、ずっと思っていることがあってnoteを始めてみた。
『幸せへのまわり道』
(A Beautiful Day in the Neighborhood ; 2019)
トム・ハンクスがフレッド・ロジャースを演じた作品。私はこの映画で初めてフレッド・ロジャースの存在を知った。
Netflixのトレンドを漁っていたら偶然見つけて観てみたが、先々月のわたしにとんでもなく刺さった作品。
先々月、1月のわたしはここ最近で1番凹んでいた、悩みが多かった。
仕事のこともあるが、家族について。
生きていた中で1番衝撃的な母の事実を知ってしまうという大事件が起きた。
それをわたしが知ったことは母は知らないし、他の人にも話せなかった。話す予定も今はない。
母を嫌いになりそうだった。許せないとも思ってしまった。
(ただ今はもう吹っ切れてしまった)
そんな時に観た『幸せへのまわり道』
そこに出てきた
「愛している相手こそ許すのが難しい」
この台詞がとんでもなくグサっと来てしまった。
たったひとつのこの台詞だけでいつの間にか号泣してしまったし、思い出してまた泣きそうだ。
母の一件を知ったわたしの感情はぐちゃぐちゃでどうにも表せなくて、それがやるせなかった。
しかしこの台詞ひとつで気持ちがスッと晴れた。
「わぁ〜私ってママのこと愛してるんだな」
とも思ったし、
「許せないと思ってしまったのも愛なのか」
とも思った。
きっとこの台詞の受け取り方は三者三様だし、
きっと世界のどこかの誰かには全く刺さらない台詞だってこともある。
ただ、あの頃のわたしは救われた。
今でもずーっと頭のなかをぐるぐるして、
これから先も事あるごとにこの台詞を思い出す。
世界で1番好きな映画はこれではないけど
わたしの宝物にはなったのかも。
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