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Decca DL78977 The Snow Queen The Sound Track Album


The Snow Queen The Sound Track Album

by Hans Christian Andersen
Decca (DL 78977)

見開きレコードカバー


表紙
裏表紙
見開き

モノラル盤がお薦め

モノラル盤が標準だった時代のレコード。アメリカでのDECCAレコードの発売は、1934年頃から。SPレコードでの発売で、マトリックス番号は一桁。LPレコードは1949年から発売。SPレコードの発売が主体でした。レコード番号は、ジャンル分けで、5000,6000,7000,8000番代の4桁を使用。ステレオレコードは、この4桁の頭に〝7〟を追加した5桁。

映画「ローマの休日」は白黒作品だった。オードリー・ヘップバーンが新人だったからと、ローマでの実写で行うことで、セットを組む費用を軽減。クレジットではグレゴリー・ペック主演なので、カラー作品でもおかしくなかった。アン王女で一世風靡したオードリーの2作めからは、カラー作品になり、スタジオセットも組まれるようになり、マイ・フェア・レディはステレオ音声となっている。Z世代は白黒映画も、劇場アニメーションがステレオ音響なのも当たり前だから気が及ばないところでしょうが、この「雪の女王」の表紙に、〝総天然色〟とアピールがある。ジブリ作品「風の谷のナウシカ」も、劇場公開はモノラル上映だった。サウンドトラック盤が発売されて、ステレオ録音だったことがわかった。けっか、何度目かのテレビ放送でステレオ化された。

この「雪の女王」。劇伴音楽はステレオだが、ドラマ部分はモノラルだ。RCA盤だったら、3チャンネル録音で、セリフ部分も聞き取りやすかっただろうに。DECCA盤の初期ステレオだったことで、セリフ録音も、左右のトラックに振り分けられているため、お風呂場で芝居しているようだ。

オーケストラの伴奏音楽が、全体通してあるので、男女がやり取りしているバスルームの隣の部屋でオーケストラ音楽を聴いている感じだ。そのオーケストラ音楽も、最近のアニメーションと変わらない聞き所のないスコアなので。この「雪の女王」はモノラル盤を選択するのが賢い。

「そんなアスリートおへそで…放っておきませんよ、誰もが。」 と、言われ、、、求める男たちに、おへそを売りました。