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「いとこ」とのつながりの大切さ

いとこの数が減少していることと、いとこ同士のつながりの大切さについて論じられている『The Atlantic』の記事が面白かった。

いとこは奇妙な位置を占めている。いとこと深く親しい人もいれば、いとこを他人だと思う人もいる。同じ地域に住んでいるいとこもいれば、地球の反対側に住んでいるいとこもいる。血のつながりをもち、同じ世代であるにもかかわらず、いとこたちはまったく異なる生い立ち、階級的背景、価値観、興味を持つことになる。しかし、それでも彼らは、同じ家族の一員である感覚を共有している。
 
何世紀もの間、親族は互いに依存し合ってきたが、家族のあり方は変わりつつある。研究者によれば、アメリカの家系図は豆の木になりつつあるという。平均寿命が延びたため、何世代もの親族が同時に生きている可能性が高くなったが、少子化のため、いとこや兄弟といった横の関係は減っている。縦の世代間のつながりは、親密で非常に有意義なものである可能性があるが、介護の義務や遺産相続を巡って言い争いになることもある。それに比べで、横の関係は複雑ではない。

ある研究では2020年の秋、パンデミックの中、約14%が少なくとも一人のいとことのコミュニケーションが増えたと報告している。いとこ同士は物質的な助けを求め合うのではなく、精神的な慰めを求め合う傾向がある。
 
私はいとこに連絡したり、会うたびにどこまで慣れ慣れしくしていいのか迷う。だから無意識的にこどもの頃の記憶を思い出し、いとことのつながりを再確認しながら話している。これまでいとこについて深く考えてこなかったがこの先、いとことどのような関係を築きたいのかを考え、積極的に築くことは、人生を豊かにする上で大切なことなのかもしないと記事を読んで思った。

The Great Cousin Decline The Atlantic 

#10 Close Connections 親密な繋がり


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