見出し画像

箱根駅伝往路感想「ヴィンセント大統領」

箱根駅伝往路の感想。
いや、まさかの展開が多すぎて何とも言えないのだけれど、はっきりと言えるのは全チーム全選手たちが大きなアクシデントもなく走れてよかったと思います。

以下、各校の感想。

1位 創価大学
いや、ここがまさかだったのだけれど、今回の全日本で書類選考で落とされたというのもあって情報がとにかく出回らなかった。
ただ、前々から良いという話は流れて来ていて、破綻なく走れた分だけ優勝を引き寄せることが出来たのかなと。おめでとうございます。

2位 東洋大学
全日本の時こそ6位も、かみ合えば面白いと思っていてそれがきちんと形になれた印象。大エース宮下くんにきっちりとつなぐことが出来たのは大きい。
復路はここ数年外すことも多いので、ミスなくしっかりと走り切れば可能性は大いにある。

3位 駒澤大学
最低限の3位だったのかなと。1区の白鳥くんと5区鈴木芽吹くんは驚いたけれども、2区田澤くんも本調子でない中で役目を果たしたし、3区小林くんも強かった。復路も力のある選手はそろっているだけに、ミスなく繋げることができるかが重要かと。

4位 帝京大学
終わってみれば一番静かに4位に入っているけれども、よくよく考えてみたらゲームチェンジャーの遠藤くんの好走によって大きく回復できたことが良かったのかなと。
静かに4位に滑り込むところがさすが。

5位 東海大学
4区の佐伯くんは誤算も、石原くんの走りで思った以上に張り切ってしまった結果ではないだろうか。もちろんミスがこうした結果を招いているが、それ以外で大きなミスも見当たらず。
ただ、3分差をどう見るか。

6位 東京国際大学
2区起用のヴィンセントくんだが、どうも故障明けだったらしい。それなのに区間新記録はえげつない。彼がゲームチェンジをしてくれたおかげで伸び伸びとできたのではないか。
それにしても、ヴィンちゃんと呼ばれているらしいが佇まいが落ち着きすぎ。大統領みたい。
https://t.co/ib5kBbAz4t

7位 順天堂大学
思った以上に良かった。各区間が個々で強く、比較的ミスなく走れていたのではないだろうか。ここ数年大ブレーキが無い大学だし、その上でレベルが上がれば、というのは間違いない。元々復路が強いので、1つでも上に行きたいところ。

8位 神奈川大学
今回のサプライズチームの一つ。吞村くんが良く走ってくれたのだけれど、それ以上に2区の井手くんが本当に頑張った。一度いい流れが来れば乗って行くのもこの大学の特徴で、復路も手堅い大学の一つだけにシードも夢ではない。

9位 國學院大學
運も味方したとは思うが、しかし集中を切らさずに走った結果がこの順位と言えるかも。100点満点ではないにしてもしっかりと最低限走ることが出来た選手も多いし、浦野・土方両選手が抜けた中でこの順位はポジティブ。元々育成の年と位置付けているのだし。

10位 拓殖大学
実力的にどうかなーと思っていたが、他の大学のブレーキにも助けられたかも。拓殖は基本的に全員でしっかりとつなぐのが持ち味だけに+αで留学生とエース格二人は欲しいかも。苦しい戦いになるかもしれないが、頑張ってほしい。

11位 早稲田大学
元々つなぐチームなのだけれど、5区がいかんせん辛すぎた。山登りと山下りは今後も課題を残しそうな印象がある。とはいえWエースもタイム通りの走りをしたかと言われると微妙だった。

12位 青山学院大学
シード外は驚いたが、優勝はできないかもしれないとは感じていた。例年以上にうまく行かないことが多かったのではないか。とにかく2区で流れが切れてゲームチェンジができなかったのが痛い。
というか、神林くん疲労骨折で試合出れないのか。これは復路辛いぞ。

13位 城西大学
上位に入るのであれば、できれば3区までで6位くらいには入って居たかったと思う。レースプランが完全に狂ってしまったか。ただ、5区で巻き返して見事に13位でフィニッシュ。復路は着実に上を目指したい。

14位 明治大学
ゲームチェンジャーがいなかった。ここに尽きるのかなと思う。1区の出遅れを巻き返すことができるだけの選手が居なかっただけにも思えるが、14位というのはまだまだ可能性はあるし、シード権を手にするためにも何とか復路は頑張っていただきたい。

15位 日本体育大学
いかんせんチームとして急ピッチ過ぎたのかなと思う。指導者不在の中で本当に良く頑張っていたとは思うが、池田くんをはじめとして頑張れる選手たちは出てきているし、次につながる大会となれば良いと思う。

16位 法政大学
1区での区間賞。もしかしたらそれがサプライズの始まりだったのかもしれない。けれど、その流れを続けることが出来なかったのが痛かった。しんどいレースとなったが、復路は思い切りのいい走りに期待したい。

17位 国士舘大学
シード権は限りなく遠いが、着実に差は詰まっているようにも感じられた往路だった。あとヴィンセントくんが走ることができるのは1回だけだし、この1年は本当に正念場となるだろう。

18位 山梨学院大学
なかなか歯車がかみ合わない。オニエゴくんも絶対的なエースになり切れていないのもそうだが、1区予定の瀬戸くんの怪我も痛かった。ただ、新体制になって2年なので、しっかりと継続して強化していくことが大切だろう。

19位 中央大学
驚いた学校の一つ。吉居くん3区もある程度2区までで良い位置で居てくれているというのが前提だっただけに、それが狂ったか。とにかく序盤の流れに苦しんだ大会だったなと。

OP参加 関東学生連合
モチベーション保てないよね、と思っていながら見ていたけれど1区の #麗澤大学 の子は区間10位相当で走っていたのは驚き。麗澤はここ数年なかなか予選で勝ち上がれないのがつらいけれど、こうしてみると良い選手が育ちつつある。楽しみ。

20位 専修大学
実力差を見れば妥当なんだけれど、うーん。何と言って良いのかが分からない状況。しっかりとタスキがつながったことを良しとしましょう。選手強化が進んでいくその第一歩と思えばよいのでは。

復路は大体6,7区で趨勢が決まるかと思います。選手大会関係者の皆様は頑張るんやで(にっこり)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?