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箱根駅伝2022-23「パワフルパワー」(5)

最後です。私はやりました。フルパワーです。やかましいわ。

日本体育大学

チームとしての復調が期待されていたが、まさか8区と9区で連続して繰り上げスタート、8区終了時点で復路20位という苦しい展開に。とはいえ、全日本では藤本くんを欠いた状況で関東勢最下位に終わるなど苦しいレースが続くなどチームとしても苦しい1年だったのだろう。チームとしての底上げは間違いなく急務といえるだろう。

パワプルプレイヤー

藤本珠輝

2区で区間10位と気を吐いた精神的支柱であり、エース。前回大会の池田くんのような好走とまでは至らずも、おそらく玉城監督は彼を中心にチームを作りたいはず。上位校のエース達と戦えるだけの能力は間違いなくあるし、そのポテンシャルは間違いなく高い。それだけに、彼に続く選手が現れることが求められる。

山梨学院大学

順位上は総合18位も復路20位、5大会連続繰り上げを経験するという屈辱を今回も味わうことになった。いい選手を取られているというジレンマこそあれど、何よりも主力選手の一人であった松倉唯斗くんを起用できなかったのはチームとしても辛い。チームとして戦えなかった悔しさは在校生にあるはずだ。春シーズンからの巻き返しに期待したい。

パワプルプレイヤー

木山達哉

高速レースの波に飲まれる形で区間14位に終わってしまった1区だが、決して10000メートルのタイムが悪いわけでは無い。「爆発力がある」と称されるムルアくんが走るであろう来期は、本来持っている能力を存分に活かしてほしいし、彼が第2のエースとして活躍する姿を見たい。ケガに泣くケースが多い山梨学院大学なだけに、来年こそは健康で。

駿河台大学

19位という結果に終わったものの、復路だけ見ると15位に入り見事に繰り上げスタートも回避と初出場ながら意地を見せた結果となった。来年以降につながる面もある分だけ、徳本監督のスキャンダルが影を落とさないかどうかが不安ではある。一度だけの奇跡で終わるのか、快進撃のバネとするのか。徳本監督含めてチームは今、試されている。

パワフルプレイヤー

小泉謙

繰り上げスタート回避に大きく貢献したのは、小泉くんが6区で区間3位という好走を見せてくれたからに他ならない。間違いなくチームMVPだろう。来期に向けても、主力選手として活躍に期待したいし、それだけの能力は間違いなくある。挑戦者として来期も思う存分挑んでいってほしい。

専修大学

総合20位という結果に終わるも、11年ぶりに繰り上げスタートなくタスキを繋げたというのはチームにとっても大きな一歩につながるのではないか。キサイサくんのアクシデントが無ければ、おそらく順位はもう2つくらい上だったかもわからない。だが、その中でも戦えるチームであることを示すことができた大会だった。来期に期待。

パワフルプレイヤー

木村暁仁

1区区間4位と専修大学を幸先よくスタートさせたのは、やはり駅伝強豪校で揉まれた彼だからできたことだろう。前回大会ではエントリーも走ることができず涙を飲んだが、やはり彼の走りが古豪復活には欠かせないだろう。今季走った往路の3人は来年も走ることができる。専修の旋風を巻き起こすためにも、来期にも期待がかかる。

とまあ、何とかやったよ。やり切ったよ。

それにしても関東学生連合が14位相当で10位法政大学とは1分39秒差ってのもすごい。どの大学も予選会には相当苦労しそうだし、どの学校もシード落ちの可能性がある。来期もまた、ハイレベルな大会となることだろう。

ということで、パワー


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