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KOK2023勝手に応援企画(16)「MAKA」

最近ではレゲエDeejayがMCバトルも席巻しステージ上で新たな刺激を与え続けている。CHEHONさんにPOWER WAVEさんと席巻している中で、一人。

KOK最後のイスを手にしかMAKAさんはレゲエとHIPHOP、2つにルーツを持った「聞かせる男」だ。


にじみ出る人の良さ

ラガを感じさせる心地よいフロウに乗せたラップスタイルが特徴の彼はストレートでポジティブなリリックにも定評がある。基本笑みを絶やさず周囲と接する彼の人柄がそのままスタイルになっているようにも感じられる。

フリースタイル・MCバトルで培ったHIPHOPとレゲエ要素が組み合わさって、他のラッパーにはないオリジナリティは衆目の一致するところだろう。一方でフリースタイルでのバトルから名が売れたため中途半端なのではないか?

という声も上がるが、近年では鎮座DOPNESSさんとのバトルなど、名のあるラッパーたちとのバトルがセッションのようと言われるまでに。その独自のスタイルは多くのヘッズたちによって認められつつあると言っていいだろう。

先行で開戦。鎮座DOPENESSに高校時代から憧れて聞いてたMAKAさんは、緊張しながらも全身全霊で挑む心意気だった。結果、DJのスクラッチが聞こえずに8小節をはみ出て16小節を越え20小節ほどに。

そんな彼の並々ならぬバイブスに答える鎮さん。

試合はヒートアップしながらも、多彩なフロウやビートアプローチで、試合というよりセッションという言葉がふさわしい一戦に。KTちゃんがラップにはまったきっかけはこれだったとか。確かに楽しそうだもんな。

自らのチャンネルも立ち上げてMCバトルの解説を行うなど精力的に現在も活動を続け、また戦極では司会を務めるなどラッパーとして活動を順調に広げ、活躍中だ。

代表曲

明るく軽妙でリズミカルな彼の曲は人の心を明るくさせるようなそういった力がある。

MAKAさんは足利市で男3兄弟の長男として生まれ、小学5年生の時に両親が離婚し、母子家庭で育った。そうした女手一つで育ててくれたMAKAさんの母への感謝の想いがあふれた一曲だ。

そんな心優しい彼が最後の1枚を手に入れた。最後の1枠をギリギリで手に入れた彼は、ステージ上でバトルを見せるのか。それともセッションか。

声は一番の楽器である。

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