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箱根駅伝2022出場校紹介(13)「帝京大学」

最近、LINEのプロフィール欄を見ていちゃもんを付けてきた人が居るのですが、それって心当たりがあるからなのではないかと思う今日この頃です。まあ、もしかしたら大体が心当たりある人ばかりなのかもしれないけれど(笑)

帝京魂!

ということで、今日は帝京大学を紹介いたします。ラグビーが強いんだよね、あそこ。

※この学校との関係性については後述。ということで、他校紹介はこちらから。

帝京大学

1931年に設立された「帝京商業学校」が起源。当初は財団法人だったが、1959年に学校法人となり、1966年に設立された。医療系の大学としても知られていて、医療系学部のキャンパスは板橋区、文系学部は八王子市に分けられている。都内の中でも多くの学部を持つ比較的大きな大学で、多くの系属学校、大学に専門学校と帝京大学グループとして多くの教育機関を設けている。
他、部活動も盛ん。特にラグビー部は全国大学選手権9連覇を達成している強豪として知られ、実業団チームにも勝利を収めたこともある他、野球部も強豪である。とんねるずで有名な帝京高校は帝京大学グループの一つであるが、あくまでも系属という形を取っている。

卒業生には元プロ野球選手である里崎智也さんや阪神タイガースの青柳晃洋選手、なでしこジャパンの中心選手であった澤穂希さん(中退)、女子柔道金メダリストの松本薫さんと谷亮子さんなど著名な選手が大変多い。
また、陸上部の卒業生としては独特なフォームで人気を呼んだ飛松誠さんが在籍していた。

チームの特徴

箱根になると強さを発揮する大学は数多くあるが、その中でも「育成の帝京」と呼ばれる帝京大学もまたその例外に無い。
中野監督就任後から15年連続出場を決め、4大会連続シードを獲得しているこの学校の強さは選手育成にある。毎年学生が入れ替わる中で、特に直近4年はシード権獲得の成績を残していることは特筆すべき点でもある。
決して有望な選手が入ってくるわけでない同校では、下級生はじっくりと力を付け、上級生がしっかりとレースをまとめる。しかも、きっちりと結果を残す大学でもあるだけに、今年も上級生が鍵を握りそうだ。

男だろプレイヤー:遠藤大地
4年間帝京を支え続けた絶対的エース。ファイアレッドの旋風を最後に巻き起こして、大学にて競技を終える予定とのこと。
どれだけ不調が続いても3区に遠藤くんが居るというだけで巻き返してきた帝京大学。出雲と全日本でも非常に安定した成績を残している。
最後に賭ける想いが帝京に流れを大きく引き寄せられる。そんな力がある気がする。

監督

中野孝行
障害者学級でも勤務していたという異色の経歴を持っている。そこで「気長に待つ」ということを勉強したのか、選手をじっくり育成させることに定評がある。
決してタイムはそれほどでないしても、選手たちの才能と可能性を見抜いて本番で力を発揮させる名将が次のシナリオをどのように描いているかは興味深い。また、大八木監督とは別の形で國學院大學の前田監督にも良い影響を与え続けていた模様。

中野監督って前回の箱根監督座談会でもリモートで他校の監督さんへの気遣いをしていてその感じがかわいらしく、またこういう人だから強くなるんだろうななんて思いました。ただ、もちろんこれは帝京大学の医療グループによるものだし、またやっぱりそういう良い環境もチームを強くしているんだろうな、なんて思ったり。

さあ、次は順天堂じゃい!

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