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運動会の練習を嫌がる理由とは?ダンスを踊りたくない小学1年生の娘への対応

登校拒否をきっかけに息子の発達障害が発覚。
ASD(自閉症スペクトラム)子育て中のマエリンです。

2学期になり運動会を控えている小学校も多いのではないでしょうか。

我が家の小1娘は「学校に行かない」とは言わないものの、「運動会のダンスを踊りたくない」と頑なに拒否しています。


小学校の行事に参加したがらない子は少なくないみたいですね。

娘のように大勢の前で踊りたくないとか、失敗することが心配で参加したがらないとか、理由はそれぞれ。


たとえば、運動会に参加したくない子の場合、
・かけっこのピストルの音が苦手
・人混みやザワザワするのが苦手
・人前が恥ずかしい
・失敗するのが恥ずかしい
・他の生徒が叱られるのを見たくない
・きっちりそろわないと気が済まない
・待つのが苦手
・何度もやり直しさせられるのが嫌
 など

発達障害の特性で、運動会の練習がつらく感じる子もいるようです。


(小4息子は自閉症スペクトラムと診断済みで支援学級に移籍しましたが、小1娘は診断には至らず発達障害のグレーゾーンということで普通級で過ごしています)


運動会でダンスを踊りたくない娘にとって、全体練習が2時間ある今日はなかなか気持ちの整理がつかない日でした。

「連絡帳には体育を見学しますって書いてるからね」と私が声をかけても、
「先生が無理やり参加させようとするかも…」と本当に見学できるか不安で、学校についても私から離れられません。

靴箱までは順調に足が進み、教室の前で立ち止まったので、
「娘ちゃんがOKサインを出すまでママはここにいるから、ランドセルを置いといで」と声をかけました。

娘は「うん」とうなずき教室の中へ入ると、ランドセルから教科書を取り出したり、宿題を提出したり。

娘の様子を見ている私に気づいた担任の先生が、教室から出てきました。


「今日はどんな感じですか?」と先生に聞かれ、
・全体練習を見学できるか心配していること
・週末、癇癪がひどかったこと

について話をしました。


「お兄ちゃんが見学してたから、うらやましく思ってる…ということはありませんか?」

小4の息子は先週から腹痛で欠席中なので、もしお兄ちゃんがうらやましいのなら、娘も欠席したいとゴネたはずです。

それに「お兄ちゃんばっかりずるい!」とダダをこねるのは幼稚園の年長さんがピークで、1年生になってからは「お兄ちゃんは休んでも私は行くからね」とお兄ちゃんと自分を切り離して行動するようになっています。

うらましい気持ちとは少し違う気がすると返答しました。


「癇癪を起こしたのは、今日の全体練習が心配だったのでしょうか?」

おそらく、先週頑張りすぎたことでいろいろたまってたのではないかと考えていることを伝えました。

毎日毎日、「この前先生は見学させてくれなかった。今日も見学できないかもしれない…」と娘は体育のことを心配していたからです。


「お母さん的には見学のことどう思われてます?なるべく参加させたい?それとも見学でいい?」

私は見学で構わないと伝えました。

先生はちょっと驚いた様子だったので、私が「参加させたい」と言ったら娘を説得してでも見学させないつもりでいたんだろうなと思いました。


「でも練習で見学しちゃうと、本番も見学になる可能性が出てきますよ?」

私は本番が見学になっても構わないと答えました。

何なら息子が小1の頃は、途中参加の10分滞在で早退だったので、欠席することも視野に入っているくらいです。

ただ、娘はかけっこに対しては、YouTubeで早く走れる方法を見るくらい意欲的。(練習では5人中4番)

順位にこだわっていると言うよりは走ることが好きみたいなので、かけっこには参加させてあげたい気持ちでいっぱいです。


「というわけで、今日の全体練習は見学でお願いします」
私が伝えると、先生は教室に戻っていきました。

一方、提出物やランドセルの収納をすませて廊下に出てきた娘。

「今、先生に見学をお願いしたからね」と娘に伝えると、胸の前でOKサインを作り自分の席についたので、私は教室を後にしました。

運動会の練習がなければすんなり登校できるのかなと思うと、運動会が終わるまではまだまだ付き添い登校が続きそうです。


幼稚園から小学校に上がり、授業参観などに参加すると「うちの子だけできてない!」とあれこれ不安になることがあります。

幼稚園より小学校の方が人数が多かったりするので、自分の子どもと比較する対象が増えちゃうんですよね。

我が子にもいいところはたくさんあるのに、ついマイナスなところばかりに目がいっちゃって、「これもできてない、あれもできてない」と負のループに陥りがちです。


今でこそ娘に寄り添う行動を心がけるようになりましたが、3年前、息子(お兄ちゃん)が登校拒否を始めた時は、めちゃくちゃ周りの子と比べて、「何で同じようにできないの?」「もっと努力しなきゃ」と息子の頑張りすらほめられずにいました。

私がイライラすると息子はどんどん萎縮。息子の明るく積極的ないいところも私が奪ってしまいました。


子育てにおいて「ありのままを受け入れましょう」と言われる場面はよくあります。

でも、私にとって、
・周りの子と比べないこと
・子どものいいところを伸ばすこと
 は、
簡単なことではありませんでした。


しかし、私が息子への接し方を変えると、苦手だった国語に取り組むようになったり、「ちょっと挑戦してみようかな」と前向きな発言をするようになりました。

もし、子どもへの接し方に悩んでるお父さんやお母さんがいたら、『子育てハッピーアドバイス』を読んでほしいと思います。

私が子どもの褒め方や叱り方について参考にしている「なるほど!こうすればよかったのか!」がたくさん詰まっている本です。


「それよくある!」というリアルな子どもの行動について、「こんな声かけ(対応)してませんか?」「こういう時は〇〇するといいですよ」と4コマ漫画や解説でアドバイスをもらえます。

全部をアドバイス通りに実行する必要はありませんが、今までの自分とは違った視点で子どもを見られるようになるので面白いです。


うちは【ほめ方叱り方〈3〉小学生編】を購入しましたが、他のシリーズもありますよ。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

過去を振り返って、
『こうしとけばよかったな』とか
『あれはやってよかったな』など
経験談をまとめてます。

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