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祖父母の目の前で娘が初めての癇癪|対応の仕方で分かってきたこと

娘(5)の癇癪ツイートが伸びてびっくりしました。

祖母「これが(発達障害の)グレーってことなの?」
まるで獣のようによだれを垂らしながら、威嚇するようにこちらを睨んで、イライラした気持ちを自分でコントロール出来ずに物や人に当たる娘(5)の姿。
普段のかわいらしい姿とのギャップに「苦しいね、苦しいんだね」って祖母(私の実母)が泣いた。


祖父母の目の前で娘が初めての癇癪

GWに県内の実家に帰省した時の話です。

祖父母(私の両親)と息子(8)と娘(5)が、4人で宝探しゲームをしました。

ルールは、
①お宝と決めたおもちゃ12個をリビングのどこかに隠す
②みんなでお宝を探す

帰省するたびにやっている恒例の遊びです。


娘が癇癪を起こしたきっかけは、息子とほぼ同時に見つけたお宝を、タッチの差で息子がゲットしたから。

「絶対私の方が早かった!」
「にいにがズルした!」
と娘が興奮し始めました。

地団駄を踏み、泣きながら、「私が早かった!」「私が早かった!」と壊れたロボットのように繰り返す娘を見て、私の両親は何か様子がおかしいと、明らかに動揺していました。

「おんなじタイミングだったね」
「こういうこともたまにはあるよ」
となだめましたが、その声はもう娘には届きませんでした。


息子の時もそうですが、娘の癇癪が始まると、とても遠いところに行ってしまったような感覚になります。

いくら声をかけても、「私が早かった!」と同じ言葉しか返ってこない。

「悔しいね」と抱きしめても、背中に腕も回してこない。


威嚇をする犬のように歯を食いしばりながら口元からよだれを垂れ流し、顔を真っ赤にしてこちらを睨む娘。

そして、成す術もなく娘の前で膝をつく祖父母。

癇癪にどう対応したらいいか分からず、「大丈夫、大丈夫だよ」って娘の背中をひたすらさすっていた、ちょっと前の自分を見ているようでした。


癇癪の対応で少し分かってきたこと

娘が落ち着きを取り戻した後、母と話をしました。

母「今のが癇癪っていうやつ?」
私「うん。ごめんね、びっくりさせて。」
母「これが(発達障害の)グレーってことなの?」
私「そうだね。」
母「あんた偉いね。よくやってる。」
私「そうでもないよ。未だに正解の対応が分かんないし。」

でも、何度も娘の癇癪に付き合っているうちに、もしかしたら娘も癇癪の終わりを探しているのではないかと思えてきました。

癇癪の途中で「もう癇癪をやめたいけど、出口が分からない。ママ助けて!」とSOSを出してる気がします。

だからある程度、娘の気持ちに寄り添ったら、気をそらしたり、話をそらしたりするようになりました。

いつまでも「つらかったね」「苦しいね」って言ってたら、娘の気持ちがずっとそこに居てしまうと思ったからです。

すぐに話をそらしてしまうと、「ママはちっとも分かってくれない」となってしまうけど、ずっと寄り添い続けてしまうことで出口まで行けないこともあるかもしれない、という個人的な意見です。


母「なるほどね。途中で話題を変えることも大切かもしれないね。」
私「兄妹で癇癪の出方も違うから、その都度対応していくしかないかなって感じ。」

おしゃべりさんでニコニコかわいい普段の娘とは全然違う姿を見せたことで、祖父母はショックは受けたかもしれないけど、これがありのままの姿だと受け入れてくれたようでした。

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