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松本裕樹、2試合連続セーブ失敗。レジェンドが語る抑えの難しさとは


松本裕樹が2試合連続セーブに失敗している。
別にこの記事は松本を攻めたい訳ではなく、あの安定感抜群だった松本でさえ打たれるのだから、抑えというポジションはやはり難しいのだと思う。

オスナが抜けた今、クローザーを任せるのは今まで8回を投げていた松本にするのは普通の判断で、小久保監督が間違えた選択をしたとは思えない。

正直ホークスファンは、松本が2試合連続セーブに失敗するなんて想像もしていなかったと思う。


抑えは何故難しいのか?

過去の記事から考えてみたいと思う。

①Full-Countの記事から

・抑えて当然、打たれれば戦犯

「戦犯」という言葉は好きではないが、守護神は抑えて当然、打たれて負けようものなら翌日の一面には大々的にセーブ失敗の文字が載せられてしまう。

・無失点でも3人で抑えることを求められてしまう

守護神の役割はリードしたまま試合を終わらせることである。無失点で抑えても、ヒットや四球でランナーを出すと何だかピリッとしない感じになってしまい、首脳陣の評価もイマイチになる場合も。

・自分の責任で先発の勝ちが消える

これは中継ぎの選手にも言えることだが、特に抑えのポジションは仲間がリードを守って繋いでくれたバトンを最終的に締める形になるため、余計にプレッシャーが大きいという事。

・登板間隔が空く

これは勝ちパターンを投げている選手にも言えて、チームが連敗していたり、負けが続いているような状況だと中々投げる機会が回ってこない。
やっとの思いで投げる機会が訪れたら、○週間ぶりの登板になってしまうなんて事もある。



②週刊ベースボールの岩瀬さんの記事から


岩瀬さんのインタビューより

・抑えはチームの勝敗が直結する所であり、勝っているゲームの最後を締める大事な役割。

・自分はチームの屋台骨を背負っている、そういう気概で投げていた。

・中継ぎは自分の後ろがいるが、抑えはいない。自分の代わりに投げてくれる投手はもういないし、いたらダメ。

・中継ぎは最後のアウトがどこか分からず、見当がついていても、投げていて『交代』と言われて初めて代わることが出来る。

・抑えは最後のアウトがはっきりと分かるため、だからこそ難しい。

・最後のアウト1つをどう奪うか。どうしても意識してしまうし、急いでしまう。自分はそこを冷静に、落ち着いているように見せるのが難しかった。




あのレジェンドの岩瀬さんでも抑えのポジションは難しいと言う。


どうか松本裕樹にはオスナが帰ってくるまでの間、自分が今までやってきた事を信じて、最後のアウト1つを取るまで懸命に腕を振って欲しいと思う。



参考↓↓↓

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