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「スナックかすがい」に参加して

先日参加したCLS高知に登壇されてる方が「スナックかすがい」というトークイベントをされていると聞き、オンラインとオフラインのハイブリッド開催に合わせて参加してみた。

「コミュニティ」をキーワードに各界のゲストを招いて行われていて今回で24回目。


イベントはオシャレなスペースに2人のゲストを招いて春日井製菓の飴やおつまみを食べながら仕事の話しやコミュニティの話をざっくばらんに話して行くというものだった。

このイベントは春日井製菓にある「おかしな実験室」という所が運営していて、おかしな実験室は春日井製菓の中で日々おかしな事を試みている部署らしかった。

会場には15人くらい試聴で参加されてるお客さんもいらっしゃって、お客さんとも会話をしながら和やかな雰囲気の中始まった。


僕はと言えば日々のルーティンも回さないと暮らしが進まないので、晩ごはんの食卓にPCを広げてじゃがいもを焼いたのとか、ソーセージとかを食べたりしつつ、若手メンバーをお風呂に入れたり寝かしつけたりしながらだったので話は部分的にしか聞けなかった。

これが、現実か、、(笑)


なのでここに書いてる情報は正確ではない所もありますが精一杯書いていきますね。

ゲストは洋服の青山の平松さん、無印良品の林さんで司会は春日井製菓の原さん。

ゲストの平松さんは色んな業界に関わり、その業界が抱える本質的な課題に鋭く切り込んで、見た事もない手法で売上を回復させて、また次の場所へ行くという経歴。
今は洋服の青山に在籍されていて洋服の青山が築いて来た信頼にコミュニティを掛け算して新たな可能性を探っていらっしゃる最中。


もう1人のゲスト林さんは無印良品を手掛ける良品計画に新卒入社され、その中で無印良品が目指していくあるべき姿に向けてさまざまな提案をし実行されている方。
地域といかに関わって行くかが無印良品のこれからのコンセプトで、それを「イーアス春日井」という世界で2番目に大きな無印のお店で店長として地域コミュニティと関わる仕事をされていた。

そして司会は春日井製菓の中で「おかしな実験室」という部署を作って活動されている原さん。

三者三様背景も立っている場所も違うけど、規模が大きく歴史が長くなればなるほど新陳代謝が起こりにくくなる会社の抱える課題に、息を吹き込む空気穴を開けるような仕事をそれぞれされていた。


と書けばカッコ良く聞こえるかもしれないけど実際は会社の中で孤立する事もあり得るだろうし、獅子奮迅な活動を長期間に渡って続けていく必要もある。
そこを支えて、力をもらう源泉が人でありコミュニティなのかもしれないなと思った。

そして3人の会話を聞いていて言葉に鮮度があって、精度も研ぎ澄まされている事に驚いた。
会話で出てくる言葉は体内で練られてないと瞬時に出てこないから、普段の思考量の多さを物語ってしまう。
何より言葉はまだ形になっていないもの、まだ来ていない未来を他者に伝えるには必要不可欠でその言葉に対する真摯な姿勢があったからこそ、今の実績が生まれたんだなと。

そんな中でも一番印象に残ったのは司会の原さんがきちんと震えている事だった。

スナックと銘打ってるからもっと気軽な感じかと思ったけど、パワポで資料を作り込んでゲストに根掘り葉掘り、真面目に問いかける様子は異様で同時に切実でもあった。



24回も続いてきたのは伊達ではなく原さんの渇きや知りたいと言う純粋な気持ち、震えているからこそ投げられる直球があって、それに応えるゲストがいた。

自分のためにやってるのならあそこまでアンダースローな無理な体勢から球は投げないのかもしれないけど、誰かの役に立ちたい、という不器用だけど熱い想いがあの場を形作ってきたのだと思う。

その活動を会社名でやってる事の本気さに圧倒されて、閉塞感のある日本だけど面白い人はまだまだたくさん居ると知れて、自分もまだまだできることはたくさんあるなと思って、たくさんの力を頂いた。

人って面白いなと改めて思った。

「スナックかすがい」の動画はこちらから。


文中の写真は写真家の野村優さんより。

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