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【04】2023年のテーマ

新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。

2022年は自分の中での「整理の年」で、
自分自身の現在地を改めて確かめることができました。
そんな自己整理を踏まえた2023年のまえけんの抱負の話です。

※昨年の自己整理ができた話はこちら↓

壮大なテーマと3つのカテゴリー

ずばり、2023年のテーマは【 NATURE 】としました。
日本語訳で 自然、ありのまま、本質 。

物事を硬い概念から捉えるのではなく、自然に起こったこと、自然に起こることから捉え直す。
自分の気持ちに素直に、正直に向き合い、環境の変化を力に変える。
そういう1年にできたらという想いから決めました。

さらに、この「NATURE」という考え方を中心に、自分の活動フィールドを以下の大きく3つのカテゴリーに分けて、1年間を過ごしていければと思っています。

自分の活動の棲み分けができるようになった、これは自分にとっての大きな財産です。その財産を次につなげる、つなぐということも忘れず、過ごしていきたいです。

▶︎ミニマルコミュニティ

まず一つ目のカテゴリーはミニマルコミュニティ

これまで、去年の今の時期は大きなコミュニティを作って、大きな社会課題を解決していきたいと思っていました。
しかし、情報で溢れ多様化が進む現代で大きなコミュニティを動かすには、どうしても時間と労力、意思疎通が必要で、やっとできた情報を発信してもすぐに分散してしまうような時代です。
そんな時代ではアジャイルな活動はできず、なかなか新しい価値は生み出しづらいと思っています。

一方で、2〜10人以下の小さなコミュニティ(ミニマルコミュニティ)であれば、意思の統合もとりやすく、ブレストからアウトプットまで短期間で取り組むことができ、社会課題に何度でもアプローチすることができます。
社会に何か提言し続けたい自分にとっては、そう言ったことのできる場所は欠かせない存在だと思っています。

とても共感した記事を貼っておきます↓
この記事でいうスキルを表現しやすい舞台「ホームプレイス」となる場所があれば、社会を変えていくきっかけになっていくのではないかと思っています。

「NATURE」と結びつけると、
物事の自然(本質)に対してアクションを起こせるのがミニマルコミュニティではないかなのかなと思っています。

▶︎別解ラボ

そんなミニマムコミュニティを語る上で一番欠かせないのが「別解ラボ」。
2020年のコロナ禍から始まったこのサードプレイスは、オンライン上で始まり、今週末にはついに100回目を迎え、リアルイベントとして開催することになりました。

別解ラボメモリアルイベントのテーマ
>>別解ラボのこれまでのテーマはこちら

VUCA時代の今必要なのは「解釈する力」であり、そのトリガーとなるのキーワードが「別解」。
別解を持ち寄ることで新しい価値観を得たり、これまでを省みたり、社会の課題に対して、自分たちのような一般人がどう解釈できるか、そしてどうアプローチできるのか、を定期的にブレストできるようなコミュニティに育っていけばと思っています。

▶︎空き地プロジェクト

もう一つ紹介したいミニマルコミュニティ「空き地プロジェクト」

福井に住み始めるようになってから同世代とのつながりが全くありませんでした。
そんなところで何か作れないかと始まった
福井の若者コミュニティの卵※」※まえけんが勝手に命名。笑

まだはっきりとした形にはなっていないものの、「公共」の考え方を実際のリアルで体現できそうな、ポテンシャルの高いミニマムコミュニティだと思っています。

昨年は夏に社会人になって初めてキャンプをして、夜に焚き火を眺めながら将来について語り、翌日には人生で初めてサップ体験をしました。

焚き火を囲んで将来のことを語ったのは忘れられない思い出

そんな「なんかいい」「感覚的に大好きな」時間があったことが、紛れもなく今の自分につながっています。

今年も1度だけでいいから、そんな体験、経験ができるような時間が訪れてくれるといいなと思っています。

■ライフワーク

2つ目のカテゴリーはライフワーク

「人生という大きなスケールの中で何に取り組んでいきたいか。」
今まではそんな問いを避けてきたような自分がいたけれども、実際はそこを意識することで自分だけの「軸」ができて、そこを起点に新しいことを始められるのではないか、と思うようになりました。

そんな僕のライフワークは「手話を通した活動」です。

これまでも「手話」関係の活動はサードプレイスとは切り離して考えていて、違和感がありました。
サードプレイスというと自分がありのままの自分でいられる場所と定義されることが多いのですが、手話自体はそもそもろう者の文化なので、手話関係のコミュニティでありのまま自分でいられる、ということはできるようでできないのではないかと思う節があり、あえて切り離して考えていました。

そんな中、ライフワークという切り取り方をすればすごくしっくりきて、「自分はろう者になれないけれど、手話を通した活動で聞こえない人と聞こえる人の架け橋になることをライフワークとしてやっていきたい」と思うようになりました。

手話の関係人口は年々減っている現状は変えられませんし、今後も顕著になっていくかと思います。

そんな現状を踏まえて「NATURE」と結びつけると、
自然現象に対してどのように守っていくか、それを考えるのがライフワークなのかなと思っています。

■N-Actionふくい

自身のライフワークの中で一番の原動力となっているのが「N-Actionふくい」。昨年4月に立ち上げたこのコミュニティは、概ね40歳以下の聞こえる若者で活動していますが、中心メンバーは7人というミニマムコミュニティでもあります。

2022年10月に行ったデイキャンプ企画の様子。
20人ほどが集まる素敵な企画になった。

>>N-Actionふくいのこれまでの活動はこちら

僕自身、場所を作ることで何かのきっかけが生まれると思って活動しています。

Nアクのような小さくてもポテンシャルの高いコミュニティが身近にあって、集まりやすい環境があればあるだけ、きっかけは生まれやすいと思っています。

「きっかけ」というのは色々あると思うのですが、
例えば、集まるだけだったところから、一緒に話し合う場になったり、ろう者の生活について考えるようになったり。
聞こえる若者はもちろんのこと、聞こえない若者にとってもお互いに近況を報告し合えたり、若者同士だから話せる話で盛り上がれば、今度個人的な集まりになったり。

そんなポテンシャルの高いNアクというミニマムコミュニティを自身のライフワークとして、成長させられるような1年にしていきたいです。

■手話通訳者養成講座

手話のこと、聞こえない人のことをもっと知りたい、もっと学びたい、そう思って昨年から受けている手話通訳者の養成講座。

養成講座は全部で3年間あります。
今年の3月で1年目が終わり、また次年度早々に2年目が始まるようです。
毎週2時間、講座に通えていますが、こちらも1週間の中でみるととても貴重な時間です。

この講座で学んでいる時間こそが自分の「ライフワーク」と、この後紹介する「インタグレーション」の定義の要となる時間になると思うので、毎度何かしらの学びを深められるよう、向き合っていきたいと思います。

●インテグレーション

最後のカテゴリーはインテグレーションです。
近年、ワークライフバランス、ではなく、ワークライフインテグレーションという考え方が広まり始めています。

ワークライフインテグレーションとは、仕事と生活を統合させる考え方です。仕事と家庭生活の双方が相乗する存在となり、公私ともに高め合うことを目的としています。

今後は「ミニマムコミュニティ」「ライフワーク」なども含めた様々な場所で使う時間を「自分らしく統合」して考えていきたいです。

NATUREと結びつけると、どんな環境でも自然体(ありのまま)の自分を優先して考えたい、と思っています。

●家族のこと

インテグレーションの中心となるは「家族」です。

今年も家庭内で様々な変化が起こる年だと思っています。

仕事もサードプレイスも大事ですが、
まずは家庭第一で考えていこうと思っています。

現実をしっかりと受け入れ自分たちにとって最善の選択を。
どのようにしたら2人で幸せで快適な生活が送れるのか。
常に考え、実行に移していけたらと思っています。

社会の自然な流れを受けて、と言う意味だと、
一昨年はウッドショックのことを聞いて家を買いましたし、
昨年は友達からメタバースの話を聞いて「Oculus Quest2」を即買いました。

和室でメタバースを楽しむ自分。笑

思い立ったが吉日とはまさにその通りで、Oculus Quest2に関しては、買った翌月から半導体不足の影響で値段が爆上がり。
欲しいと思ったその瞬間に手に入る方が幸せだと思いますし、鉄は熱いうちに打ってこそ色々な形に様変わりするものだとも思います。

●仕事のこと

今年で5年目に突入します。
1年目から変わらない部署で5年間いるとなると少し長いそうで…。
こちらもそろそろ異動は近づいてきているような気もしています。

部署が変わったりやることが変わったとしても、変わる環境にどう自分らしさを出していけるかだと思います。
自分だからできた、自分が携わったからこうなった、と言えるような事業を一つでも二つでも作っていければと思っています。

2023年にまえけんと関わる皆さんへ

ここまで読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。
自分の中の整理ができた2022年があったからこそ、2023年は前だけ向いて進むことができそうです。

個々の活動を見ていくと、なかなか思うように行かないこともありますが、家族はもちろん、一緒に活動するみなさまへの感謝の気持ちを忘れず、邁進していきたいと思います。

今年は何より「ありのまま」をテーマに!笑

今年も何卒、よろしくお願いいたします!

2023.1.1 まえけん


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