ムサビ通信の良いところ

こんにちは。前川結佳と申します。
現在、『武蔵野美術大学通信教育課程』に在籍しています。学年は4年、学科は日本画専攻です。

今回は、私がムサビ通信に通ってみて『良かったなぁ』と感じたところをいくつか紹介します。
※あくまで私個人の感想です。



  1. 武蔵野美術大学本校(鷹の台)の図書館が使える!

  2. 色んな業種、性別、年齢の同級生ができる!

  3. 実技課題の添削シートが貰える!


他にも色々と『良いなぁ』と思うことはありますが、全て書き出すと量が半端なくなりそうなので、今回は上記3項目についてまとめていきます。

さて、ではまず1つ目から…。
これはそのままなんですが、ムサビ通信生もれっきとしたムサビ生です。(通学制の生徒がそう思っているのかは知りませんが)
なので、大学の施設を使うことができます。学食や画材店はもちろん図書館も対象です。

ムサビには市ヶ谷キャンパスがありますが
通信生が授業で使うのは鷹の台本校か、吉祥寺校、三鷹ルームのどれかです。なので私は図書館の利用は鷹の台でしかしたことがありません。

私は実際に行ってみて、蔵書数多いなぁ!と感じました。あと建築ですね。めちゃくちゃ『オシャレ』なんですよ。ただ箱を建ててそこに本を保管してますというものではなく、建築作品として楽しめる造りは、本を借りにいく目的が無くても定期的に訪れたくなるもので、私は個人的に好きなスポットです。
(ガラスで覆われている構造なので雨音が煩いとか結露が酷くいとか批評もあるようです)

図書館にはDVDなどのメディア資料の貸し出しと試聴できるスペースもあります。もし大学の近くに住んでいたらここで資料集めてレポートも書きやすいだろうなぁ、いいなぁっていつも思います。私は地方組なのでしょっちゅう利用できないのがもったいないとも感じてます。

では、2つ目。
ムサビ通信の学生のほとんどは社会人です。あとはリタイアした年配の方や、主婦/主夫さん。
通学生にもいろんなバックグラウンドを持っていて年齢もバラバラな生徒が集まっているとは思いますが、通信の方がより個性豊かなのでは?と思っています。高校生や浪人生から直で大学生になりましたというよりも、一旦別の大学を卒業して就職し、その後の学び直しに来た方が多い印象です。例えば教員免許/学芸員資格が過去に取れなかったからムサビで取り直しにきました!という話も聞きます。

プロのアニメーターさんやお絵描き教室を開いている方、デザイン会社に勤めている方、何か新しいことを知りたくて入学しましたという定年退職者の方もいらっしゃったり。

私個人は、日本の場合、一般的には美大に入るためにデッサンを練習したり画材の基礎的な扱い方は知った上で入学するパターンが多いと思っています。ですが、ムサビ通信は書類提出のみなので、美術の知識ゼロ、画材の扱い方の知識ゼロの状態でも入学できます。だからこそより色んな経験を持った学生が集まるんだろうなと感じています。
ムサビ通信は年齢も性別もどれもバラッバラなので学年は違っても先輩後輩の境界線は感じたことがありません笑
みんな一緒に同じラインで学ぼうという意識がある気がします。

それでは3つ目。
私はこれがいちばん通信制を選んで良かったなぁと感じる部分かもしれません。
なぜなら、たとえ添削してくれた教授いち個人の考えだけだとしても、その人の私の制作した作品についての意見をまとめたシートを貰えることは、すごくありがたい!と感じるからです。

例えば、デッサンの授業を取ったとします。白い四角い立方体を描きなさいという課題を出されて、デッサンし、それを講評してもらったとします。大概は口頭でそれについての良し悪しを指摘されて終わりなんです。自分でメモをとったり、録音・録画ができる状況ならそれをしないと記録できないと思います。

ですが、ムサビ通信の場合は対面授業では無い限りどの授業でも提出した課題やレポートに必ず添削シートが付きます。次の制作に活かせる知識やアイデアを紙媒体で保管できるのはすごく利点です。


さてさて、ここまで私が感じているムサビ通信の『良いところ』をまとめてみました。恐らくムサビ通信に通っている方、卒業生も似たような魅力を感じているのではないかと思います。ただ、どうしても地方組は図書館を頻繁に使えないし、地方組の学生の割合が少なかったりして交流がSNS頼りになったりと難点もあります。
なので、同じ学費を払っていてもコスパの良さは個々によるんだよなぁというのが正直なところです。

今回は長文になってしまいました…。ここまで読んでくださってありがとうございます!次回もムサビ通信について情報をまとめていきます。


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