技術の進化の恩恵とおせっかい
ここ近年の技術の進化はめまぐるしく、生活の中にも幅広く入ってきていて、話しかければ言うことを聞いてくれる家電、自動アシストの自動車と、まさにドラえもんのポケットから出てきたようなアイテムがたくさん登場しています。
自分は音楽が好きなので、楽器などに特化して掘り下げたい、っと言うかただのぼやきになりそうですが・・・。
まあ、その辺は使う人が自由に選択すれば良いですもんね、って前提で。
まず、DAWの技術です。以前ピンポン録音の記事でも取り上げましたが、今のDAWはすごいですね。トラック数もPCのスペックの許す限り無制限だし、有料から、無料のフリー、ソフトにバンドルされている音源もクオリティーの高いものが入っています。
ちなみに自分が使っている音源はバンドルものとフリーのもの、後はCPなどこだわりの音色はお気に入りのキーボードからオーディオで録音しています。ギターやベースも必ず手弾きでレコーディングしています。
そんなデジタルを活用しながらもアナログプロセスよりな発想な自分には、何でも最新、最強スペックを追い求めたりはしません。
まあ単純に投資することが出来ないこともありますが、ある程度のところで、自分が求める機能がそろえばそれ以上は必要が感じられない限り、購入したいと思わないからです。
言ってみれば、冷蔵庫にあるものでご飯の支度をするって感じですかね。(いやちょっとちがう?)
DAWでドラムの音源(VST-i)を購入したことがありますが、結局のところ、フリーやバンドルのもので用事が済むことが多くなりました。
なぜか?ドラム音源で言うと、何でも出来るから、何にも出来なくなるのです。つまり、求めてもいない機能が多くある為に、本来したいことになかなかたどり着けないのです。
ドラムのパートを録音したいのに、エンジニア気分を満足させる為のツールが満載で、そのお膳立てが邪魔をしているのです。求めている人も当然いるでしょうが、自分はドラムトラックを作りたいだけで、マイキングや、ミキサーのバスに様々なエフェクトを差し込んで設定を楽しみたいわけじゃないのです。結局演奏の技術があっても、エンジニアのノウハウがないと満足に使いこなせません。
しかも機能をてんこ盛りにするので、PCのスペックを必要とし、無駄にソフトが重くなります。これについていこうとするとマーケットの戦略にまんまと乗ってしまうことになります。
本末転倒です。
そしてDAWソフト本体も、各メーカー成熟しており、無駄なおせっかいな機能を次から次へと載せ放題で、重くなります。手段と目的があべこべで、これまた本末転倒に自分には思えます。
よって、自分はDAWは10年以上変更なしです。音源も変わっていません。特別高価なものは無いですし、レコーディングに使用しているPCはいまだにxpです。これはどうかともおもいますが・・・・(汗)
それでも使っていて困ったことは無いですし、もしかしたら最新のDAWの機能の中に、驚くような素晴らしいものもあるかもしれませんが、今思いつかないって事は、無くても良いって事なので、そんなことなのでしょう。
あと、楽器方面でも良くも悪くも技術が飽和しているようにも見えます。
需要の方向性違いなのでしょうか?ギターアンプも良し悪しですね。何でも出来て何にも出来ないみたいな・・・。
キーボードもカオスです。キーボードはここ30年くらい頭打ちだと思ってます。操作や、出来ることって部分では便利な機能もあるでしょうけど、音色については何も変わらない気がします。そもそもどんな音色でも創れる技術が出来上がってしまっていますからね。
以上はあくまでも自分の個人的使用法においての感想で、プロユースにあってはもっと前向きな捕らえ方だとは思います。
だからどうしたって聞かれても、いやどうもしません。(爆)
まあ、何事もほどほどに恩恵に与れれば、それで十分ありがたいですなぁと言うことです。
追いかけすぎると振り回されますからね。賢く活用したいものです。
今日はどうもつれづれがすぎましたかね・・・。しつれい(汗)
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