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南東スラウェシ州の旅 2日目 クンダリ観光とムナ島

朝早く宿の近くを走ってみた。
おあつらえ向きの長方形の公園があり、一周2キロくらいある。
市民ランナーたちが朝夕走っていて、わたしも混ぜてもらった。

5周走る予定だったが、暑くなってきたので4周で止めた。

9時前でも日差しがきつい。

宿でシャワーを浴び、洗濯してから観光に出かける。


南東スラウェシ州博物館

まずは博物館からだ。
到着してみると、心配になるくらいの簡素な建物があった。

やっぱり貧しいので文化的なところにまで金が回らないのかな、なんて思っていたら、ここは事務所で博物館の建物は別だという。
失礼しました。

親切にも二人の職員の方にご案内いただけることになった。

伝統家屋の前にて
活動報告に使うようだ。
お役に立てれば幸いです

博物館は立派だった。

地球誕生から始まり、石器時代、土器と進む。
このあたりはトラキ族が複数の王国に別れて暮らしていた。ブトンとムナ島は別民族。
ブトン族は青い目を持つ人が一定の割合でいるのでも有名だ。
わたしも行きの船で見た。緑内障や白内障の可能性もある。

昨日行った温泉のあたりにもジャワ島のクディリから来たという王朝があったと言われている。

トラキ族は稲作への移行を拒否し、伝統的な焼き畑農業を続けていることで有名なようで、調べるとたくさんフィールドワークの資料が出てくる。

また、サゴヤシから取ったデンプンで作る料理も食べる。このあたりではシノンギと呼ばれている。
マルク諸島で食べたときは、ポペダとかプペダと呼ばれていた。
北スラウェシのマナドにもあったから、サゴヤシの食文化は広範囲に広がっているようだ。

楽器がいくつか展示されていて、竹の楽器アンクロンの原型、木琴の原型みたいで興味深い。

アンクロン
木琴

あと興味を持ったのは木の皮から作った服。触らせてもらったら、意外に柔らかかった。
我慢すれば着られるレベル。

見た目もおしゃれ

博物館をゆっくり楽しんだあと、カフェに立ち寄り南スラウェシ名物サラバ(sarabba)を楽しむ。

生姜がしみる。

ちなみにメイン画像の塔は、整備不足のため登れないと聞いた。

ムナ島へ渡る

13時にスピードボートが出るというので、ホテルをチェックアウトしてグラブで港へ向かう。
6キロで19,000ルピア
魚の匂いがプンプンするいかにも港町といった場所だ。

船賃はムナ島のラハ港まで17.2万ルピア(1720円)
まあまあ高い。

13時発の船は、14時に乗船を開始し14時15分にラハに向け出港した。

Express Cantik号
チャンティック=かわいい

船は順調に進む。
3時間半でラハに着いた。

船の上に出られるので夕日を眺める
桟橋を歩き町へ向かう

大きな町のようで、まっすぐな広い道路が走っている。あまり島っぽい感じはしない。

ホテルは港の近くのいいところにした。
DJホテルというできて1年の新しいホテルだ。
驚くほど親切なスタッフたちでオススメできる。

夕食はシーフード屋台で

まずは地元の新鮮なシーフードを頂こうと、ホテルで聞いた海沿いのレストランにやってきた。
親切にもバイクで送り迎えしてくれるという。

魚は店の人に勧められた知らない魚にした。といっても、アジとムロアジしか分からない。

1番左のやつ

ヤシの殻を燃料に焼く。

ブンブ(タレ)をつけないただの塩焼にしてもらう。
魚が新鮮な時はシンプルな味付けに限る。

これで4万ルピア(400円)

スープはサユルベニンと言っていた。
調べると、バヤム(ほうれん草)のスープらしいが、明らかにほうれん草ではない。
もしかしたら、新芽を間引いたものを使っているのかもしれない。
さっぱりした味つけでホッとする感じがする。

今日のルート








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