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MBAのクラス登録と授業の様子

本日8月21日が最初のクラスでした。まだ気分がまだ高揚していますので、そのまま書きます。
転職して最初にオフィスに出社したときのような緊張感とやる気が混ざったような久しぶりな感覚でした。


1.授業の登録

このセメスターでは前半2コマ、後半2コマの計4つの授業をとります。大学のシステムに入って選び、登録しろとメールで連絡がきます。

ただ、実際のところは、選ぶというよりも最初から決まっており、私のクラス「YP69C(Young professionalの略)」は8月から10月まで①月曜と水曜の13:00-15:30にOrganizational Behaviour and Managing People、②火曜と木曜の8:00-10:00にFinancial Report and Controlを取ることになりました。

登録すると許可が下りましたとメールで連絡があります。また、授業が始まる2日前にはGoogle scheduleで連絡が来ます。
時間、教室、クラスメートがわかります。ただ、いわゆるシラバス的なものは発見できず、どの教授が教えるのかもわかりません。
私がIT音痴なため発見できなかった可能性があります。

2.授業の前の準備

寮に荷物を置くとすぐにMBAの建物に行き、MBAの登録でお世話になったYannieさんを訪ね、授業が始まる前に何を準備したらよいのか、教科書の連絡がこないのだが、いつ教科書を買うのか聞いてみました。

すると、教授に聞けと言われ、Mr. Indraを訪ねるように言われ行ってみました。
Indra教授に教科書の指定はないのか聞いたら、「授業のときに教授から話があると思うが、図書館で借りるんだ」とのことでした。
日本やアメリカのときは、事前にテキストの指定があり、本屋に買いに行ったものですが、インドネシアは違うようです。
やっぱり教科書代がかさむのはインドネシア人学生にとって厳しいからでしょうか。

そこで図書館の場所を聞いて行ってみました。
座っておられる司書らしき人に、「Organizational Behaviour and Managing Peopleの教科書を見たいのだがどこにありますか?」と聞くと、「さあ教授によって使う教科書が違うからね。ちなみに去年はこれだった」、と見せてくれました。
20冊も置いていません。今年のYoung Professional MBAは102名もいるのに、全く足りないと思い、もし足りなかったらどうするのか聞いたところ、その時は教授から代わりの教科書の指示があるとのことでした。

なんだかどんな授業の進め方なのか、まったく想像がつかないまま当日を迎えました。

3.授業の様子

クラスにはドイツから来た短期の交換留学生2名を含め40名の生徒がいました。
男女比は22人対18人で若干男性が多いです。そしてみな若いです。
学部が理系だった人は?という教授に質問に対し、半分以上が手を挙げていました。やはりバンドン工科大学なだけに、MBAでも理系出身者が多いのかもしれません。

教授は自分も修士課程までは物理学専攻だったとして、ビジネスは理系の学問と違い答えが複数あり、複雑な人間を相手にしなければならないことをまず理解する必要があると言っていました。

おそらく、最初に「Organizational Behaviour and Managing Peopleを持ってきたのはこのためかもしれません。理系の人間にビジネスを教えることを意図しているのだろうと想像します。

2時間半もぶっ続けで何をやるのかと思っていたら2時間くらいは授業の進め方、評価の仕方の説明と質疑応答に使い、最後の30分にクラスリーダー決めとグループ分けに使いました。

グループ分けにあたっては、社会人経験がある人間をグループリーダーにすることになり、私もグループリーダーになりました。
ビジネス経験がある生徒は全体の1/3くらいです。逆に言えば、2/3は大学卒業後そのままMBAに来ていることになります。

私は自己紹介のときに、「MakotoでもUdaでも呼びやすい方で呼んでください。おそらく、Udaの方が簡単でしょう。Uda dari Padanだから」と話しかけ、クラスメートにすぐに覚えてもらいました。

 インドネシアでは男性によびかけるときにMr.の代わりに地域によって様々な言い方で呼びます。ジャカルタであればマス、バンドンはアカン、そしてパダン(スマトラ島の町)はウダで呼びます。お兄さんというニュアンスが近いです。

ジャカルタ駐在時代からつかみで使っているやり方で、Uda dari Padan(パダンから来たウダ(お兄さん)です)というと、インドネシア人の中には本気で私のことをパダン出身のインドネシア人と信じる人もいて面白く、また不思議とすぐに覚えてもらえます。

授業の中身はおいおいレポートします。本は買わずにケースが大学の学習サイト(EdunexというITBが作成したもの)で配布されるらしいです。

入り口を入ったところ


続く

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