スマトラ島の温泉をめぐる旅 21日目 最終日 旅のまとめ
早いもので明日から授業が始まります。写真は飛行機から撮ったジャカルタの空港周辺の夜景。
スマトラ島は大きく見どころも多いので、20日あまりの日数では、島の上半分を駆け足で見ただけの旅になってしまいました。
それでも、温泉をめぐるというテーマに関しては100点。数もまわれたし、日本にない珍しい温泉にたくさん出会えました。
ほかにも、わたしがインドネシア留学のテーマの一つとしている、多様な民族と文化に触れるという点でも、収穫は多かったです。
アチェ、ガヨ、カロ、トバ、ミナンカバウ人に会って、彼らの特徴を自らの体験を通して感じとれた満足感があります。
イエスノーをはっきり言うバタック人、音楽好きな民族でもある。
母系家族のミナンカバウ人の女性オーナー達、雄弁に交渉するオジェックの運転手も印象的でした。
インドネシア人とか、インドネシアと一言で表すことなどできないことを改めて思い知らされた3週間でした。
なにしろ、スマトラ島一つとっても多様性の塊なのだから。本当に奥深い国です。
新たな発見
わたしの旅の目的は、自分の目を通して独自の認識を持つことにあります。
今回、今まで思っていたのと違うことや発見がありましたので、いくつかご紹介します。
アチェ州
ガヨコーヒーは苦くて濃いというイメージだったが、豆の問題ではなく、入れ方の問題だった。豆自体はガヨマンダリンは酸味が強くさっぱりした味の豆が多い。入れ方はタリックコーヒー(何度も豆を濾して濃くしていく入れ方)のために濃くなりがち。
コーヒーの品種の多様さ。ワインやバーボンの香りというのは新鮮だった。
アチェダンスはアチェ人ではなくガヨ族の踊りで、場所はバンダアチェとかなり離れている。正式にはサマン・ダンスという。
サバンは本当の最西端ではない。インドネシア最北端の島がウェー島の沖合にあり見える。
一番イスラム教が盛んなアチェが、一番モスクの音量が小さい。大きなモスクは別にし、小さいモスクはそれなりの音量。それに引き換えバンドンは、こういっては失礼かもしれないが小さなモスクたちが声を張り上げお互いの声で余計に聞こえなくなっている。
北スマトラ州
トバの刺身料理は本当に生魚だった。スパイスに長時間漬け込むことで寄生虫を殺し食中毒を防いでいると思われる。なぜ生で食べ始めたのかは分からない。
ブラスタギの位置づけは、ジャカルタにとってのプンチャック峠、バンドンにとってのレンバンで、メダンの人たちが週末に行楽に行く場所になっている。週末は大渋滞する。
西スマトラ州
ミナンカバウの本拠地に彼らの名前の由来にもなっている水牛がいない。
パダンだからといってパダン料理屋ばかりではない。むしろ、パダン料理比率は場所によってバンドンの方が高いくらい。
ミナンカバウのモスクはおしゃべり(ブキッティンギとパダン)。アザーンの後、説教みたいなのを大ボリュームで流している。バンドンや他の地域ではみられない。
スマトラ全般
スマトラ島の文化はジャワ島よりもマレー半島の方が類似性が高く、つながりも深い。
スマトラ島はインディカ米(長細い米)と聞いていたのに、2回に1回はジャポニカ米だった。しかもパダン料理屋(老舗のパギ・ソーレ)でもジャポニカ米を使っていた。
ローカルチェーンのコンビニがたくさんある。アルファマートやインドマレットよりも多いくらい。
海からきたプロトマレー族は、例外なく内陸の高地に移り住んで、そこで繁栄している。涼しい気候で住み心地がよいのは確かだが、海洋民族として海を渡ってきた人びとが海を捨てた理由を知りたくなった。スマトラだけでなく、スンダもジャワも同じ。スラウェシ島のトラジャやミナハサも同じで、マルクのハルマヘラ島も同じ。
今回もNoteの海外旅行と温泉特集にご紹介いただきました。
いつもありがとうございます。
今回の温泉は、いままでインドネシアでまわった温泉の中でもトップクラスの温泉が多く、甲乙つけがたいのですが、日本からのアクセスのしやすさでいえば、ブラスタギとトバ湖周辺(パングルンアン、シポホロン、タルントン)がよいと思います。
KL経由でメダンまで飛び、そこからバス移動でブラスタギに1泊、パングルンアン1泊、シポホロン1泊でメダンに戻る感じでしょうか。
できれば、サモシール島のトゥトゥにも泊って近隣のトババタック族の文化も見られれば最高です。
スマトラ島で魅力的な場所や温泉は他にもあるのですが、日本からのアクセスを考えるとこうなるだろうというのを、Noteのご担当の方はよく理解されているなと感心しました。
まさにそこが今回選ばれているのです。
帰路について少々
フライトはいろいろ考え、18:50パダン発にし、21:00にジャカルタのスカルノハッタ国際空港に到着しました。
過去どこか忘れたが一度だけ経験したことのある、タッチアンドゴーが今回ありました。
タッチアンドゴーとは、一度着陸するも減速せずそのまま離陸することで、今回はちゃんと着陸まではしていない。滑走路が見えるところまで近づいてはいました。
機長は理由を説明せず、ただ管制塔からの指示に従ったとだけ言っていました。気になる。
大きく旋回したあとまた着陸態勢に入り5分後に無事着陸。
離れたところだったため、バスにのって移動し、空港の出口を出たのは21:30。
バンドン行きのバスを探したら22:00発のJackal Holday社のバスが見つかり予約。195,000ルピア(1950円)。
バスといってもトヨタのハイエースのバンタイプ。いつもの発着場所じゃないところに止まっていたようで、係員2人がかりで連れて行ってもらいました。こういうところがインドネシアのいい加減さ、生産性の低さです。
なんとか無事乗ることができ、ホットしているところです。
夜で通行量も少ないでしょうから、バンドンには夜中の1時頃つくでしょう。わたしもひと眠りすることにします。
これで旅の記事を終わりにします。長らくありがとうございました。
明日以降、日常の記事に戻ります。
過去の温泉、観光記事は以下にまとめています。
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